海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP >ニュース&レポート >観光 >日本 >東北 >宮城 >鳴子峡の紅葉の見頃時期情報とアクセス方法(宮城県大崎市鳴子温泉)

鳴子峡の紅葉の見頃時期情報とアクセス方法(宮城県大崎市鳴子温泉)

2018年10月01日

紅葉の鳴子峡に架かる大深沢橋 ©iStock

 東北の紅葉の名所・鳴子峡は、大谷川に刻まれた深さ100mのV字型峡谷が約2.5kmに渡って続く景勝地です。例年、10月下旬から11月上旬ごろに鳴子峡に架かる大深沢橋を中心としたエリアが錦のように美しい紅葉に包まれます。峡谷に架かる橋と紅葉が魅せる光景を目当てに外国人観光客も多く訪れる「インスタ映え」スポット、鳴子峡へのアクセス情報や周辺の観光スポット、温泉情報なども紹介します。

一度は見たい!鳴子峡の紅葉!!

大深沢橋から見た鳴子峡レストハウス(画像右上)

 東北の紅葉の名所として、パンフレットの表紙を飾ることも多い鳴子峡。鳴子峡にかかる大深沢橋と紅葉の絶景写真を見たことがある人も多いのではないでしょうか。筆者が訪問した時は、曇り空だったのが残念でしたが、美しい紅葉の絶景に観光客からは驚きの声があちこちで上がっていました。

 鳴子峡にかかる大深沢橋と紅葉の絶景が撮影できるのが、鳴子峡レストハウスです。鳴子峡レストハウスは、食事や土産物などを販売する「道の駅」のようなスポットです。その駐車場の前が、絶景の紅葉が撮影できる「展望台」のようになっています。カメラを紅葉の渓谷と橋に向ける観光客で賑わいを見せているので、迷うことはないでしょう。

■鳴子峡レストハウス
・住所: 〒989-6832 宮城県大崎市鳴子温泉星沼13-5

列車と紅葉のコラボレーション!

鳴子峡を走る陸羽東線の列車と紅葉 ©iStock

 鳴子峡の紅葉写真として、もうひとつ有名なカットが紅葉の中を走る列車の風景ではないでしょうか。この有名カットを撮影できるのが、鳴子峡に架かる大深沢橋の上なのです。

 鳴子峡レストハウスから、対岸の国道47号線の橋・大深沢橋には歩いて5分ほど。橋の上に立つと、足がすくむほどの高さですが、多くの旅行者(カメラマン)が待機しています。橋の上で、列車の時刻表と時計を確認しながら「メインイベント」を待ちましょう。

 「フォーーン」。遠くから列車の汽笛が聞こえ、断崖と断崖の一瞬の隙間を通り抜ける「陸羽東線」の列車がゆっくりと走っていくのが見えます。一瞬の隙間なのですが、秋の紅葉時期は、乗客のために徐行運転をするサービスが行われるのです。同時に、大深沢橋から撮影するカメラマンへのサービスともなるのです。陸羽東線の鳴子温泉駅から中山平温泉駅へ向かう途中の車窓では、進行方向右側に陣取ってください。列車の車窓から対岸の大深沢橋を眺めることが出来るでしょう。

 ちなみに、この陸羽東線、運行本数が少ない(2時間に1本程度)ので注意が必要です。「この1枚」を撮影したいなら、事前に列車の時刻表を確認しておくようにしましょう。鳴子温泉駅発あるいは、中山平温泉駅の発車時刻にプラス3分程度で、この絶景区間に列車が差し掛かりますので、撮影時間の目安にしてください。

大深沢橋の上から峡谷の下を眺めると・・・
峡谷の下の遊歩道へ

 列車と峡谷の紅葉のコラボレーションを撮影したら、大深沢橋の直下の峡谷には、遊歩道が整備されていますので降りてみましょう。鳴子峡レストハウスの駐車場から階段で下ることが出来ます。

