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西日本豪雨から1年、南予地域の今を観光スポットとともにレポート!西予市のそうめん流し、アマゴと昔の街並み(愛媛県)

2019年06月17日

西予市の今をレポート

2018年7月、未曽有の被害をもたらした西日本豪雨。愛媛県では、人的被害のほか、住家被害や土砂災害、河川被害等が多数発生し、農林水産業など地域の産業にも大きな被害が発生しました。特に被害の大きかった本県西南部・南予地域では、現在も復旧・復興活動が続いています。 そのような中、元気に少しずつ復興への道を歩んでいる地域の人々の今の姿をレポートします。

土砂災害から生き残った アマゴを次世代へ!(西予市明間)

アマゴ養殖場

東西に広く、山、里、海の多彩な自然に囲まれた西予市。日本最大級・最古級など珍しい自然の宝庫で日本ジオパークにも認定されています。 昨年の豪雨災害で生簀が埋まってしまうなどの被害を受けたアマゴ養殖場を営む丸太山魚の佐藤治平さんに現在の状況をお聞きしました。

丸太山魚・佐藤治平さん

「前日からかなりの雨が降っていましてね、夕方頃には土石流が流れて多くのアマゴを失ってしまいました。今は、残ったアマゴを次世代に繋げるべく、ボランティアやクラウドファンディングの協力によって少しづつ復旧してきています。今後は、流された生簀の場所にアマゴの釣り堀や魚を焼く囲炉裏を作って、観光客や地域の皆さんにも楽しんでいただける場所を作りたいと思ってます」と、コメントしてくれました。

■丸太山魚 (マルタサンギョ)
住所:西予市宇和町明間3469-1
電話:0894-67-0155

アマゴの塩焼き

アマゴは、西本州太平洋岸、四国、九州の瀬戸内海側河川の一部に生息する、サツキマスの河川残留型の川魚のことを言います。体表の黒とオレンジ色の斑点が特徴で、渓流釣りでも人気の魚。漢字では「鯇」と書きます。(他にも「雨子」「甘子」など)

アマゴの美味しい食べ方は、塩焼き。身は薄いサーモンピンク、骨はやわらかく、口に入れると川魚特有の風味が鼻腔にほのかに香ります。地元では、お刺身、からあげ、甘露煮などの料理にもつかわれますが、この日は弱火でじっくりと焼いて、旨味をギュッと濃縮させた豪快な塩焼きをいただきました。

名水「観音水」で食べる、そうめん流しと焼きアマゴ

全国名水百選の観音水の水でそうめん流し

佐藤さんのアマゴ養殖場「丸太山魚」のすぐ近くに、ミネラルが含まれた弱 アルカリ性の水質で四季を通じて14℃に保たれている、全国名水百選の「観音水」がわきでる鍾乳洞があります。毎日500人もの人が水汲みに訪れるこの名水を利用した「そうめん流し」を、地元の老人クラブが中心になって実施されています。U字になったレーンで、伝統のそうめん流しを楽しむもよし、たらいで楽しむもよい、夏の風物詩として親子でお楽しみください。また、名水で育まれたアマゴの塩焼きも土日限定で販売中です。

■名水亭
住所:愛媛県西予市宇和町明間3478
電話:0894-67-0013
営業時間:10:00~17:00(L.O.16:30/2019年4月27日~2019年9月10日)
料金:大人(中学生以上)600円/小学生300円/幼児(2歳以上)100円
URL:https://www.iyokannet.jp/spot/1455(いよ観ネット)

卯之町で、江戸~昭和初期 の商家が残る、町並み散策

江戸~昭和初期 の商家が残る町並み

卯之町は、建物の妻(つま)側に出入口のある”妻入り”、建物の平に正面入り口がある”平入り”の町家が混在し、白壁、半蔀(はじとみ)、 格子、持ち送りなどの伝統的な建築様式が残る町並みで、 国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。江戸時代には、宇和島藩の在郷町として栄え、二宮敬作、 楠本イネらも往来した通りとして知られています。

明治15年に建てられた開明学校
希望者は授業も受けられる

国の重要文化財でもある開明学校校舎は、明治15年(1882年)に建てられた、西日本で最も古い小学校校舎です。伝統的な日本建築に洋風な要素を取り入れた校舎では、当時の学び舎で使われた文具の数々を見学することができます。また、希望者には特別に当時の授業を再現してくれます。画像は、明治時代の小学校で実際に使われていた、”チャイム”代わりの木の板。

卯之町お散歩絵図を活用しよう!(PDF)(西予市)

■開明学校
住所:愛媛県西予市宇和町卯之町3-109
電話:0894-62-4292
URL:https://www.city.seiyo.ehime.jp/miryoku/uwachonomachinami/(西予市)

109mの雑巾がけレース”Z-1”GPに挑戦!宇和米博物館

宇和米博物館(旧宇和町小学校校舎)

地元では、「米博」の愛称で親しまれている旧宇和町小学校校舎を移築した宇和米博物館。建物は昭和3年(1928年)に建造され、平成3年(1991年)に開館。現在は、宇和地方で使われていた農耕具など、米に関する資料を展示しているほか、レンタルスペースや企業のサテライトオフィスなどにも利用されています。

109mの廊下を雑巾がけ!
出川哲郎さんも番組ロケで体験したそうです

また、ここでは109mもの長い廊下を専用の雑巾と上履きで雑巾がけをする体験イベント”Z-1”グランプリも随時実施されています。普通にトラックを走るのと違い、中腰の姿勢のまま廊下を延々と雑巾がけ、慣れていないと完走するのも厳しいようです。体力に自信のある方はぜひ挑戦してみてください。

■宇和米博物館
住所:愛媛県西予市宇和町卯之町2-24
電話:0894-62-6517
料金:体験料200円、バッジ付き500円
URL:http://komehaku.jp/

災害直後のアマゴ養殖場の様子

6,500戸以上もの家屋や建物が全壊、半壊などの被害に遭い、未曽有の被害をもたらした西日本豪雨から1年、西予の今は、復興に向けた元気と活力を県内外のみなさんからもらってがんばっていました。令和最初の夏、復興をがんばるけん、えひめけんへのご旅行はいかがでしょうか。次回は、大洲市のとんくりまぶし、吉田町のみかん畑をレポートします。

▷【参考資料】愛媛県庁/平成30年7月豪雨災害・復興に関する情報ページより

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