海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP >ニュース&レポート >観光 >日本 >東北 >福島 >【2020年】大内宿雪まつり 茅葺き屋根の町並みと雪の絶景!名物のそば、「塔のへつり」とアクセス方法

【2020年】大内宿雪まつり 茅葺き屋根の町並みと雪の絶景!名物のそば、「塔のへつり」とアクセス方法

2020年01月19日

茅葺き屋根の民家に雪が積もる絶景の大内宿

福島県南会津の大内宿は、茅葺き屋根の民家が軒を連ねる歴史的で情緒あふれる観光スポットです。さらに、冬は茅葺き屋根の民家に雪が積もり、幻想的な絶景に出合えます。また、大内宿名物のねぎそばも食べたいところ。冬の大内宿の魅力とアクセス方法、冬の空に打ち上がる花火が美しい「大内宿雪まつり」と付近の観光スポット「塔のへつり」を紹介します。

目抜き通りの両側に、雪が積もった茅葺き屋根の民家の町並み

上の画像の正面奥に、「ビュースポット」がある

福島県南会津の人気観光スポット、大内宿。江戸時代、会津西街道の宿場としてにぎわったところです。茅葺き屋根の民家が街道沿いに並び、その光景が現在でも残っている貴重なエリアです。なお、1981年に重要伝統的建造物郡保存地区に指定されました。

大内宿のエリアに入ると、江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚となるでしょう。筆者が訪問した2月中旬は、茅葺き屋根の民家に雪が深く積もっていました。小雪が舞う幻想的な光景に気分が高まりました。

これぞ大内宿!絶景のビュースポットへ

大内宿の絶景がみられる高台へ

まずは、駐車場などがある大内宿の入口から茅葺き屋根の民家や土産店、食事処などが軒を連ねる全長約1kmの目抜き通りを一番奥へ進みましょう。子安観音堂という小さな社が建っているあたり(上の画像右上)が、絶景が見られる「ビュースポット(お立ち台)」となっています。その社へ続く急な階段は雪で通行できませんので、冬季は上の画像左の緩やかな階段で少しだけ迂回します。なお、筆者が訪問した際は階段などが除雪されていましたが、雪で滑りやすいので注意しましょう。

これぞ、大内宿という絶景!

来ました! 茅葺き屋根の建物群の全体を一望できる絶景スポットです。大内宿といえば、この光景。絶景が見られる「お立ち台」からの撮影は、大内宿訪問の「鉄板」イベントです。

筆者が「お立ち台」に立つと、先ほどまで降っていた雪が止んで、少し晴れ間も。雪が積もる茅葺き屋根の建物群の絶景にカメラを持つ手が震えました。この震えは、寒さのためだけではないでしょう。この光景を見るためだけに訪問する価値があります。

ねぎが箸代わり?大内宿名物「ねぎそば」を食べよう

暴風雪に備えて、建物の周りには雪囲いが

絶景を楽しんだら、大内宿の名物を楽しみましょう。大内宿の名物グルメといえば、「高遠そば(ねぎそば)」です。大内宿には、その「ねぎそば」の店がいくつかあります。なお、店の建物の周囲は、暴風雪に備えて雪囲いがなされています。「休業?」と勘違いしてしまいそうですが、雪囲いの切れ間に入口がありますので、注意してください。

ねぎを箸代わりに、ねぎをかじりながらそばを食す

筆者は、大内宿の「ねぎそば」の有名店、三澤屋に入りました。店内には囲炉裏とコタツ席があって、雰囲気があります。

もちろん注文したのは「ねぎそば」。上の画像のようなねぎを箸代わりにするスタイルは、冬でも「冷そば」しかありません。ただ、ココまできたら「ねぎそば」を食べずに帰れませんので、「冷そば」をチョイスしました。店内は暖かいので、「冷そば」でも大丈夫です。

箸代わりに添えられた長ねぎ(割り箸も用意されます)でそばをたぐり、長ねぎをかじりながら食べます。長ねぎが辛くて食べられないかと思いましたが、これが美味! 長ねぎは半分ぐらいまで消費しました(青いところはさすがに辛いです)。また、鰹節と大根おろしが添えられた出汁は、さっぱりとした味わいです。おいしく、完食です。

