海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP >ニュース&レポート >観光 >日本 >関東 >埼玉 >長瀞、月の石もみじ公園・石畳・金石水管橋……紅葉の見頃やライトアップ、アクセス情報

長瀞、月の石もみじ公園・石畳・金石水管橋……紅葉の見頃やライトアップ、アクセス情報

2020年10月05日

月の石もみじ公園の紅葉ライトアップ

埼玉県秩父郡長瀞町の秋は、紅葉散策がおすすめ。長瀞にある「月の石もみじ公園」は特に人気がある紅葉スポットで、夜間のライトアップには多くの観光客が訪れます。さらに、国指定名勝・天然記念物に指定された岩畳と紅葉のコントラストや荒川に架かる金石水管橋、宝登山神社などの紅葉スポットがたくさん。長瀞の4つのおすすめ紅葉スポットの見どころや見頃時期、アクセス方法などを徹底解説します。

昼夜の両方で訪問したい!ライトアップが見どころ!月の石もみじ公園

長瀞の紅葉の名所、月の石もみじ公園

【重要】「長瀞紅葉まつり」や「月の石もみじ公園ライトアップ」中止
2020年の「長瀞紅葉まつり」や「月の石もみじ公園ライトアップ」は、コロナウイルス感染拡大防止などの観点から中止が発表されました(2020年9月7日時点)。以下の記事は、2019年11月の様子となります。バーチャル紅葉狩りをお楽しみください。

**

月の石もみじ公園は、イロハモミジを中心にクヌギやモミなど200本ほどが植えられ、荒川の清流と国指定名勝・天然記念物に指定された長瀞の観光名所の代表格である岩畳に隣接したエリアにあります。2000平方メートルの敷地内では、色づき状況が異なる木々を見ながらゆったりと紅葉狩りを楽しめます。

ハートのオブジェは人気のフォトポイント

月の石もみじ公園の紅葉フォトポイントといえば、ハートのオブジェ。LEDによってハートマークが光で縁取られ、赤い紅葉とのコントラストが映えるとカップルに人気です。ただし、昼間の公園も美しいので、昼夜両方とも訪問しましょう。

月の石もみじ公園の名は高浜虚子の詩句が刻まれた石碑に由来

ところで、月の石もみじ公園の名前は、入口付近にある俳人・高浜虚子の詩句が刻まれた石碑に由来しています。この石碑には「ここに 我 句を留むべき 月の石」とあります。

園内から荒川の流れへ下りられる

入口付近から園内の奥の方へ進むと、緩やかに荒川に向かって下っていきます。赤い紅葉の隙間から荒川の流れを見ることができ、園内から荒川の河川敷に下りることができるようになっています。

長瀞名物の「ラインくだり」の舟で紅葉狩り

河川敷に下りると、目の前に長瀞名物の「ラインくだり」の舟を見ることができます。荒川の清流と対岸の木々の色づきを眺めれば、ココロが癒やされることでしょう。

まもなく、ライトアップ本番!

いよいよ、長瀞の紅葉狩りのハイライト・月の石もみじ公園のライトアップです。月の石もみじ公園のライトアップは2002年から始まりました。

16時から夜間のライトアップが始まりますが、辺りが暗くなるのは17時前後。ただし、夕暮れから徐々に暗くなり、紅葉が鮮やかに映えるようになる光景がおすすめなので、16時から入園するようにしましょう。

16:20頃になると夕陽も弱くなり、あたりが次第に暗くなっていきます。また、16:40頃になると、紅葉の赤やオレンジ色がライトアップで美しく映えるようになっていきます。さらに、16:50頃にはブルーモーメントの空と紅葉のコントラストが絶景で、息をのむことでしょう。

「ブルーモーメント」の紅葉も美しい

紅葉時期の月の石もみじ公園は、入場料が必要です。昼間は入口で100円の入場料を支払います。その代金収受の証として、月の石もみじ公園の絵葉書が1枚もらえます。その絵葉書があれば、当日に限り再入場が可能なのです。さらに16時以降(21時頃まで)のライトアップでは、100円をプラスするだけ(昼夜合計200円)で園内に入れます。

ちなみに、夜はライトアップ専用のチケット(夜間だけの入場は200円)となり、絵葉書のプレゼントはありませんでした。絵葉書はお土産にもなるので、昼夜の訪問がおすすめです。なお、この入園料の収受形式は2019年11月当時のものです。

