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はじめてのトルコ・イスタンブールを2泊3日で満喫する方法

2019年09月11日

イスタンブールの市街 ©iStock

アジアとヨーロッパの文化が混在するトルコ。かつて、広範囲を支配したオスマン帝国時代から受け継がれる文化は、食やモノ、景観などに影響を残しています。多様な文化が入り交じるトルコ最大の都市・イスタンブールを2泊3日で楽しむ方法を紹介します。

イスタンブールを旅する前に知っておきたいこと

イスタンブールを分かつボスポラス海峡 ©iStock

トルコ・イスタンブール観光でまず知っておきたいのは、「ヨーロッパ側」と「アジア側」に町が分かれていることです。上の写真のように、ボスポラス海峡を境に2つの陸に分かれているイスタンブールの町は、それぞれをヨーロッパ側(西側)とアジア側(東側)と呼ばれています。

観光名所は、ヨーロッパ側に多く集まっています。アジア側は、趣き深い風情を味わいながらゆっくりと過ごすことができる地域です。

交通渋滞もあらかじめ知っておきたいポイントです。人口1,500万人を越えるメガシティーのイスタンブールは、通勤時間帯や休日に交通渋滞が起こります。特にヨーロッパ側とアジア側を結ぶ橋やアジア側へ向かう人で混み合うベシクタシュ地区周辺はかなり混雑します。

これらを考慮して宿の場所と日中の行程を練っておくとよいでしょう。

連絡船
イスタンブールカード

イスタンブールの主要箇所を観光するならば、2泊3日あればおおかた観てまわることができるでしょう。

【モデルプラン】
1日目:カラキョイ地区(KARAKOY)
2日目:エミニョニュ地区(EMINONU)
3日目:カディキョイ地区(Kadikoy)やユスキュダル地区(Usukudar)

ヨーロッパ側とアジア側は、バスやタクシーのほかに「連絡船」で渡ることができます。交通渋滞を避けるためにも積極的に使ってみましょう。船着き場は複数あり、上記モデルプランの地区どうしを結んでいて便利です。乗船するには、電車やバスなどの主要交通機関で使えるIC交通カード「イスタンブールカード(istanbulkart)」が利用可能です。

■イスタンブールカード(istanbulkart)
・URL:https://www.istanbulkart.istanbul/

モデルプラン1日目:歴史と流行が共存する活気ある町カラキョイ地区

イスティクラル通り(Istiklal) ©iStock

カラキョイ地区は、いわゆる新市街と呼ばれる地区です。朝から夜遅くまでにぎわう新市街の目抜き通りは、「イスティクラル通り(Istiklal)」です。

この通りは、1928年のトルコ共和国建国を記念してつくられたモニュメントがあるタクシム広場から海に向かって南にのびています。右にも左にも飲食店や洋服店が並び、細い路地には地元の人に長年愛される喫茶店や最近のアーティストが企画したようなカフェがあります。

多くの人で埋め尽くされる目抜き通りを赤いレトロな路面電車が通ります。その光景からイスタンブールの活気を感じることができるでしょう。

ガラタ塔(Galata Kulesi) ©iStock

イスティクラル通りを海に向かって下っていくと、「ガラタ塔(Galata Kulesi)」に辿りつきます。現在は展望台やレンスランとして観光客を迎え入れるガラタ塔ですが、かつては灯台や捕虜収容所、火の見櫓など、役割を変えて活躍してきました。上階からはイスタンブール市街を見渡すことができます。

ガラタ塔からさらに海の方向へ下る坂道では、店頭販売のフレッシュジュース(ザクロジュースなど)が疲れた喉を潤してくれます。

■ガラタ塔(Galata Kulesi)
・住所:Bereketzade, Galata Kulesi Sk., 34421 Beyoğlu/İstanbul
・URL:https://istanbul.ktb.gov.tr/EN-171079/galata-tower.html

モデルプラン2日目:トルコの歴史に触れるエミニョニュ地区

アヤソフィア(Ayasofya Muzesi)

エミニョニュ地区(EMINONU)は、歴史、買物、グルメの三拍子が揃った旧市街です。

まずは、エミニョニュ地区の1つ目の楽しみ方「歴史」から紹介しましょう。

「アヤソフィア(Ayasofya Muzesi)」は見逃せません。「数奇な運命」と形容されるアヤソフィアの歴史は、4世紀に始まります。ビサンチン帝国ではキリスト教の大聖堂として、オスマン帝国ではイスラム教のモスクとして存在しました。現在は、博物館となっていますが、アラビア語(イスラム教)と聖母マリアとイエス・キリストが隣り合う内観には、不思議な感覚を抱くでしょう。

アヤソフィアの周辺には、「バシリカ・シスタン (Basilica Cistern) 」「トプカプ宮殿(Topkapi Palace)」「スルタンアフメッド・モスク(SultanAhmedCamii)」などの人気観光スポットがあります。なかでも「アヤソフィア」のチケット売り場はとても混み合います。朝早く来たつもりでもすでに行列が……。

■アヤソフィア(Ayasofya Muzesi)
・住所:Sultan Ahmet, Ayasofya Meydanı, 34122 Fatih/İstanbul
・URL:https://ayasofyamuzesi.gov.tr/

グランドバザール(GrandBazaar)

エミニョニュ地区の2つ目の楽しみ方は「買物」です。

500年以上前に建造された市場は、「グランドバザール(GrandBazaar)」と呼ばれ、3,000以上の商店と観光客でにぎわいます。アラビックな雰囲気をイメージさせる温かな光を放つランプが、グランドバザールに来た実感をかき立ててくれます。

