日本三大稲荷【笠間稲荷神社】のひなまつり(茨城県笠間市)
茨城県笠間市にある笠間稲荷神社は、京都の伏見稲荷大社、愛知県の豊川稲荷神社と並ぶ日本三大稲荷と言われています(諸説あり)。全国から訪れる参拝客は、年間350万人以上。
茨城県内では、最も参拝客が多い神社でもあります。そして笠間市といえば、笠間焼。焼き物の街ならではのひな祭りイベント「桃宴」(とうえん)では、可愛らしい陶製の雛人形が出迎えてくれます。必見です。
お稲荷さんに見守られながら商売繁盛を祈願する
笠間を旅するならまずはココは外せないでしょう!というのが、笠間稲荷神社です。ここは商売繁盛のご利益があるとも言われています。県内で最も参拝客が多いとあって、正月三が日などは拝殿に長蛇の列ができますが、普段はゆったり参拝出来ます。私もゆっくりお参りしました。丁寧に参拝したので、私の仕事運もアップする、かも!?
拝殿の少し手前、楼門(ろうもん)にたどり着くまでの間に歩く参道には、お稲荷さんの名で親しまれる、キツネの像が何体も並んでいます。キツネは神様のお使いとされ、地域の人達にも愛されているようです。お稲荷さんの足元には、キツネの好物、お豆腐やお揚げがお供えしてあります。
■笠間稲荷神社
・住所: 〒309-1611 茨城県笠間市笠間1番地
・URL: http://www.kasama.or.jp/index.html
陶器の雛人形が個性的!笠間焼きのひなまつり
笠間稲荷神社から、車で5分。続いて訪ねたのは「笠間工芸の丘」です。笠間市といえば、焼き物の街としても知られています。笠間焼きは「特徴がないのが特徴」と言われていて、伝統にとらわれない、自由な作風の作品が多いのです。
市内にはいくつもの工房がありますが、複数の作家さんの作品が並ぶのが「笠間工芸の丘」です。ここはお皿やコーヒーカップ、とっくりなど日常的に使う食器が揃います。
そのほか、観光客が自分でロクロを使いながら器を作ったり、粘土を器に形作る手びねり、素焼きの器に絵を描いたりなど、各種陶芸体験などが楽しめます。
毎年、1月末から3月3日までは、ひなまつりイベント「桃宴(とうえん)」が開かれています。
陶製の雛人形は、作家ごとに、とても個性的!一目惚れして家に連れて帰りたくなる雛人形に出会うことができます。イベント開催中は、陶製の雛人形作り体験なども行えます。
■笠間工芸の丘
・住所: 〒309-1611茨城県笠間市笠間2388-1
・URL: http://www.kasama-crafthills.co.jp/
私が訪ねた時期(2月中旬)はまだまだ寒く、笠間稲荷神社へもダウンコートを着て行きましたが、春になると、境内の藤棚が見事な藤の花を咲かせます。
春待ちの時期に開催されるひなまつり「桃宴」。陶製の雛人形は本当に可愛く、暖かい気持ちにさせてくれます。神社周辺は、季節ごとに様々な表情を魅せてくれるエリアです。
記事:牟田祥子
※本記事は、「日本の歩き方」内、「おでかけガイド」に2016年3月1日に掲載されたものです。
筆者
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