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ドラマ『陸王』の舞台 古代蓮の里・さきたま古墳公園・忍城 日帰りさんぽ旅(埼玉県行田市)

2018年06月15日

行田市指定天然記念物の「古代蓮」

 2017年10月期、TBSの日曜劇場で放送され、高視聴率を獲得したドラマ『陸王』の舞台でもある埼玉県行田市。ドラマでは、主演の役所広司さんがランニングをした忍城に隣接する水城公園などのロケ地が市内に点在しています。また、例年6月下旬から8月初旬に見頃を迎える「古代蓮」が見られる「古代蓮の里」や埼玉県の名前の由来ともなった「さきたま古墳」などの観光スポットがあります。1400年から3000年前のタネが自然発芽して、毎年美しい花を咲かせる古代蓮の見頃の時期に行田市へ訪問してみませんか。行田市内のおススメ観光スポットとアクセス方法、古代蓮の開花状況などを紹介します。

1400年から3000年前のタネが現代に開花!行田の古代蓮を見に行こう!

「古代蓮の里」に咲く花々と展望タワー

 行田市の観光では、例年6月下旬から8月初旬に見頃を迎える古代蓮が見られる古代蓮の里からスタートさせましょう。古代蓮は、朝9時頃に見頃を迎え、午後には花が閉じてしまうため、午前中の早い段階に現地入りする必要があるからです。

直径20cmぐらいの大輪の花が、満開!

 古代蓮の里に入ると、美しい花を見ようと多くの人で賑わっていました。

 行田市の古代蓮は、市の天然記念物に指定されています。 1400から3000年前の蓮の種から芽が出て、現代に見事な花を咲かせているのです。この付近の公共事業で、偶然に種が掘り返され、池に蓮が開花したことで発見されたというのです。だから、「古代蓮」と呼ばれています。

開花から4日目の蓮は、花びらがすべて落ちて・・・

 蓮の見頃は、午前中の早い時間までとなり、鑑賞時間が短いのですが、一輪の蓮の花の生涯もまた短いのです。

 一輪の古代蓮の花は、概ね以下のような経過をたどります。

●開花1日目:午前6時頃に開花し、3から4cmほど花弁が開いたところ(8時頃)で花を閉じる
●開花2日目:午前7から9時頃に満開を迎える。2日目の花が一番美しい
●開花3日目:受粉したメシベが黒く変化し始め、花弁もやや勢いがなくなる
●開花4日目:朝7時頃には完全に花が開き、早いものだと8時頃には散り始める

 4日で散ってしまう・・・。何とも儚く、美しい花の生涯です。

展望タワーから蓮の池をのぞむ

 古代蓮の里に建つ「古代蓮会館」の展望タワーにも上ってみましょう。2001年4月に完成したタワーで、地上50mからのパノラマをのぞむことができます。天気のいい日には、富士山なども見ることができるといいます。

 展望室から眼下には、古代蓮の池や田んぼを見ることができます。この田んぼでは、水田をキャンバスに見立てて、色が違う複数の稲を植え付けて、文字や図柄を描く「田んぼアート」が行われています。10年以上も続く恒例行事で、2015年には「最大の田んぼアート」として認定されたのだとか。ちなみに、2017年の田んぼアートのデザインは、TBSのドラマ『陸王』の主演・役所広司さんの似顔絵が描かれ、話題となりました。2018年のテーマは、「大いなる翼とナスカの地上絵」とのこと。どんな「田んぼアート」になるのか楽しみです。

古代蓮以外にもたくさんの蓮を見ることができる

 古代蓮の里では、40種類以上の蓮の花を見ることができるといいます。また、芝生広場や遊具が備えられた公園などもありますので、子供連れでも楽しめます。

 「早起きは、三文の徳」。いつもより早起きして、古代からよみがえった美しい蓮を見に行きませんか。

■古代蓮の里
・住所: 〒361-0024 埼玉県行田市小針2375-1
・URL: https://www.ikiiki-zaidan.or.jp/kodaihasu/

埼玉県名発祥の地、さきたま古墳公園

大きな古墳に上ることも可能

 古代蓮を見終えたら「さきたま古墳公園」へ行きましょう。今から1300年から1500年くらい前に造られたという古墳群を見ることができます。大きなものだけで、9基もあるのだとか。

 さきたま古墳公園内に入ると、まず目をひくのが「丸墓山古墳」です。古墳の上へのぼることができるので、行ってみることにしましょう。

 「頂上」からは、他の古墳なども見渡せ、いい眺めです。この頂上こそ、1590年の豊臣秀吉による「小田原(北条)征伐」のときに、石田三成が本陣を敷いたところなのです。この後に訪問する、有名な忍城の「水攻め」の舞台でもあるのです。

 直径105m、高さ18.9mの日本で一番大きな円墳「丸墓山古墳」、さきたま古墳公園は、春には桜の名所としても知られています。古墳の頂上に咲く桜が美しい光景をつくり出します。

