ホントに行ってよかったと思えるおすすめの世界遺産5選<北米編>

公開日 : 2019年04月12日
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おすすめの世界遺産5選<北米編>©iStock
おすすめの世界遺産5選<北米編>©iStock

ホントに行ってよかったと思える北米のおすすめ世界遺産を5つ紹介します。世界遺産は「世界で共有する普遍的な人類共通の遺産」と定義され、文化遺産、自然遺産、複合遺産の3種類からなります。現在、世界には約1,092件の世界遺産が存在します(2018年時点)。その国の歴史や文化を顕著に表わす世界遺産は、旅行に欠かせない観光スポットのひとつでしょう。北米旅行を計画する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

氷河の浸食が生み出したヨセミテ国立公園(アメリカ)

氷河の浸食が生み出したヨセミテ国立公園(アメリカ)
1984年、世界自然遺産に登録©iStock

ヨセミテ国立公園は、シエラネバダ山脈のほぼ中央にある、総面積3,628平方キロメートルの国立公園です。雪原が溶けてできた滝や湖、氷河に削りとられた渓流や絶壁などスケールの大きな自然が満喫できます。

東京都の1.5倍の大きさを誇るヨセミテ国立公園の見どころは、セコイアの巨木群をはじめ、ブライダルベール滝、マーセド川、花崗岩の絶壁エルキャピタンとハーフドームなどです。ヨセミテ国立公園は、1984年、ユネスコの世界自然遺産に登録されました。

雪原が溶けてできた湖©iStock
雪原が溶けてできた湖©iStock
氷河に削りとられた絶壁©iStock
氷河に削りとられた絶壁©iStock

約1,000万年かけてできたグランド・キャニオン国立公園(アメリカ)

約1,000万年かけてできたグランド・キャニオン国立公園(アメリカ)
1979年、世界自然遺産に登録©iStock

グランド・キャニオン国立公園は、全長450キロメートル、深さ1,600メートルにおよぶ大峡谷です。今から約1,000万年前、約20億年かけて堆積されてきた地層が、海抜2,700メートルまで隆起してきました。そこへコロラド川の急流が浸食をはじめ、現在の姿を作りあげています。

グランド・キャニオン国立公園の見どころは、サウスリムの東側にあるデザートビュー・ウォッチタワーをはじめ、コロラド川へ1,338メートル下るブライトエンジェル・トレイルや満天の星空が眺められるリム・トレイルなどです。グランド・キャニオン国立公園は、1979年、ユネスコの世界自然遺産に登録されました。

コロラド川の急流による浸食©iStock
コロラド川の急流による浸食©iStock

地球上の約半分の温泉があるイエロー・ストーン国立公園(アメリカ)

地球上の約半分の温泉があるイエロー・ストーン国立公園(アメリカ)
1978年、世界自然遺産に登録©iStock

イエロー・ストーン国立公園は、アメリカのアイダホ州、モンタナ州、ワイオミング州にまたがる国立公園で、四国の約半分に相当する総面積8,980平方キロメートルの大きさを誇ります。地球上にある約半分の温泉(源泉)と約3分の2もの間欠泉が、イエロー・ストーン国立公園にあります。

イエロー・ストーン国立公園の見どころは、80分おきに40メートルの高さまで噴き上げる世界最大級の間欠泉オールド・フェイスフルや、湖の周囲が170キロメートルにもおよぶイエロー・ストーン湖などです。イエロー・ストーン国立公園は、1978年、ユネスコの世界自然遺産に登録されました。

地球上にある約半分の温泉(源泉)がある©iStock
地球上にある約半分の温泉(源泉)がある©iStock

7つの公園からなるカナディアン・ロッキー山脈自然公園群(カナダ)

7つの公園からなるカナディアン・ロッキー山脈自然公園群(カナダ)
1984年、世界自然遺産に登録©iStock

カナディアン・ロッキー山脈自然公園群は、カナダにある4つの国立公園と3つの州立公園からなります。一帯は、3,000メートル級の美しい山々に囲まれ、カナダの西部、ブリティッシュ・コロンビア州とアルバータ州にまたがります。

カナディアン・ロッキー山脈自然公園群の見どころは、ロッキーの宝石とも称されるバンフ国立公園のレイク・ルイーズや、10の高峰に囲まれ、ターコイズブルーの湖水で有名なモレーン・レイクなどです。カナディアン・ロッキー山脈自然公園群は、1984年、ユネスコの世界自然遺産に登録されました。

3,000メートル級の山々と湖©iStock
3,000メートル級の山々と湖©iStock

北米唯一の城郭都市、ケベック旧市街の歴史地区(カナダ)

北米唯一の城郭都市、ケベック旧市街の歴史地区(カナダ)
1985年、世界文化遺産に登録©iStock

ケベック旧市街の歴史地区は、ケベック州の州都ケベック・シティーにある旧市街の一角で、北米唯一の城郭都市として知られています。セントローレンス川を見下ろすディアマン岬に築かれた街で、かつてはフランスの植民地であったため、中世ヨーロッパの趣が色濃く残ります。

ケベック旧市街の歴史地区の見どころは、市のシンボルである旧総督邸シャトー・フロントナックや、南の高台にあるイギリス軍が築いた星形の城塞(シタデル)などです。ケベック旧市街の歴史地区は、1985年、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。

イギリス軍が築いた城塞(シタデル)©iStock
イギリス軍が築いた城塞(シタデル)©iStock

いかがでしたか。ホントに行ってよかったと思える北米のおすすめ世界遺産を5つ紹介しました。その国の歴史や文化を顕著に表わす世界遺産。北米旅行を計画する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

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