真っ赤に浮かび上がる紅葉

月の石もみじ公園へのアクセス方法です。最寄り駅は秩父鉄道の上長瀞駅で、徒歩約5分。また、長瀞駅からも徒歩約15分と列車でのアクセスが便利。付近に有料の駐車場がありますが混雑するので、列車での訪問をおすすめします。

月の石もみじ公園の紅葉は、例年11月中旬から11月下旬に見頃を迎えます。なお、紅葉のライトアップは、2020年はコロナ禍のため中止となりました(2019年は11月1日から11月24日までの16時から21時頃まで開催)。

さらに、公園の入口と道を挟んだ反対側には埼玉県立自然の博物館があり、1500万年前に秩父が海だった頃に生息したという巨大ザメ「カルカロドン メガロドン」などの復元模型などが展示されています。また、博物館の庭園でも紅葉が見られます。月の石もみじ公園とセットで訪問するとよいでしょう


■月の石もみじ公園
・住所: 〒369-1305 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞947(Google MAP

■埼玉県立自然の博物館
・URL: https://shizen.spec.ed.jp/

長瀞・石畳と紅葉、荒川の清流のコラボレーションは、絶景!

岩畳と紅葉、荒川のコラボレーション

長瀞の観光スポットの代表格といえば、岩畳。国指定名勝・天然記念物の岩畳は1年を通して人気がありますが、紅葉時期の岩畳は必見です。

秩父鉄道長瀞駅から徒歩で長瀞岩畳商店街を通り抜けると、目の前には絶景が広がります。長瀞名物の「ラインくだり」の乗降場があり、多くの観光客でにぎわうところが絶景スポットでもあるのです。

筆者が岩畳を訪れたのは、2019年11月中旬。川の色が(かつて、夏に訪問時の)エメラルドグリーンではなく、白みがかっていました。それは、2019年10月の「台風19号」で付近の川の増水や一部のハイキングコースの土砂崩れなどの被害をもたらした大雨のせいだったかもしれません。荒川の清流が濁っていたのが残念でしたが、岩畳と紅葉のコラボレーションは、必見です。

長瀞名物の「ラインくだり」で紅葉狩り

岩畳といえば地質学的に珍しい約600mにわたる1枚岩(岩畳)と高さ数十mの秩父赤壁などの奇岩が並ぶダイナミックな光景が見られる関東屈指の景勝地として知られています。そのダイナミックな景観に紅葉した美しい木々が色を添え、訪れる者を魅了してやみません。また、この絶景の岩畳や荒川の流れを舟の上から楽しめる長瀞名物の「ラインくだり」は、紅葉観賞時は特におすすめのアクティビティです。土・日・祝日の「ラインくだり」はたいへんな混雑となるので、事前に予約しておきたいところです。

■岩畳(ジオパーク秩父)
・URL: https://www.chichibu-geo.com/geosite/geosite17/

■長瀞ラインくだり
・URL: https://www.chichibu-railway.co.jp/nagatoro/boat.html

高さ約20mの橋の上から紅葉と荒川の清流のコラボレーションを満喫できる金石水管橋

赤に染まった紅葉が対岸に

時間があれば訪問してほしい長瀞の紅葉スポット、金石水管橋を紹介します。

紅葉の時期、長瀞駅側から橋の対岸を望むと赤に染まった紅葉が出迎えてくれる金石水管橋は徒歩あるいは自転車のみが通行できる橋で、荒川に架かる高さ約20mの水管橋(その名のとおり水を流すためのもの。水道水を東側から西側へ送る役目を果たす)です。秩父鉄道の野上駅(長瀞駅から熊谷方面にひと駅)から徒歩約10分、長瀞駅から徒歩約15分のところにありますが、長瀞駅からの訪問の場合にはレンタサイクルがあると便利です。

金石水管橋の上から上流方向の眺め

また、橋の上からはオレンジや黄色に色づいた紅葉と荒川の光景が見られますが、筆者が訪問した正午前後の時間では上流方向に目を向けると“逆光”となっていました。両岸のゴツゴツした岩と紅葉、荒川のコントラストが金石水管橋の上で絵になる上流方向は、早朝か午後遅めの時間帯での訪問が吉かもしれません。

■金石水管橋
・住所: 〒369-1312 埼玉県秩父郡長瀞町(Google MAP

紅葉時期には境内のライトアップも!宝登山神社

昼前までに訪問したい宝登山神社

宝登山神社は秩父神社や三峯神社とともに秩父三社の一社をなし、長瀞を代表するスポットです。創建は西暦110年で、1900年以上の歴史があるとのこと。火災除や盗難除、諸難除の守護神として関東一円から多くの参拝者が訪れています。また、2011年5月に発行されたフランスの世界的な旅行ガイドブックで1つ星を獲得するなど、外国人観光客も魅了しています。