古墳の上に咲く桜 ©iStock
古墳群が林立する光景は、圧巻!
埼玉県民の聖地!?「埼玉県名発祥之碑」

 さきたま古墳公園に隣接する「埼玉県立さきたま史跡の博物館」にも立ち寄っていきましょう。埼玉県内の古墳群から出土した貴重な文化財などを保存、展示する博物館です。古代史ファンは、必見でしょう。

 なお、資料館の東側の通路付近に、「埼玉県名発祥之碑」が建っています。埼玉県の名前の由来はいくつかの説がありますが、「さきたま」が「さいたま」に・・・。1987年に建立された「埼玉県名発祥之碑」の題字は、当時の埼玉県知事、畑 和(はた やわら)氏によるものです。

 古代史ロマンの現場と「埼玉県名の発祥之碑」を忘れずに訪問しましょう。

■埼玉県立さきたま史跡の博物館
・住所:〒361-0025 埼玉県行田市埼玉4834
・URL: http://www.sakitama-muse.spec.ed.jp/

行田名物「ゼリーフライ」

 さらに、資料館付近には、「湯本天然温泉ホテル茂美の湯」があり、日帰り温泉の立ち寄りもおススメです。埼玉県で唯一の純重曹泉で、源泉かけ流しの温泉です。露天風呂などもあって、散策の汗を流したり、ランチをとったりしてもよいでしょう。

 筆者はランチ時に訪問し、行田名物「ゼリーフライ」などを食べました。「ゼリーフライ」とは、じゃがいもとおからをベースにしたコロッケのようなもので、ソースがかかっています。甘いデザートのゼリーを揚げているわけではありません。「ゼリーフライ」は、市内のいくつかの飲食店でも購入することができます。現地でお試しください。

■湯本天然温泉ホテル茂美の湯
・住所:〒361-0032 埼玉県行田市佐間1456-1
・URL: http://www.yumoto-g.co.jp/siteFiles/mominoyu.html

映画『のぼうの城』、ドラマ『陸王』の舞台 石田三成が落とせなかった忍城

桜の季節も美しい忍城

 2012年に公開された映画『のぼうの城』の舞台となった忍城(おしじょう)。2017年10月期には、TBSの日曜劇場で放送され、高視聴率を獲得したドラマ『陸王』のロケ地にもなり、画面にたびたび登場した忍城の画を覚えている方も多いはずです。

 忍城は、明治維新の際に壊されたものの、1992年に再建されました。 上杉、北条氏との戦いにも落城せず、石田三成の「水攻め」にも耐えたという関東七名城に謳われた名城です。

中国江南地方の水郷式造園の手法を取り入れた水郷公園

 また、忍城に隣接する水城公園は、緑と池が美しい市民の憩いの場です。ドラマ『陸王』では、「こはぜ屋」のメンバーが市民駅伝出場のための練習をしたり、主演の役所広司さんがランニングをする場面などでたびたび登場しました。

 

行田市へのアクセスと市内観光の巡り方は!?

黄色の蓮「キバナハス」

 古代蓮の里、さきたま古墳公園や忍城などの観光スポットがある埼玉県行田市への公共交通機関を利用したアクセス方法です。

 行田市には、いくつかの鉄道駅がありますが、東京方面からのアクセスの場合は、JR高崎線の行田駅を利用します。JR行田駅から各観光スポットへは、やや距離があるためバスなどを利用することになります。

 行田市には、「市内循環バス」が6路線あります。そのうち、「観光拠点循環コース」は、JR行田駅を基点に、水城公園(忍城)、古代蓮の里、さきたま古墳公園などを通ります。ほかの市内循環バスの路線とを組み合わせて利用することで、市内観光をすることができるでしょう。ただし、運行本数が限られていることもありますので、レンタサイクルの利用もおススメです。

 レンタサイクルは、JR行田駅東口横の観光案内所で申し込み・返却することができます。ただし、利用時間が9時から16時となっていますので、早朝の古代蓮の見学には向かないケースも。よって、市内循環バスとレンタサイクルの併用がおススメです。

 早朝にJR行田駅に到着後、バスで古代蓮の里へ向かいます。古代蓮の里にもレンタサイクルの貸し出し場所がありますので、ここからレンタサイクルを利用するのです。さきたま古墳公園、湯本天然温泉ホテル茂美の湯で温泉入浴とランチ、忍城を訪問したらJR行田駅にレンタサイクルで戻り、JR行田駅でレンタサイクルを返却するのです(忍城近くの「行田市バスターミナル」でレンタサイクルを返却し、そこからバスに乗車してJR行田駅に戻ることもできます。忍城とJR行田駅の間は、自転車で約20分です)。これなら、バスの発車時間にとらわれることなく、気ままな市内観光ができます。

 例年6月下旬から8月初旬に見頃を迎える古代蓮。さきたま古墳公園やさまざまなドラマや映画の舞台となった忍城などの観光スポットがある埼玉県行田市へ出かけてみませんか。古代蓮の開花情報、ドラマのロケ地マップなど行田市の観光情報の詳細は、行田市観光協会のホームページをチェックしましょう。

■行田市観光協会
・URL: http://www.gyoda-kankoukyoukai.jp/

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