海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP >ニュース&レポート >観光 >日本 >関東 >茨城 >【2020年】偕楽園「水戸の梅まつり」見どころ、開花状況、アクセス方法と周辺の千波湖、弘道館へ

【2020年】偕楽園「水戸の梅まつり」見どころ、開花状況、アクセス方法と周辺の千波湖、弘道館へ

2020年02月07日

偕楽園「水戸の梅まつり」

関東の梅の名所、茨城県・水戸の偕楽園で開催される「水戸の梅まつり」の見どころ、開花状況、アクセス方法と偕楽園周辺のおすすめ観光スポット(千波湖、弘道館)を紹介します。

偕楽園臨時駅から入場!

出店などでにぎやか

筆者は茨城県水戸・偕楽園の「水戸の梅まつり」訪問に、偕楽園に隣接する偕楽園臨時駅を利用しました。この偕楽園臨時駅は、「水戸の梅まつり」の期間中(土・日・祝日)だけ列車が停車する臨時駅でJR常磐線の特急「ひたち」「ときわ」号や普通列車が停車します。期間限定の臨時駅のため、簡素なつくりとなっています。
 
偕楽園臨時駅で下車し、駅前に出ると、目の前に石段が見えてくるはずです。出店などがあってにぎやかな光景が広がっていることでしょう。

ところで、偕楽園臨時駅の利用にあたっては、乗車券、特急券ともひとつ先の水戸駅まで購入する必要があります。なお、臨時駅では乗車券は回収されず、偕楽園での散策後、偕楽園臨時駅から再び下り列車に乗り、水戸駅まで乗車することが可能です。

※偕楽園臨時駅には、上野・東京・品川方面行きの上りホームがありません(下り専用の臨時駅)。このため、上り方面に向かう場合には、偕楽園から路線バスや徒歩などで水戸駅まで行くか、水戸駅まで下り列車で行き、上り方面行きに乗り換える必要があります。

偕楽園に隣接する「常磐神社・義烈館」

偕楽園臨時駅から石段を上ると、偕楽園に隣接する「常磐神社・義烈館」の境内に入ります。境内は「水戸の梅まつり」の観光客でにぎわっています。旅の安全を祈願してから「水戸の梅まつり」会場(偕楽園)に入りましょう。

偕楽園「水戸の梅まつり」へ

淡いピンク色をした梅

石川県金沢の兼六園、岡山県の後楽園とともに「日本三公園」として有名な水戸の偕楽園は、何といっても梅で有名です。桜のような派手さはありませんが、梅が咲き誇る光景は美しいものです。

まだ、満開までには時間が・・・・・・

筆者が訪問した際は、多くの観光客が訪れていましたが、混雑で身動きがとれず・・・・・・、というほどではありませんでした。暖かい日差しの中をのんびりと、梅を眺めながら散策することができました。

偕楽園の歩き方

偕楽園の表門

偕楽園の園内をどのように回ったらよいのでしょうか。偕楽園の公式ホームページにも記載がありますが、表門からスタートするのがよいとされています。

筆者は、偕楽園臨時駅方面から園内に入りましたが(多くの観光客も同様)、偕楽園臨時駅に近い入口は東門となります。幕末の水戸藩主・徳川斉昭公が偕楽園を作った際に意図した「陰から陽」という世界観を体感するには、偕楽園臨時駅側とは正反対の表門から偕楽園に入場するのが「通」なのだそうです。

表門付近には竹林が広がる
梅の水鏡の美しい光景

「表門から入場した体」で「再度」園内に入ると、うっそうとした竹林エリアがあります。徳川斉昭公の意図した「陰」を体感でき、とても雰囲気がよいと感じました。さらに、竹林を抜けると池があります。池の水面に反射する紅梅が美しく、心が洗われるようでした。

偕楽園の敷地付近を列車が通過

JR常磐線の列車が、偕楽園の敷地のすぐ横を通過していきます。梅と鉄道のビュースポットです。

上の画像の列車は、JR常磐線の特急列車「ひたち」あるいは、「ときわ」号です。上下線合わせて1時間に4本程度、特急列車がやってきます。時刻表を調べた上で、列車と梅のコラボレーションを撮影したいものです。特急以外にも普通列車などが走り抜けていきます。

「好文亭」内を見学

木造2層、3階建ての「好文亭」
見晴らし抜群の「好文亭」

園内にある「好文亭」へ入りましょう。急な階段を上って3階に行くと、眼下に千波湖(せんばこ)や偕楽園の見晴広場などを見ることができます。抜群の眺めで、まさに殿様気分を味わえるのではないでしょうか。