峡谷を流れる大谷川と紅葉

 鳴子峡レストハウスから整備された階段を下りると、断崖を流れる清流に囲まれた「回顧橋」に到着します。先ほど、大深沢橋の上から見下ろしたところです。

 秋の清々しい風を感じながら、清流と断崖と紅葉のコントラストを楽しんでください。

鳴子峡 周辺の観光スポット

大きなこけしが出迎えてくれる日本こけし館

 鳴子峡散策を楽しんだら、周辺の観光スポットへ。

 大深沢橋から国道47号線を鳴子温泉駅方面へ道なりに歩いていくと、大きなこけしが見えてきます。日本こけし館です。

 日本こけし館は、伝統こけしの産地としても有名な鳴子温泉のこけしを展示している施設です。また、こけしの絵付け体験も出来るとのこと。オリジナルのこけしを鳴子温泉訪問の土産にしてみてはいかがでしょうか。

■日本こけし館
・住所: 〒989-6827 宮城県大崎市鳴子温泉尿前74-2
・URL: http://www.kokesikan.com/

松尾芭蕉が取調べを受けたという尿前の関

 つづいて、日本こけし館付近にある尿前の関にも立ち寄りましょう。「尿前」と書いて、「しとまえ」と読みます。

 尿前の関は、戦国時代までにその歴史を遡る関所です。江戸時代の1689年には、『奥の細道』で有名な松尾芭蕉と門人曽良がこの関所を通り、厳しい取調べを受けて、ようやく通過できたという歴史スポットなのです。

■尿前の関
・住所: 〒989-6827  宮城県大崎市鳴子温泉尿前

「温泉のデパート」鳴子温泉郷!「うなぎの湯」に「かんけつ泉」

約10分間隔で、15m近くまで温泉が吹き上がる「かんけつ泉」

 鳴子峡付近には、東北の名湯・鳴子温泉があります。鳴子温泉郷は、鳴子温泉、東鳴子温泉、川渡温泉、中山平温泉、鬼首温泉の5つの温泉地の総称なのです。源泉数が370以上、日本に湧き出る11種類の泉質の内、9種類が揃うという「温泉のデパート」なのです。鳴子温泉郷で、温泉三昧を楽しんでみてください。 

 鳴子温泉郷の中から筆者オススメの温泉を2箇所ほど紹介します。

 1箇所目は、鳴子峡に近い中山平温泉です。「うなぎの湯」として知られる温泉宿があります。「うなぎの湯」とは、化粧水のようにトロっとした肌触りが特長の温泉です。うなぎをつかんむほどのヌメりはありませんが、肌をツルツルにする作用があるというアルカリ性の温泉で、「美肌の湯」なのです。女性には、特にオススメなのではないでしょうか。

 2箇所目は、鬼首(おにこうべ)温泉です。こちらは、詳しく紹介します。

 鬼首温泉は、JR陸羽東線の鳴子温泉駅前のロータリーから出発する路線バスで約30分のところにあります。路線バスの本数が少ないので、事前に大崎市営バス(鬼首線)の時刻表を鳴子温泉郷観光協会のホームページなどで確認しましょう。

■鳴子温泉郷観光協会(大崎市営バス(鬼首線)時刻表)
・URL: http://www.naruko.gr.jp/access/


 鳴子温泉駅を10:55(日曜、祝日は11:05)に出発する「田野原(たのはら)」行き路線バスで山道を行くと、11:26(日曜、祝日は11:32)に「かんけつ泉」バス停に到着します。そのバス停から徒歩数分のところに「かんけつ泉」の建物があります。入場料を払って中に入ると「ドドドドー」という轟音が聞こえてくることでしょう。

 約10分間隔で、15m近くまで温泉が吹き上がる「かんけつ泉」を間近に見ることができますので迫力があります。この鬼首エリアは地熱が高い地域で、温泉が川に流れ込んでいる場所もあります。近くには、地熱を使った発電所もあり、地球の息吹を感じることができるでしょう。

