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茨城県水戸・偕楽園 梅まつり・千波湖・弘道館 日帰り旅

2018年02月23日

水戸・偕楽園の梅まつり

 関東の梅の名所、水戸の偕楽園で開催される「梅まつり」を紹介します。「梅まつり」期間中の週末、かつ東京方面から水戸方面へ向かう下り線のみに偕楽園臨時駅が開設されるほどの人気スポットです。また、偕楽園周辺の水戸のおススメ観光スポットも紹介します。

偕楽園臨時駅から入場!

出店なども出て賑やか

 水戸・偕楽園の「梅まつり」期間中(土・日・祝日)だけ列車が停車する偕楽園臨時駅で、JR特急「ひたち」号から降りました。期間限定の臨時駅のため、簡素なつくりとなっていますが、その駅前から先に石段が見えます。出店などもあって賑やかです。早速、行ってみることにしましょう。なお、乗車券、特急券とも1つ先の水戸駅まで購入するかたちとなります。臨時駅で乗車券は回収されず、偕楽園での散策後、臨時駅から再び下り列車に乗り、水戸駅まで乗車することができます。

※偕楽園臨時駅には、上野・東京方面行きの上りホームがありません(下り専用の臨時駅)ので、偕楽園から路線バスなどで水戸駅まで行くか、水戸駅まで列車で行き、上野方面行きに乗換えが必要となります。

偕楽園に隣接する「常磐神社・義烈館」

 偕楽園臨時駅から石段を登ると、偕楽園に隣接する「常磐神社・義烈館」の境内に入ります。「梅まつり」への観光客で、境内が賑わっています。旅の安全を祈願してから、「梅まつり」会場に入りましょう。

偕楽園「梅まつり」へ!

淡いピンク色をした梅

 偕楽園「梅まつり」の会場に入りましょう。石川県金沢の兼六園、岡山県の後楽園とともに、「日本三公園」として有名な水戸の偕楽園ですが、偕楽園といえば、何といっても梅ですね。桜のような派手さはありませんが、梅が咲き誇る姿も美しいものです。

まだ、満開までには時間が・・・

 多くの観光客が訪れていますが、混雑で身動きがとれず・・・、というわけではありませんでした。温かい日差しの中をのんびりと、梅を眺めながら散策することが出来ました。

偕楽園の歩き方とは!?

偕楽園の表門

 偕楽園の園内をどのように周ったらよいのでしょうか。偕楽園の公式ホームページにも記載がありますが、表門からスタートするのがよいのだそうです。筆者は、偕楽園臨時駅方面から園内に入りましたが(多くの観光客も同様)、偕楽園臨時駅に近い入口は、東門となっています。江戸時代、幕末の水戸藩主・徳川斉昭が偕楽園を作った際に意図した「陰から陽」という世界観を体感するには、偕楽園臨時駅側とは正反対の表門から偕楽園に入場するのが「通」なのだそうです。

表門付近には竹林が
梅の水鏡

 「表門から入場した体」で、園内に入りますと、うっそうとした竹林エリアがあります。徳川斉昭の意図した「陰」を体感でき、とても雰囲気がよいです。さらに、竹林を抜けると、池があります。池の水面に反射する紅梅が美しく、心が洗われました。

偕楽園の敷地付近を列車が通過

 JR常磐線の列車が、偕楽園の敷地のすぐ横を通過していきます。梅と鉄道のビュースポットです。画像の列車は、JR常磐線の特急列車「ひたち」「ときわ」号です。1時間に2本程度、特急がやってきますので、時刻表を調べた上で、狙いを定めたいものです。特急以外にも普通列車などが走り抜けていきます。

「好文亭」内を見学

木造2層3階建ての「好文亭」
見晴らし抜群の「好文亭」

 園内にある「好文亭」へ入りましょう。偕楽園の入園料は無料ですが、「好文亭」に入るには、別途200円が必要となります。急な階段を登って3階へ行くと、眼下に千波湖(せんばこ)、偕楽園の見晴広場などを見ることができます。抜群の眺めで、まさに殿様気分を味わえるのではないでしょうか。

偕楽園の拡張部、「田鶴鳴梅林」へ

のどかな雰囲気の田鶴鳴梅林

 偕楽園から常磐線の線路を挟んだ反対側に見えた「田鶴鳴梅林(たづなきばいりん)」にも行きましょう。田鶴鳴梅林は、偕楽園の「拡張部」なのだそうです。整備された梅林が広がり、のどかな雰囲気の中で梅を見ることができるでしょう。

