青森県・奥入瀬渓流に「コケガール」が発生中!?
十和田湖から続く唯一の河川「奥入瀬渓流」。国の特別名勝及び天然記念物に指定されています。その奥入瀬渓流では、うずくまっている人がちらほら。彼女たちが夢中になっているのは、じわじわ人気になりつつあるコケ鑑賞。コケの魅力にとりつかれた「コケガール」たちのスタイルを学びます。
「奥入瀬渓流」はコケの宝庫!
奥入瀬渓流は、U字型の渓谷であり沢山の樹木が茂っていること、ヤマセと呼ばれる東からの湿気を含んだ風の行き止まりとなることなどの理由により、1年を通じて湿度が高いため、300種類以上のコケが生息していることが確認されているといいます。
地面付近に生きるコケ。目線を低くして近づくと芸術作品のよう。最近は、コケの「けなげでかわいく美しい魅力」にハマる人たちが、ジワジワ急増しているそうです。
うずくまり女子発生中?コケガール参上!
年間90万人の観光客が訪れる奥入瀬渓流で、「うずくまる」女子が急増。彼女たちが楽しんでいるのは、コケ!
コケの魅力にハマッた彼女たちは、「コケガール」と呼ばれています。コケガールが楽しむのは、コケの「デザインの美しさ」や「感触」「匂い」など。写真撮影も怠りません。夢中でうずくまって観察していると、50mの移動に3時間もかかるのだとか。
コケガールの服装は、トレッキングの服装とほぼ同じでOK。しゃがんだり膝をつくのでパンツスタイルがおすすめです。
[持ち物]
・ルーペ
・コンパクトデジタルカメラ(マクロ機能付)
・スプレー水(乾いたコケにかける。一瞬で形が変化するものもある。)
・ミニ三脚
・双眼鏡(遠くのコケを眺める)
コケの観察時、香水、黒い服は蜂を寄せつけてしまうので避けてください。コケ観察は、11月上旬頃まで楽しむことができます。
初心者には、コケを愛でるツアーがおすすめ。神秘のコケの世界に遊びに行きませんか。
■NPO法人奥入瀬自然観光資源研究会(ツアーお問い合わせ)
・住所:〒034-0095 青森県十和田市西二十一番街53-7
・URL: https://www.oiken.org/
<コケ愛でスポットは「白銀の流れ」>
おすすめの「コケ愛でスポット」は、上流エリアと中流エリアの真ん中ぐらいにある「白銀の流れ」付近。いろいろなコケと触れ合って、奥入瀬渓流の新しい楽しみ方に出会ってください。
※本記事は、「日本の歩き方」内、「おでかけガイド」に2015年10月7日に掲載されたものです。
筆者
地球の歩き方ウェブ運営チーム
1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』のメディアサイト『地球の歩き方web』を運営しているチームです。世界約50の国と地域、160人以上の国内外の都市のスペシャリスト・特派員が発信する旅の最新情報をお届けします。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。