「ダム女」も恋する、今、観ておきたいおすすめのダム3選<滋賀県編>

公開日 : 2018年05月08日
最終更新 :
今、観ておきたいおすすめのダム3選<滋賀県編>
今、観ておきたいおすすめのダム3選<滋賀県編>

滋賀県にある、観光におすすめのダムを3つ紹介します。山林を流れる河を堰き止め、生活用水の調節や発電施設として活用されているダム。多くのダムでは「ダムカード」が作成され、熱心なコレクターもいるそうです。また「ダムカレー」といったグルメや、ダム好きの女性を表す「ダム女」と呼ばれる言葉も登場するなど、今、ダムは観光スポットして人気を集めています。今回は、ぜひ観光に訪れてほしい滋賀県のダムを3つ紹介します。

日本で最初の複合ダム「永源寺ダム」

日本で最初の複合ダム「永源寺ダム」
「永源寺ダム」では流木を無料で配布するユニークなサービスが人気

滋賀県東近江市を流れる愛知川に建設された「永源寺ダム(えいげんじだむ)」は、農業用水の供給と発電が目的の利水専用ダムです。ダムの型式は全国的にも珍しい「重力式コンクリート」と「ロックフィル」の複合ダムで、この型式を採用したのは「永源寺ダム」が日本で最初です。なお、「永源寺ダム」では、ダムに流れ込んだ流木を希望者に無料で配布するニッチなサービスを行っています。

「永源寺ダムカレー」(800円税込)
「永源寺ダムカレー」(800円税込)

「永源寺ダム」の上流に「道の駅 奥永源寺渓流の里」があります。施設内にある「ふる里 まなびや」では、複合ダムの形をライスで再現した「永源寺ダムカレー」(800円税込)を提供しています。岩魚や鹿肉のフライといったご当地ならではの食材がトッピングされた、食べ応えのある人気メニューです。

第二次世界大戦を乗り越えた「野洲川ダム」

第二次世界大戦を乗り越えた「野洲川ダム」
2009年にリニューアルされた「野洲川ダム」

滋賀県甲賀市を流れる野洲川に建設された「野洲川ダム(やすがわだむ)」は、かんがい用水用のダムとして利用されています。着工後、第二次世界大戦のため、ダム建設の一時中止を乗り越え、1951年に完成しました。その後、老朽化の対策と放水能力の増大を目的に、2009年、今の姿にリニューアルされています。

「野洲川ダムカレー」(1,500円税別)
「野洲川ダムカレー」(1,500円税別)

「野洲川ダム」から車で約5分のところにある「大河原温泉 かもしか荘」では、「野洲川ダムカレー」(1,500円税別)を提供しています。「野洲川ダムカレー」は、ルーの上を泳ぐように ワカサギのフライがトッピングされているのが特徴です。

洪水吐(こうずいばき)が特徴的な「青土ダム」

洪水吐(こうずいばき)が特徴的な「青土ダム」
ダムファンが唸る洪水吐(こうずいばき)

「野洲川ダム」の下流に建設された「青土ダム(おおづちだむ)」は、洪水被害の軽減や甲賀市への水道用水の供給などが役割の多目的ダムです。放流設備である洪水吐(こうずいばき)の形が特徴的で、多くのダムファンから人気を集めるダムです。周辺には「ブルーリバーパーク」と呼ばれる広場も整備されており、家族でゆっくり楽しめるスポットです。

「青土ダムカレー」(1,500円税別)
「青土ダムカレー」(1,500円税別)

「野洲川ダムカレー」を提供している「大河原温泉 かもしか荘」では、「青土ダムカレー」(1,500円税別)も提供しています。「青土ダムカレー」は、ココナッツミルクと数種類のスパイスで味付けされたカレーで、 地元で獲れた猪肉のしぐれ煮と煮卵が決め手の人気メニューです。

〈番外編〉映像やクイズコーナーがある「姉川ダム」

〈番外編〉映像やクイズコーナーがある「姉川ダム」
最近は水力発電を行っている「姉川ダム」

滋賀県米原市を流れる姉川にある「姉川ダム(あねがわだむ)」は、洪水被害の軽減と河川維持用水の確保を主な目的に建設されたダムです。近年は、ダムの落差を利用した水力発電を行っています。また、管理事務所にある展示ルームでは、ダム建設のビデオ上映やクイズ形式でダムを学べるコーナーがあり、ダムについて楽しく学ぶことができます。

いかがでしたか。観光に訪れてほしい滋賀県のダムを3つ紹介しました。その巨大な造形美をはじめ、自然景観と人工建造物とのコントラストなど、ダム巡りを存分に楽しんでみてください。

筆者

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