ところで、この「ねぎそば」。「高遠そば」ということなら長野生まれのはずなのですが、なぜ会津に? それは、会津藩主となった徳川秀忠(徳川2代将軍)の息子・保科正之公が、信州(長野)・伊那の高遠から会津に移ってきたことに由来するからです。

なお、田舎の風情の店内ながらWi-Fiが完備され、外国語のメニューもありました。訪日観光客も店内にちらほら。クレジットカードも使えます。訪日外国人も訪れたい大内宿の「鉄板」グルメスポットなのです。

■三澤屋
・URL: http://www.misawaya.jp/

花火の打ち上げと雪灯篭に灯り!「大内宿雪まつり2020」

夜間、雪灯篭の灯りで幻想的になる
イベント1日目の18時からは花火の打ち上げも予定されている

例年2月の第2土・日曜日には、「大内宿雪まつり」が開催されます。そば食い競争や仮装大会などに加え、街道沿いに作られた雪灯篭に火が灯され、冬の夜空に花火が打ち上がる人気のイベントです。日中の茅葺き屋根の建物群と雪の光景も美しいですが、雪灯篭の淡い灯りと花火が生み出す光景はみてみたいところです。

イベント1日目の夕刻に雪灯篭に火が灯され、18時に花火が打ち上がります。仮装大会やそば食い競争は2日目の昼前後に行われる予定となっています。イベント1日目と2日目のスケジュールや詳細は、大内宿観光協会のホームページで確認しましょう。

なお、筆者が大内宿に訪問した際に乗車した「広田タクシー」の運転手さん曰く、「大内宿雪まつり」の期間中は大内宿の駐車場への入庫待ちで周辺の道路が渋滞するので、公共交通機関の利用がおすすめとのこと。乗合バスやタクシー、定期観光バスなら渋滞に巻き込まれるものの、それらは駐車場に優先的に入れるので、比較的スムーズにイベント会場入りできるからです。

■「大内宿雪まつり」
・開催: 2020年2月8日(土)・9日(日)

・・・・・・・・・・・・・・
大内宿、積雪の最新情報を確認してください(2020年2月6日現在)
大内宿は、暖冬の影響で積雪が少ない状態です。ただし、ここ数日の雪で、「雪景色」が見られるようになっています。開催できるか懸念されていた「大内宿雪まつり」も予定通り実施の方向とのこと。最新情報は、大内宿観光協会のホームページなどで確認ください。積雪の状況がわかる「ライブカメラ」コーナーもあります。
・URL: http://ouchi-juku.com/
・・・・・・・・・・・・・・

大内宿へのアクセス方法は?

大内宿の最寄り駅、会津鉄道・湯野上温泉駅も茅葺き屋根の建物

公共交通機関を利用した大内宿へのアクセス方法を紹介します。

大内宿の最寄り駅は、会津鉄道の湯野上温泉駅です。この駅も茅葺き屋根の建物で必見です。さらに、茅葺き屋根の駅舎の中には、(火のついた)囲炉裏があります。

湯野上温泉駅からは、「乗り合いバス 猿游号」が大内宿まで運行されています。湯野上温泉駅から大内宿までは、約20分です。

また、大内宿観光と組み合わせられることが多い会津若松からは、定期観光バスが運行されています。会津若松駅を11:10に出たバスは、鶴ヶ城(約1時間の見学)を経て大内宿へ(約1時間20分の滞在。「山形屋」の「ねぎそば」のランチ付き)。大内宿を14:40に出て、芦ノ牧温泉(途中下車可)を経て会津若松駅に戻ってきます(15:45着)。料金は、鶴ヶ城の入館料と大内宿の「ねぎそば」のランチが付いて大人ひとり5,000円(税込)となっています。

大内宿へのアクセス方法や乗合バスの時刻表、定期観光バス、「広田タクシー」などの詳細は、大内宿観光協会のホームページで確認しましょう。

■大内宿観光協会
・URL: http://ouchi-juku.com/

【大内宿から至近】絶景の「塔のへつり」へ行こう

浸食と風化を繰り返して生み出された見事な景観

大内宿を訪問したあと、景勝地の「塔のへつり」にも立ち寄りましょう。

「塔のへつり」は、約100万年の歳月をかけて浸食と風化を繰り返して生み出された見事な景観で、1943年に国の天然記念物に指定された観光スポットです。深緑の川に架かるつり橋と奇岩、雪景色・・・・・・。水墨画のような光景に、こちらでもカメラを持つ手が震えました。この震えも寒さのためだけではないでしょう。この光景を見るためだけに訪問する価値があります。