■偕楽園
・住所: 〒310-0033 茨城県水戸市常磐町1
・最寄駅: JR常磐線水戸駅(偕楽園臨時駅)
・URL: http://www.koen.pref.ibaraki.jp/park/kairakuen01.html

「白鳥の湖」、千波湖へ

周囲約3kmの千波湖
白鳥が目の前に

 「田鶴鳴梅林」から、隣接する千波湖へ行きましょう。気持ちがいいので、千波湖(周囲約3km)に沿って、散策しながら水戸駅まで歩くことにしました。
 千波湖の周囲をゆっくり散歩していると、大きな白鳥が浮かんでいるのが見えました。千波湖の白鳥には、歴史的な因縁があるのです。その因縁とは、江戸時代、幕末の大老、井伊直弼が暗殺された「桜田門外の変」以来の歴史的な「わだかまり」に端を発しているといいます。「桜田門外の変」は、江戸時代末期、政権中枢の大老・井伊直弼(今の滋賀県彦根市出身)が水戸藩の脱藩浪士に暗殺された事件として有名ですが、1968年に茨城県水戸市と滋賀県彦根市が親善都市になった友好のしるしとして彦根市から白鳥が贈られたのだそうです(今、湖面に浮かぶ白鳥は、その子孫でしょうか)。優雅に湖面に浮かぶ白鳥にも、歴史を感じることが出来る千波湖散策です。

■千波湖(千波公園)
・住所: 〒310-0851 茨城県水戸市千波町3080
・最寄駅: JR常磐線水戸駅(偕楽園臨時駅)
・URL: http://www.city.mito.lg.jp/001486/senbako/index.html

JR水戸駅周辺散策

水戸の納豆記念碑

 千波湖の周囲を散策しながら、歩くこと30分程度で水戸駅の南口に到着します。すると、奇妙なオブジェを発見しました。「水戸の納豆記念碑」ということで、今はあまり見られなくなった、藁に包まれた納豆の像なのです。水戸といえば、納豆も有名です。

水戸黄門の像はJR水戸駅の北口に

 さらにJR水戸駅南口から駅構内を通り抜けて北口へ進みましょう。日本人なら誰でも知っているテレビドラマ『水戸黄門(徳川光圀、水戸2代藩主)』の像が建っています。黄門様とお供の「助さん」、「格さん」が像になっています。テレビドラマでもたびたび登場しましたが、徳川光圀の俳号といえば、「梅里」でした。

幕末の息吹を感じる弘道館へ

小学校の建物も歴史の香り
徳川慶喜も学んだ弘道館

 JR水戸駅北口から徒歩数分のところにある「弘道館」方面へ参りましょう。弘道館の周囲には、学校などが建っていて、文化の香りが高いエリアとなっています。
 弘道館は、江戸時代の第9代水戸藩主、徳川斉昭が水戸藩の藩校として建立したものです。斉昭公の子で、江戸幕府最後の将軍である第15代徳川慶喜も学びました。幕末の息吹を感じることが出来るのではないでしょうか。

弘道館の敷地内に咲く山茱萸(さんしゅゆ)

 弘道館の敷地内には、白や赤の梅だけではなく、「山茱萸(さんしゅゆ)」という黄色い花も咲いていました。秋にはグミのような赤い実がなって、漢方薬としても使用されるのだそうです。

 弘道館の周辺には、徳川光圀がスタートさせ、その死後も水戸藩の事業として200数十年も継続し、明治時代に完成した歴史書『大日本史』の編纂を行った水戸城三の丸の跡地などもあります。歴史好きには、外せないスポットです。

■弘道館
・住所: 〒310-0011 茨城県水戸市三の丸1-6-29
・最寄駅: JR水戸駅
・URL: http://www.koen.pref.ibaraki.jp/park/kodokan01.html


 水戸・偕楽園の梅は、例年2月下旬から3月中旬に見頃となるようです。約100品種約3,000本の梅が植えられており、「早咲き」「中咲き」「遅咲き」とさまざまな品種がありますので、長期間にわたって花見を楽しむことができます。また、水戸駅周辺を散策される場合には、特に江戸時代の歴史などを事前に調べておくと、さらに旅が楽しくなることでしょう。観梅と歴史の舞台、水戸への旅に出かけてみませんか。

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