海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP >ニュース&レポート >観光 >日本 >近畿 >京都 >芸術の秋に訪れたい京都の美術館・博物館3選+番外編

芸術の秋に訪れたい京都の美術館・博物館3選+番外編

2018年10月07日

赤レンガが印象的な京都文化博物館

「古都」と呼ばれる京都府は、日本文化発祥の地ともいわれており、その1,200年の歴史とともに培ってきたさまざまな魅力があります。落葉樹が色づきはじめた京都には、文化の秋、食欲の秋、読書の秋などさまざまな秋が溢れています。なかでも、今回は、“芸術の秋” に注目して、京都府内の芸術スポットを紹介します。

(1)松花堂庭園・美術館

国の史跡・名勝に指定されている松花堂庭園・美術館

松花堂庭園・美術館は、寛永の三筆の一人として知られる文人僧、松花堂昭乗(しょうかどう しょうじょう)ゆかりの池泉回遊式日本庭園です。その芸術的価値の高さから、国の史跡・名勝に指定されています。

約22,000平方メートルという広大な敷地内は、約40種類の竹が生えており、草庵「松花堂」、泉坊書院などの文化財が露地庭や枯山水とともに趣のある風景を造り出しています。庭園内の茶室「梅隠」のつくばいには水琴窟があり、美しい音色が楽しめます。

庭園内には、美術館が併設されています。美術館では、春と秋に企画展、特別展を開催するほか、年に3回ほど館蔵品を中心とした展覧会を催しています。

なお、本庭園は、今ではお弁当の代名詞といえる“松花堂弁当“ 発祥の地でもあります。その起源は、農家が種入れとして使っていた十字に仕切った箱を、昭乗が煙草盆や絵の具箱として使用していたことに由来します。昭和に入ってからは、料亭「吉兆」の創始者が、これらの箱を料理の器として利用し始めたといいます。庭園の敷地内に併設されている「吉兆 松花堂店」では、庭園を観ながら松花堂弁当を楽しむことができます。※要予約

■松花堂庭園・美術館
・住所:〒614-8077 京都府八幡市八幡女郎花43-1
・URL:http://www.yawata-bunka.jp/syokado/

庭園を観ながら食べられる松花堂弁当

(2)大山崎山荘(アサヒビール大山崎山荘美術館)

加賀正太郎が自ら設計した大山崎山荘

京都府大山崎町にある大山崎山荘は、関西の実業家、加賀正太郎が大正から昭和初期にかけ建設した別荘です。設計は加賀自身といわれ、15世紀終わりから17世紀初めにかけて、イギリスで盛んに建てられたチユーダーゴシック様式をもとにしています。

現在、大山崎山荘は、アサヒビール大山崎山荘美術館として公開され、クロード・モネの『睡蓮』や河井寬次郎や濱田庄司、バーナード・リーチなどのコレクションなどを所蔵しており、さまざまな企画展示など独自の文化発信が行われています。また、建物内のテラスからは、「桂川・宇治川・木津川」の三川と男山など、大自然のパノラマを楽しめます。

■大山崎山荘(アサヒビール大山崎山荘美術館)
・住所:〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町大山崎銭原5-3
・URL:https://www.asahibeer-oyamazaki.com/

(3)京都文化博物館

1988年に開館した京都文化博物館

京都文化博物館は、京都の歴史と文化をわかりやすく紹介する総合的な文化施設として1988年に開館しました。京都ゆかりの優品を折々の企画にあわせて紹介し、フィルムシアターでは京都府所蔵の名作映画を順次上映しています。

2018年10月2日(火)からは、明治150年を記念して、明治期の華やかな皇室文化をテーマに特別展を開催中です。衣類や美術作品、工芸品など、幕末から始まり明治を彩った明治宮廷文化の美と技を観ることができます。

また、三条通に面して立つ赤レンガが印象的な別館は、1906年、日本の近代建築家を代表する辰野金吾とその弟子、長野宇平治によって日本銀行京都支店として建てられました。辰野が手掛けた東京駅と同じデザインの外観は、赤レンガに白い花崗岩をあしらった美しい外壁で、建物の中に進むと客だまり部分には大理石がふんだんに使われています。

また、まるでダンスホールのような吹き抜けの営業室エリアや、レースのような美しい柵のカウンタースクリーンもそのまま残っています。

■京都文化博物館
・住所:〒604-8183 京都府京都市中京区三条上ル東片町623-1高倉通
・URL:http://www.bunpaku.or.jp/

(番外編)京都府庁旧本館

現役の官公庁建物として日本最古の京都府庁旧本館

京都府庁旧本館は、1904年に建てられました。東京府庁、兵庫県庁舎に次いで3番目に建てられた庁舎であり、創建当時の姿を留める現役の官公庁建物としては日本最古です。2004年12月には、国の重要文化財に指定されました。1971年まで現役の本館として使われており、現在も執務室や会議室として使用されています。

設計を手掛けたのは、松室重光です。その西洋近世の大邸館を彷彿とさせるような風貌は、ネオ・ルネサンス様式に属しています。正面の一段高くなった屋根を中心に、左右両翼に対称に張り出した形となっています。和風の優れた技術が巧みに取り入れられているこの建築物は、工芸品といった趣さえ感じられます。

現在では、旧議場や建物内部の知事室などを見学できるほか、結婚式や結婚式の前撮り、音楽会などの利用も可能となっています。

■京都府庁旧本館
・住所:〒602-8041 京都府京都市上京区藪之内町下立売通新町西入ル
・URL:http://www.pref.kyoto.jp/qhonkan/

いかがでしたか。京都府内の芸術スポットを紹介しました。秋のお出かけに、京都府の美術館・博物館巡りはいかがでしょうか。

お気に入り

※この記事が気に入った方はクリック

このニュースに関連する他のニュース

アメリカの現地ツアー

おすすめの記事