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「牧之通り」で出会う明見菩薩とハッカ油(新潟県南魚沼市塩沢)

2018年06月05日

約300年前から続く酒蔵「青木酒造株式会社」

 新潟県南魚沼市塩沢の風情ある牧之通りは、かつて江戸と越後を結ぶ三国街道沿いの宿場町として栄えていました。江戸時代後期に『北越雪譜』を書いた地元出身の商人・随筆家、鈴木牧之にちなんだ通りの名前や作品にちなんだお酒など、鈴木牧之にまつわるものが沢山あります。当時の街並みが再現された通りで文化と歴史に触れてきました。

三百年続く酒蔵「青木酒造」 「鶴齢」と優しい「雪男」

約300年前に造られた10メートルの立て看板の一部分

 青木酒造株式会社は創業享保2年、約300年前から続く酒蔵です。牧之の次男・弥八さんが七代目として銘酒を作られています。

 お店に入ると目につくのが大きな木彫りの飾り。こちらは当時三国街道で有名だった10メートルの大看板の一部。なんとも立派ですが明治の頃、派手という理由で撤去の命令があったそうです。

店舗の奥が酒蔵になっています

 青木酒造を代表する日本酒「鶴齢」。日本一の豪雪地帯魚沼地方の酒米と豊かな水が美味しいお酒を作っています。

沢山の種類の「鶴齢」

 牧之の「異獣」という話の中に登場する雪男。山中に現れ旅人のおにぎりと引き換えに荷物を持ってくれる優しい生き物。この地域の人たちは「雪男=優しい」というイメージがあり、雪男ラベルのお酒やキャラクターグッズも販売しています。

「雪男」グッズ

 当時はこの辺りの特産品ハッカ油の蒸留もしていました。ハッカは、薄い荷物なので「薄荷」と書くそうです。当時は高級品で、海外にも輸出されていました。

明見(妙見)菩薩で無病息災

明見菩薩のレプリカ。別名:微笑み菩薩

 青木酒造の2軒隣の中島屋は、海産物問屋。奥様のお話を聞くことができました。

 中島屋には、木喰上人の88歳の時の作品『明見(妙見)菩薩像』があります。明見菩薩は抱き菩薩とも呼ばれ、お医者さんのいなかった時代に明見様を抱いて病気を治していたそうです。

 今はレプリカを抱くことができますが、本物とレプリカがつながっているので、御利益はあるそうです。

■中島屋
・住所: 〒949-6408 新潟県南魚沼市塩沢1203

「明見菩薩」 国土を守り、災いを除き、眼病を平癒仏様です
昔は明見様を抱いて病気を治していたとか
広いご自宅を開放されています

おみやげは「ハッカ油(薄荷油)」に決まり!

復刻版パッケージがかわいい!薄荷油

 中島屋で購入できるのが、ハッカ油。復刻版のパッケージがかわいい!!ハッカ油は肩こり、虫除け、眠気覚まし、入浴剤、消臭、掃除など沢山の使い道があると言われる超万能アイテム。スタッフも購入しました。本当に良い香りです。

 また、奥様は着物のリメイクもされているそうで、着物を送ってくる方も多いそうです。たんすの肥やしになってしまっている素敵な着物を何とかしたい方は中島屋に相談してみるといいかも!

着物をリメイクして作ったフード付きのジャケット
裏地は般若のお面!「粋」です
昭和13年の花嫁衣装も展示されていました
海産物問屋の名残が看板に残っています

■しおざわ 牧之通り
・住所:〒949-6408 新潟県南魚沼市塩沢1112-2
・URL: http://www.city.minamiuonuma.niigata.jp/shisei/keikaku/tosikiban/keikan/1454742371871.html

<半日かけてゆっくり歩いて>

 牧之通りでは、他のお店でも気さくにお話を聞かせていただきました。どちらも楽しくてもっとゆっくり周りたいと思いました。質問をしながら、半日かけて300年前の街歩きを楽しんでください。

※本記事は、「日本の歩き方」内、「おでかけガイド」に2015年9月29日に掲載されたものです。

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