グランドバザールで扱われている商品は、マグネットから貴金属まであまりにも多種多様です。持ち帰れるサイズのおみやげを探すなら、イズニック地方の工芸品のコースターや小皿が手軽でおすすめです。

同じパターンのものが山積みされている店もあれば、一点ものをオーナーがていねいに説明をしてくれる店もあり、グランドバザール内といえど店の形態もさまざまです。時間に余裕がある場合は、グランドバザール内のカフェでチャイを飲んで休憩するのもトルコらしい体験です。

■グランドバザール(GrandBazaar)
・住所:Beyazıt, Kalpakçılar Cd. No:22, 34126 Fatih/İstanbul

マリオ・ザ・フィッシャーマン(Mario The Fishermen)

エミニョニュ地区の3つ目の楽しみ方は「グルメ」です。

こぼれ落ちそうで落ちないドキドキを楽しめる「トルコアイス」やカラフルで甘い「ターキッシュデライツ」、トルコ名物の胡麻パン「シミット」は、旧市街のどこを歩いても必ず出合うでしょう。

なかでも日本人に有名すぎるのが「鯖サンド」です。「パンに鯖が挟まってるだけでしょ」とはよく言ったもので、これ、食べてみると期待以上においしいのです。ガラタ橋とその周辺(エミニョニュ地区側とカラキョイ地区側)に店が多く集まっています。エミニョニュ地区では、季節のよい時は鯖サンド販売の船が停泊し、観光客で大にぎわいです。

典型的な鯖サンドが食べられるエミニョニュ地区に比べて、カラキョイ地区は店主のこだわりが詰まった鯖サンド屋がいくつか見られます。筆者は後者が好みで、なかでも「マリオ・ザ・フィッシャーマン(Mario The Fishermen)」は、味のしみたパンと香辛料のかかった鯖と野菜が癖になります。赤いトマトがたくさん描かれた帽子とエプロンを着た茶目っ気ある店主と極狭な店内に誰もが心を奪われるでしょう。

行き方:船着き場「Karakoy(Turyol)」からすぐ、Fermeneciler通り(釣り具店などが並ぶ小道)にあります。

■マリオ・ザ・フィッシャーマン(Mario The Fishermen)
・住所:Azapkapı, Fermeneciler Cd. no:65, 34421 Beyoğlu/İstanbul
・URL:https://mario-the-fishermen.business.site

モデルプラン3日目:カディキョイ地区とユスキュダル地区

カディキョイ地区 ©iStock

カディキョイ地区は、冒頭で紹介したアジア側の町です。ヨーロッパ側から連絡船で降り立つや否や、地元の人の活気に驚くでしょう。観光客の多いヨーロッパ側とは異なり、昼間は魚や野菜を買いにくる地元のおばあさんやショッピングに来る若者で、夜は仕事終わりに食事を楽しむビジネスマンでにぎわいます。アーティストが手がけるゲストハウスや骨董店などもあり、地元感の強さと個性的な雰囲気が混在するにぎやかな町といった印象です。

船着き場のすぐ側にある「ハイダルパシャ(Haydarpasa)」は、1872年から続く歴史ある駅舎で、遠くはイランのテヘランまで行く国際列車が発着しています。連絡船の運航中には、海に突き出るハイダルパシャの壮大な外観をカメラに収めることができます。

■ハイダルパシャ(Haydarpasa)
・住所:Asian Side, Kadikoy/Istanbul

ユスキュダル地区 ©iStock

こちら(上の写真)は、下町感と海辺のおだやかさが隣り合うユスキュダル地区です。ヨーロッパ側からは連絡船で、先に紹介したカディキョイ地区からは路線バスやタクシーで20分弱で移動できます。

ユスキュダルの埠頭にあるのが、「ミフリマー・スルタン・モスク(Mihrimah Sultan Cami)」です。トルコの建築家ミマール・スィナンが恋心を抱いていた(といわれる)ミフリマーのために造ったこのモスクは、淡い色彩とステンドグラスが美しく、ほかのモスクとは一線を画した乙女チックな内装です。

海岸線にはイスタンブールを眺められるレストランが、町のなかに一歩入ればトルコ語でロカンタ(Lokanta)と呼ばれる気の張らない食堂も多数あります。さらに先には、埠頭周辺の喧噪とはすっかり異なる落ち着きのある「クズグンジュク(Kuzguncuk)」という地区があります。カラフルな外壁に、思い思いの花を飾っている家々と急な坂道が印象的な地区です。カメラを持って、迷路のような路地を歩いてみてはいかがでしょうか。

時間があれば、ユスキュダル地区で行きたいおすすめスポットが2件あります。オスマン帝国の栄華を感じる白い外観と豪華絢爛な内観が美しい「ベイレルベイ宮殿(Beylerbeyi Sarayi)」とイスタンブールを一望できる丘「チャムルジャの丘(Camlica Hill)」です。ユスキュダル地区から眺めるイスタンブールの夕暮れもお見逃しなく。

■ミフリマー・スルタン・モスク(Mihrimah Sultan Cami)
・住所:Karagümrük Mh., 34091 Fatih/İstanbul

■ベイレルベイ宮殿(Beylerbeyi Sarayi)
・住所:Beylerbeyi, Abdullahağa Cd., 34676 Üsküdar/İstanbul
・URL:http://www.millisaraylar.gov.tr/

■チャムルジャの丘(Camlica Hill)
・住所:Kısıklı, Çamlıca Tepesi, 34692 Üsküdar/İstanbul
・URL:https://www.uskudar.bel.tr/

いかがでしたか。イスタンブールをはじめて旅する人に向けて、代表的な見どころを2泊3日のプランで紹介しました。何度も行きたくなる、座ってゆっくり景色を眺めたくなる町、イスタンブール。みなさんの旅がすてきなものになりますように……。

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