ウィーン・シュヴェヒャート国際空港(オーストリア)から市内へのアクセス(エアポートバス編)
ウィーン・シュヴェヒャート国際空港からウィーン市内への移動手段のひとつ、列車(CAT)編、タクシー編に続く第3弾は、エアポートバス編です。今回は、ウィーン市内までのルート、所要時間、運賃および切符の買い方などを詳しく説明します。
バス乗り場へ
預入荷物を受け取り、ウィーン・シュヴェヒャート国際空港の到着ロビーを出ると、あちらこちらにバス乗り場のサインが出ていますので、それに従って外に出てください。
空港ビルを一歩出ると、目の前にバス乗り場が広がっていますので、基本的に迷うことはほとんどないはずです。
ウィーン市内までのルート
今回紹介する「ヴィエナ・エアポートラインズ」は、オーストリアの国鉄ÖBBが運営するエアポートバスです。ウィーン・シュヴェヒャート国際空港からの行先は、以下の3ルートとなっています。
【1】「ハウプトバーンホフ」(ウィーン中央駅)経由、地下鉄3・6番線「ヴェストバーンホフ」(ウィーン西駅)行き。30分ごとの発車。
【2】地下鉄1・4番線シュヴェーデンプラッツ駅付近の「モルツィンプラッツ」行き。市内直通で、所要時間は最短の20分~。30分ごとの発車。
【3】地下鉄1番線「ドナウツェントルム駅」行き。所要時間は約60分で1時間ごとの発車。途中停車場所は、地下鉄2番線ドナウマリーナ、地下鉄2番線クリアウ(メッセウィーン)、地下鉄1番線カイザーミューレン/VIC(オーストリアセンター)、ホテルNHダニューブシティ、カグラーナーブリュッケの5ヵ所となっています。
チケットの種類と料金
運賃は3ルートいずれも同一料金で、2019年7月時点では以下の通りです。
・大人:片道8ユーロ、往復13ユーロ
・6~14歳、シニア、重度障害者:片道4ユーロ、往復8ユーロ
・6歳未満:無料
・6回回数券:42ユーロ
・1ヵ月定期券:84ユーロ(購入日から30日間有効)
チケットの買い方
チケットの購入方法は3通りあります。
1.自動券売機(現金・クレジットカード等)
2.運転手から直接購入(現金のみ)
3.オンライン(https://www.viennaairportlines.at/en/)
では次に、自動券売機からの購入手続きをみていきましょう。
自動券売機の利用方法
まずは、スタート画面で言語と行き先(Vienna)を選択します。ここでは英語で紹介していきます。
画面上方で、カテゴリー(大人、子供など)を選択します。次に、片道・往復・6回回数券・1ヵ月定期券のいずれかを選択します。ここでは、「片道」の「Single
Ticket」を選択します。
最後の画面で料金と内訳が確認できます。"Buy more tickets"を選択すれば、チケットを買い足すことも可能です。
通常は、紙幣、硬貨、クレジットカード等が使用できますが、上写真のように、紙幣の取り扱いがないケースもあります。その場合は売店でお札を崩すか、運転手から直接乗車券を購入するなど、対応してください。
自動券売機でのチケット購入の注意事項
自動券売機のモニターの上部や右部から、紙幣、硬貨、クレジットカード等を投入できるようになっています。ただし、クレジットカード等を使用する際には、暗証番号が必要となりますので、必ず事前に用意しておいてください。
このエアポートバス自動券売機に限らず、オーストリアのほとんどの乗り物やショップのカード端末機器では、サインではなく暗証番号が要求されます。
乗り場案内
チケットを購入後は、乗り場案内の掲示板を見て、該当する行先の発着時刻・場所を探します。
発車の約5分前になると、停車しているバスの扉が開きます。車両前方から乗り込んで運転手に乗車券を提示するか、運転手から直接購入します。バス内部中央には、スーツケースや手荷物を置く棚が設置されていますので、必要に応じてこちらを利用ください。
エアポートバスのほとんどの行先が地下鉄の駅や鉄道ターミナルに接続していますので、滞在先によっては大変便利す。運賃もタクシーやCAT(シティエアポートトレイン)より安価ですので、ぜひうまく使いこなしてください。
ただし、時間帯や道路工事などにより、エアポートバスとタクシーは渋滞に遭遇する可能性がありますので、時間を気にされる方はCAT(シティエアポートトレイン)の利用をおすすめします。
いかがでしたか。ウィーン・シュヴェヒャート空港からウィーン市内まで、エアポートバスを利用した移動方法を紹介しました。スムーズに移動して、オーストリア・ウィーンの旅をたっぷりと楽しんでください。
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。