温泉が流れ込み、湯気の出ている滝

 「かんけつ泉」の施設内には、川が流れていて、温泉水が混ざり合った川から湯気が立ち上っている様子を見ることが出来ます。湯気の立ち上る滝、なかなか見ることができない光景ではないでしょうか。

■間欠泉 鬼首かんけつ泉
・住所: 〒989-6941  宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字吹上地内
・URL: http://kanketsusen.com/

いたるところから湯気が立ち上る地獄谷遊歩道

 さらに、「かんけつ泉」から徒歩10分のところにある「地獄谷遊歩道」にも行ってみましょう。

 紅葉で染まった木々と渓流の流れを感じつつ、整備された遊歩道を進むと、あちらこちらから湯気が立ち上っています。まさに「地獄谷」という名に相応しい光景です。

遊歩道上でも温泉が吹き出るところも

 遊歩道上には、「温泉、注意」の看板が。数分おきに通路の端から温泉が吹き出してくるのです。当然、温泉がかかったらヤケドをしてしまいますが、噴出時には予兆がありますのでご安心を。最初はボコボコと蒸気が上がって、そのうちに大量の温泉が吹き出てくるのです。

■地獄谷遊歩道
・住所: 〒989-6941 宮城県大崎市 鳴子温泉鬼首吹上16

 「かんけつ泉」と地獄谷遊歩道を散策したら、「かんけつ泉」近くにある吹上温泉峯雲閣で日帰り入浴はいかがでしょうか。峯雲閣には、滝の温泉があって、自然そのものの滝つぼへ入浴できるのです。また、その滝の前には、大きな露天風呂があります。野趣あふれる天然温泉で、散策の汗を流すのもいいでしょう。

■吹上温泉峯雲閣
・住所: 〒989-6941 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首吹上16

 なお、鳴子温泉駅へ向けて帰路は、14:54(日曜、祝日は14:59)発車のバスに乗り、鳴子温泉駅には15:24(日曜、祝日は15:25)に到着です。

 鬼首温泉は、紅葉と野趣あふれる温泉を存分に味わえますのでオススメです。

※上記のバスダイヤは、2018年10月現在のものです。

鳴子峡・鳴子温泉郷へのアクセス方法は!?

紅葉と松の緑と岸壁と列車と・・・

 鳴子峡・鳴子温泉郷へのアクセス方法です。

 鳴子峡は、宮城県の小牛田駅から山形県の新庄駅とを結ぶJR陸羽東線(奥の細道湯けむりライン)の鳴子温泉駅と中山平温泉駅の間に位置する景勝地です。

 鳴子峡の最寄り駅となる鳴子温泉駅、あるいは中山平温泉駅へは、東京駅から東北新幹線で約120分の宮城県古川駅で、在来線のJR陸羽東線に乗り換えます。古川駅から約70分で中山平温泉駅に到着します。さらに、中山平温泉駅前から鳴子温泉駅間を結ぶ紅葉時期限定の臨時バスに乗って5分ほどで鳴子峡に到着です。詳しいアクセス情報、紅葉の見頃情報などは、鳴子温泉郷観光協会のホームページで。

■鳴子温泉郷観光協会
・URL: http://www.naruko.gr.jp/index.php


 なお、JR陸羽東線では、沿線の車窓を大パノラマで見ることができるリゾート列車「リゾートみのり」号が運行されています(運行日は、要確認。別途、座席指定券が必要)。鳴子峡の紅葉などをワイドな窓から見られますので、オススメです。

■リゾートみのり
・URL: https://jr-sendai.com/train/minoritrain/


 錦秋の鳴子峡へ、出かけてみませんか。

お気に入り

※この記事が気に入った方はクリック

このニュースに関連する他のニュース

アメリカの現地ツアー

おすすめの記事