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親子旅行が「自分から学べる子」を育てる3つの理由

2019年11月01日

親子で旅行を楽しむほど、子供の学ぶ力がUP!?

2019年7月に発行された『えらべる! できる! ぼうけん図鑑 沖縄』の著者が、親子旅行を楽しい学びの旅行にリスタイルできる、考え方やコツをお伝えしていきます。親子旅行は、“自分で学べる力”を身に着けるためにとても大事な子供の「自主性」を育み、「好奇心、社会性、コミュニケーション力」、「自然科学や歴史など、科目的なものの興味」を高めるなど、数多くのうれしい教育的効果が実証されてきています。楽しく親子旅行するだけで、なぜそのような力が身に付くのでしょうか?今回はその「3つの理由」をお伝えします。

理由① 環境をガラッと変え、子供を「好奇心全開」にできるから

「岩の形がハートになってる!」

学びのスタートに最も必要なのは「好奇心」。魚でも、宇宙でも、妖怪でもジャンルは問わず、その子の興味のあること・好きなことで学習のプロセスを踏むと、集中力や探究心などのエネルギーがわき、効果的に身に付くからです。
そして、一度好きなことで学び方や知識を吸収できれば、今後の人生で出合うあらゆる学びにも応用することができます。
そのために、なるべくお子さんの好奇心が刺激されるような環境を整え、おうちのかたがそれを見守れる雰囲気をつくれると理想ですね。
とはいえ、日々の暮らしは子供も大人も、大忙し! 「宿題やって!」「ごはん食べて!」「ゲームは何分やる?」などであっという間に1日が過ぎていくものです。そんな日常生活のなか、お子さんの好奇心をあふれさせるまでに到達するのは、なかなか難しいのではないでしょうか。

家の中は「やらなければならない」ことだらけ

その点、親子旅行なら、子供も大人も慌ただしい日常からいったん離れ、まったく違う環境に身を置くことができます。
日々の「◯◯しなきゃ」から解放されると、親も子供も無意識のうちに心身がリセットされるもの。それによって、子供のなかでは「おもしろいことをいっぱい知りたい、やってみたい!」、親のなかでは「子供が楽しんだり、発見したりしている顔が見たい」というスイッチがそれぞれオンになります。
これで、お子さんが好奇心全開になる準備はOK!です。

このように、がんばらず自然に親子のモードを切り替えられることが、親子旅行の大きなメリットのひとつと言えます。


理由② お互いの「ナンダコレ!」にダイレクトに反応し合えるから

「ナンダコレ! でっかいマメ!?」

親子旅行をきっかけに好奇心が発動される瞬間を、本の中では「ナンダコレ!」という合言葉で表しています。

●疑問「あれはなんだろう?」「どうなってるの?」
●発見「これ、おもしろい!」
●感動「そうだったのか!」 など、
心が動いたこと、ぜんぶ「ナンダコレ!」です。

見るもの聞くものが新鮮な旅行先でなら、「ナンダコレ!」にたくさん気づけるはず。「ナンダコレ!」をできるだけたくさん発しているうち、だんだん夢中になっていき、自分の興味のあるものや、好きなことを見つけやすくなります。

もちろん、学校の授業や習い事などに取り組んでいるときも、お子さんは「ナンダコレ!」を発しながら日々成長していることでしょう。
ただ、大好きなおうちのかたと一緒に「ナンダコレ!」を探し、お互いの「ナンダコレ!」をダイレクトに伝え合い、反応し合えることは、親子旅行ならではです。

たとえば、沖縄で……

コバルトブルーの海を、初めて見て「ナンダコレ!」
美ら海水族館で、おもしろい頭の形のサメに「ナンダコレ!」
見たことのないカニ(ケブカガニ)を見つけて「ナンダコレ!」
初めて食べるおいしいサーターアンダギーに「ナンダコレ!」

など……

「あれ見て!」と言うお子さんに、「すごいね!」「本当だ!びっくり」と反応し、できたこと、結果だけでなく「やってみた」「見つけられた」というプロセスをほめる・認める。それだけで、楽しさや興味がぐんぐん加速します。
さらに、帰ってからも「こうだったね!」と、家族の楽しい思い出話として振り返り(アウトプット)ができます。すると、忘れられない思い出とともに、意欲や知識が定着しやすくなります。

これらの「子供を伸ばす対話」が普段以上に楽しく自然にできてしまうのも、家族旅行ならではのことです。


理由③ お子さんが「自分で選べる」チャンスが増えるから

「ぼくはこっちがいい」と選ぶチャンスが多いのも家族旅行!

自分はやればできるかもしれない、大丈夫な気がする、という自信も、自走式学習力を身に着ける上で欠かせないもの。そういった自信をつけるよい方法があります。
それは、どんなに小さなことでもよいので「自分で選ぶこと」。そして自分が選んだものを、実際にやること。この「選ぶ」感覚が、自分の人生を自分でコントロールするための成功体験につながります。

しかしこれも、時間とタスクに追われる日常生活では、なかなか機会を作れないでしょう。そこで、またも親子旅行の出番というわけです。

たとえば
「海で生き物を探すのと、シーサーを作ってみるの、どっちをやりたい?」
「あれとこれ、どっち食べたい?」
果ては、
「こっちとあっち、どっちの道を歩きたい?」など、本当にささいなことでOK。
お子さんの成長に合わせて、それぞれのメリットを伝えながら、いつもより多めに「選択可能」「実現可能」な希望を聞く。そしてそれを実行すると、お子さんがどんどん生き生きしてくるのがわかるはずです。

枯れ木の中には何が暮らしてる……?

ただ、全部子供のため!にすると、しんどくなってしまう場合も。おうちのかたも「あのカフェでくつろぎたい」などの希望をどんどん出してください。家族みんなの「やりたい」がかない、みんなが笑顔になれる家族旅行をすることが、お子さんにとってもハッピーなのです。

いかがでしたか?
親子一緒に思いきり楽しむだけで、お子さんに学びの力が身についてくる! ということを意識するだけで、これまでの家族旅行の見方や楽しみ方が変わってくるのではないでしょうか。


文 : mananico 菊池彩子(学びと親子旅行研究家)
地球の歩き方BOOKS『~きみだけのナンダコレ!に会いに行こう~ まなべる!できる! ぼうけん図鑑 沖縄』著者。「学びをもっと楽しく、カッコよく! 」をモットーに教育事業コンサルティング、学びコンテンツ企画立案を行う企画制作ユニットmananico(マナニコ)に所属。

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mananico(マナニコ) 菊池健・菊池彩子
定価:本体1,500円+税
発行年月: 2019年07月
判型/造本:B5変
頁数:144
ISBN:978-4-478-82363-7

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