色鮮やかな権現造りの本殿は、周囲の紅葉に囲まれてさらに美しさを増します。本殿のほかには、「学問の神様」として知られる菅原道真公を祭る「天満天神社」、日本武尊が身を清めたとされる「みそぎの泉」などの見どころもたくさんあります。

筆者が訪問したのが13:15頃。陽が傾きはじめて、「ニの鳥居」付近は周囲の木々の影でやや暗くなってしまっていました。鳥居付近の紅葉を美しく撮影する場合、午前中に来たほうがよいかもしれません。

また、「ニの鳥居」から徒歩数分のところにあるロープウエイを使って上る宝登山山頂には、パワースポットの奥宮があります。標高497mの宝登山からの眺めも絶景です。

なお、紅葉の時期には境内でライトアップが行われます。2020年の開催については宝登山神社の公式ウェブサイトなどで確認してください(2019年は11月1日から11月24日までの17時から21時頃まで開催)。

■宝登山神社
・URL: http://www.hodosan-jinja.or.jp/

■宝登山ロープウエイ
・URL: http://hodosan-ropeway.co.jp/

長瀞の紅葉スポットを上手に巡る方法

長瀞の紅葉スポット巡り

長瀞の紅葉スポットは、各スポットが比較的近くにまとまっているので、徒歩での訪問も可能です。ただし、徒歩だとかなり歩くことになるので、長瀞駅前にあるレンタサイクル(自転車・1時間以内300円~)を利用してもよいでしょう。

レンタサイクルは秩父鉄道長瀞駅の改札口を出て、右側にある長瀞町観光案内所で申し込みます。数に限りがありますが、電動自転車もあります。長瀞周辺には急坂はないので、通常の自転車でも問題ないでしょう。

ただし、筆者が2019年秋に利用したレンタサイクルはサドル(座面)がかなり固く、難儀しました。持参していたハンドタオルや上着を折りたたんでサドルに乗せ、その上から座ると幾分乗りやすくなりました。ほかのレンタサイクルも固いタイプのサドルだったので、クッションとなるようなものを持参することをおすすめします。

■長瀞町観光協会(レンタサイクル)
・URL: https://www.nagatoro.gr.jp/

「鮎めし」に舌鼓

次に、長瀞の紅葉スポットの巡り方です。

●午前(早め)、秩父鉄道長瀞駅に到着
●午前(早め)から昼前まで、宝登山神社
午前早めの段階で宝登山神社の紅葉を楽しみ、参拝を終えたいところ。「ニの鳥居」付近の紅葉を“順光”できれいに見るには、午前中の訪問がおすすめ。

●昼前後、岩畳
昼前後が岩畳と荒川、紅葉のコラボレーションが美しく映えるベストタイミング。

●13時前後、長瀞岩畳商店街でランチ
筆者は鮎がまるごと1匹入った「鮎めし」を楽しみました。鮎の出汁の味と香りをそこはかとなく感じ、さっぱりとして美味。おすすめです。

●ランチ後(15時前まで)、月の石もみじ公園
金石水管橋へ訪問する場合には、ランチ後に長瀞駅へ戻り、駅前の観光案内所でレンタサイクル。午後の日差しのあるうちに、月の石もみじ公園で紅葉狩り(1回目)を楽しみましょう。

●(時間があれば)15時前後、金石水管橋
見学後、長瀞駅に戻り、レンタサイクルを返却。徒歩で月の石もみじ公園へ(2回目)。16時に園内に入り、徐々に暗くなってライトアップの光が映える紅葉を楽しみ、17:30頃に公園を後にします。

●夕刻、秩父鉄道上長瀞駅から帰路
月の石もみじ公園に近い秩父鉄道上長瀞駅から帰路につきましょう。

長瀞へ!鉄道でのアクセス方法

金石水管橋の上から下流方向の眺め

埼玉県長瀞町の紅葉スポットは秩父鉄道長瀞駅や上長瀞駅付近にまとまっていて、列車での訪問がしやすいのもおすすめポイントです。また、東京方面から長瀞へ向かう際に利用する関越自動車道の花園I.C.からの一般道は週末を中心に渋滞することが多いので、列車での訪問をおすすめします。東京方面から長瀞へ、列車で向かうルートはおもに以下の3つです。また、長瀞訪問におすすめのおトクなきっぷをあわせて紹介します。