偕楽園の拡張部、「田鶴鳴梅林」へ

のどかな雰囲気の田鶴鳴梅林

偕楽園から常磐線の線路を挟んだ反対側に見える「田鶴鳴梅林(たづなきばいりん)」にも行きましょう。田鶴鳴梅林は、偕楽園の「拡張部」です。整備された梅林が広がり、のどかな雰囲気の中で梅を見ることができるでしょう。

■偕楽園
・URL: https://www.ibarakiguide.jp/kairakuen.html

「白鳥の湖」、千波湖へ

周囲約3kmの千波湖
白鳥が目の前に

「田鶴鳴梅林」を後に、偕楽園に隣接する千波湖へ行きましょう。筆者は、気持ちがいいので千波湖(周囲約3km)に沿って散策しながら水戸駅まで歩くことにしました。

千波湖の周囲をゆっくり散歩していると、大きな白鳥が泳いでいるのが見えました。この千波湖の白鳥には、歴史的な因縁があるのだとか。その因縁とは、幕末の大老・井伊直弼が暗殺された「桜田門外の変」以来の歴史的な「わだかまり」に端を発しているのだとといいます。

「桜田門外の変」は江戸時代末期、政権中枢の大老・井伊直弼(今の滋賀県彦根市出身)が水戸藩の脱藩浪士に暗殺された事件として有名ですが、1968年に茨城県水戸市と滋賀県彦根市が親善都市になった友好のしるしとして彦根市から白鳥が贈られたのだそうです(今、湖面に浮かぶ白鳥は、その子孫でしょうか)。優雅に湖面に浮かぶ白鳥にも、歴史を感じることができる千波湖散策です。

■千波湖(千波公園)
・URL: https://www.city.mito.lg.jp/001373/senbako/index.html

JR水戸駅周辺を散策

水戸の納豆記念碑

千波湖の周囲を散策しながら、歩くこと30分程度で水戸駅南口に到着します。すると、奇妙なオブジェが・・・・・・。

「水戸の納豆記念碑」。今はあまり見られなくなった、藁に包まれた納豆の像です。水戸といえば、納豆も有名です。

水戸黄門の像はJR水戸駅の北口に

さらに、JR水戸駅南口から駅構内を通り抜けて北口へ進みましょう。日本人なら誰でも知っているテレビドラマ『水戸黄門(徳川光圀、水戸2代藩主)』の像が建っています。黄門様とお供の「助さん」「格さん」が像になっています。テレビドラマでもたびたび登場しましたが、徳川光圀の俳号といえば「梅里」でした。水戸は、梅の里なのです。

幕末の息吹を感じる弘道館へ

小学校の建物も歴史の香り
徳川慶喜も学んだ弘道館

JR水戸駅北口から徒歩数分のところにある弘道館方面へ参りましょう。弘道館の周囲には、学校などが建っていて、文化の香りが高いエリアとなっています。

弘道館は、江戸時代の第9代水戸藩主・徳川斉昭公が水戸藩の藩校として建立したものです。斉昭公の子で、江戸幕府最後の将軍となる徳川慶喜も学びました。幕末の息吹を感じることができるのではないでしょうか。

弘道館の敷地内に咲く山茱萸(さんしゅゆ)

弘道館の敷地内には白や赤色の梅だけではなく、「山茱萸(さんしゅゆ)」という黄色い花も咲いていました。秋にはグミのような赤い実がなって、漢方薬としても使用されるのだそうです。

弘道館の周辺には徳川光圀がスタートさせ、その死後も水戸藩の事業として200数十年も継続し、明治時代に完成した歴史書『大日本史』の編纂を行った水戸城三の丸の跡地などがあります。歴史好きには、外せないスポットです。

■弘道館
・URL: https://www.ibarakiguide.jp/kodokan.html

水戸・偕楽園の梅は、例年2月下旬から3月上旬に見頃となります。約100品種約3000本の梅が植えられており、「早咲き」「中咲き」「遅咲き」とさまざまな品種がありますので、長期間にわたって花見を楽しむことができます。また、水戸駅周辺を散策する場合には、特に江戸時代の歴史を事前に調べておくと、さらに旅が楽しくなることでしょう。観梅と歴史の舞台、茨城県・水戸への旅に出かけてみませんか。

※初回掲載: 2018年02月23日

お気に入り

※この記事が気に入った方はクリック

このニュースに関連する他のニュース