ちなみに、「へつり」とは会津地方の方言で「川に迫った険しい断崖」のことなのだとか。漢字で書くと「塔の岪」になると大内宿から乗車した親切なタクシーの運転手さんが教えてくれました。「岪」、読めませんね。なお、「塔のへつり」の最寄り駅は会津鉄道の塔のへつり駅です。大内宿の最寄り駅、湯野上温泉駅からひと駅ほど離れていますが、効率を考えて大内宿からタクシーを利用(15分ほど、約3,500円)してもいいでしょう。なお、大内宿にはタクシーが待機していませんので、事前に予約(広田タクシー)しておきましょう。

冬季はつり橋を渡れない

なお、「塔のへつり」の見学は無料です。秋は紅葉の名所としても有名ですが、冬は積雪のために川に架かるつり橋を渡り、対岸へ行くことはできません。「お立ち台」的なところから景観を眺めるだけにはなりますが、絶景です。

■塔のへつり(下郷町観光協会)
・住所: 〒969-5204 福島県南会津郡下郷町弥五島字下タ林5316
・アクセス: 会津鉄道塔のへつり駅下車、徒歩約5分
・URL: http://shimogo.jp/sightseeing/tonohetsuri/

大内宿や「塔のへつり」へは、「ゆったり会津 東武フリーパス」で

風情ある茅葺き屋根の駅舎、湯野上温泉駅

雪景色の茅葺き屋根の民家が軒を連ねる歴史情緒あふれる大内宿と「塔のへつり」へ。冬の福島県南会津へ出かけてみませんか。

東京方面から大内宿や「塔のへつり」への列車でのアクセス方法はおもに2通りとなります。ひとつ目は、東京駅から東北新幹線郡山駅(約1時間20分)でJR磐越西線(約1時間5分)に乗り換え会津若松駅へ。会津若松駅から会津鉄道で大内宿最寄りの湯野上温泉駅(約40分)や塔のへつり駅へ行くというもの。ふたつ目は、東武鉄道浅草駅から特急「リバティー会津」号に乗車し、会津田島駅へ(約3時間15分)。会津田島駅で会津鉄道に乗り換えて湯野上温泉駅へ行く(約30分)というものです。

「湯西川温泉かまくら祭」のミニかまくらのライトアップ

なお、東武鉄道のルートであれば、「ゆったり会津 東武フリーパス」の利用がおすすめです。東京都・埼玉県などの東武鉄道出発駅から栃木県の下今市駅間往復乗車券と下今市駅から東武日光・芦ノ牧温泉駅間が4日間乗り降り自由(下今市駅とほかの駅間の設定もあり)で、おトクな料金です(特急「リバティー会津」号への乗車には、別途特急券が必要です)。例えば、浅草駅から湯野上温泉駅間を単純往復した場合には7,900円(3,950円×2)ですが、「ゆったり会津 東武フリーパス」を利用すれば6,920円と980円おトクになります。さらに、世界遺産の日光や鬼怒川温泉、日本夜景遺産に認定されたライトアップ「湯西川温泉かまくら祭(冬季限定。詳細記事は、こちら)」などへの立ち寄り可能で便利なフリーパスです。

■ゆったり会津 東武フリーパス(東武鉄道)
・URL: https://tabi.tobu.co.jp/ticket/honsen/c01_d.html

今回の記事詳細や行程、筆者が撮影した動画やたくさんの画像を「地球の歩き方 旅スケ」の「旅行記」で紹介しています。

「地球の歩き方ニュース&レポート(オリジナルサイト)」上でこの記事をご覧になっている方は、以下の「詳細記事はこちら」ボタンから、外部メディアでこの記事をご覧の方は、オリジナルサイトの記事内に設けられた黄色いボタン「詳細記事はこちら」で確認してください。

お気に入り

※この記事が気に入った方はクリック

このニュースに関連する他のニュース