【1】西武鉄道+秩父鉄道

西武鉄道の新型特急列車「ラビュー」

池袋駅と西武秩父駅を結ぶ西武池袋・西武秩父線を利用。特急列車「ラビュー」なら池袋駅から西武秩父駅まで最速77分。西武秩父駅で隣接する秩父鉄道の御花畑駅へ行き、秩父鉄道の普通列車で長瀞駅まで約25分。

西武鉄道を利用する場合、西武鉄道が発売している「秩父フリーきっぷ」の利用がおすすめです。池袋発着の場合、大人2350円(子供1180円)となっています。
池袋駅と芦ヶ久保・西武秩父駅の往復と秩父鉄道の三峰口・長瀞・野上駅間が乗り放題で、連続する2日間が有効となるので、秩父・長瀞での1泊旅も可能です。さらに、長瀞の「ラインくだり」「宝登山ロープウエイ」が割引料金で利用できたり、加盟店舗での優待特典が受けられるなどおトクなきっぷです。なお、特急「ラビュー」への乗車には別途、特急券が必要です。詳細は西武鉄道のホームページで。

■西武鉄道
・URL: https://www.seiburailway.jp/

【2】東武鉄道 + 秩父鉄道

池袋駅と寄居駅を結ぶ東武東上線

池袋駅と寄居駅(秩父鉄道との接続駅)を結ぶ(約90分)東武東上線を利用。池袋駅から寄居駅まで直通する列車はないため、途中の小川町駅での乗り換えが必要です。寄居駅から秩父鉄道の長瀞駅までは普通列車で約20分。

東武鉄道を利用する場合、「東武鉄道×秩父鉄道 SAITAMAプラチナルート乗車券」の利用がおすすめ。池袋発着の場合、大人1900円(子供950円)となっています。東武鉄道の池袋駅と寄居駅間に加え、秩父鉄道の寄居駅と三峰口駅間が乗り放題で有効期間は1日です。詳細は東武鉄道のホームページで。

■東武鉄道
・URL: https://www.tobu.co.jp/

【3】JR線 + 秩父鉄道

秩父鉄道のSL「パレオエクスプレス」は週末などに運行(2020年の運行なし)

JR上越新幹線や高崎線などが乗り入れる熊谷駅で秩父鉄道に乗り換え。熊谷駅から長瀞駅までは普通列車で約50分。

熊谷駅から秩父鉄道を利用する場合、秩父鉄道が発行する「秩父路遊々フリーきっぷ」の利用がおすすめです。秩父鉄道全線を1日何度でも乗り降り自由で、大人1470円(子供740円)となっています。ただし、紅葉時期では土・日・祝日のみ利用できます。詳細は秩父鉄道のホームページで。

また、秩父鉄道では土・日・祝日を中心に蒸気機関車(SLパレオエクスプレス)を運行しています(熊谷駅から長瀞駅を経て、三峰口駅までを1日1往復。2020年の運行はなし)。SLを利用して長瀞への訪問も人気があります。

■秩父鉄道
・URL: https://www.chichibu-railway.co.jp/

錦秋の長瀞へ

例年、11月中旬から11月下旬に紅葉の見頃を迎える長瀞へ出かけてみませんか。なお、長瀞の紅葉の見ごろ・ライトアップ情報、さらに詳しい観光案内は、長瀞町観光協会公式サイトをチェック。

■長瀞町観光協会
・URL: https://www.nagatoro.gr.jp/

・・・・・・・・・・・・・・
★最新情報を確認してください
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、上記記事内で紹介した施設において、短縮営業や休業の可能性があります。また、2020年の「長瀞紅葉まつり」や「月の石もみじ公園ライトアップ」は、コロナウイルス感染拡大防止などの観点から中止が発表されました(2020年9月7日時点)。最新情報は、各公式ウェブサイト(URL)などで確認してください。
・・・・・・・・・・・・・・

※当記事は、2020年10月2日現在のものです。

お気に入り

※この記事が気に入った方はクリック

関連書籍

地球の歩き方 御朱印  御朱印でめぐる秩父の寺社 三十四観音完全掲載 改訂版

地球の歩き方 御朱印 御朱印でめぐる秩父の寺社 三十四観音完全掲載 改訂版

地球の歩き方編集室
定価:本体1,500円+税
発行年月: 2020年01月
判型/造本:A5変並製
頁数:144
ISBN:978-4-478-82430-6

詳細はこちら

このニュースに関連する他のニュース