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「雪の大谷」の室堂から落差日本一の「称名滝」と宇奈月温泉へ (立山黒部アルペンルート)

2018年08月01日

日本一の落差を誇る称名滝

 「立山黒部アルペンルート」縦断の旅、3日目。室堂駅直結の「ホテル立山」を後にし、バスでケーブルカーの美女平(びじょだいら)駅へ。350mという日本一の落差を誇る称名滝(しょうみょうだき)を見学し、富山地方鉄道で宇奈月温泉を目指す行程を紹介します。

室堂駅から美女平駅へは、バスで

日本最高所の駅・室堂駅(標高2,450m)から富山方面へ

 室堂駅周辺をハイキングしたり、日本最高所の温泉を楽しんだ後は、バスで旅を続けます。日本最高所の駅・室堂駅(標高2,450m)から富山駅方面へは、3つの乗り物を利用することになります。室堂駅から美女平駅までは、バス。美女平駅から立山駅までは、ケーブルカー。立山駅から(電鉄)富山駅へは、富山地方鉄道の列車となります。

バスの中から室堂の「ホテル立山」をのぞむ

 筆者が訪問したのは、9月上旬でしたが、バスの車窓から「ホテル立山」方面をみると、まだ雪が残っているではありませんか。この室堂駅周辺は、毎年20mを越える積雪のある豪雪地帯で、11月から4月までは「ホテル立山」なども休業し、バスなども運行できないために、気軽に立ち入ることができないエリアになります。

5月には、有名な「雪の大谷」の光景が (※)

 いくつかの乗り物を利用して、簡単に縦断できる「立山黒部アルペンルート」も雪の降る12月から4月までは、冬ごもりとなります。5月の大型連休ごろ、バスが通れるように1ヶ月ほどかけて美女平駅方面から除雪を行い、「立山黒部アルペンルート」が縦断できるようになるのです。5月の大型連休ごろに、左右に高い雪の壁が連なる通称「雪の大谷」の光景は、何ともフォトジェニックです。そそり立つ雪の壁の時期の訪問もおススメです。

美女平駅からケーブルカーで麓へ、さらに称名滝へ

立山駅に停車中のケーブルカー

 バスは、室堂駅から幾重にも続くヘアピンカーブで標高を下げていきます。やがてバスは、ケーブルカーの美女平駅に到着します。美女平駅からは、ケーブルカーで北陸新幹線が通る富山駅と「立山黒部アルペンルート」を結ぶ富山地方鉄道の立山駅へ下ります。

山小屋風の外観が特長の立山駅

 多くの観光客は、立山駅から観光バスや富山地方鉄道に乗り換えて、富山駅方面などを目指しますが、寄り道をして、称名滝へ行くことをおススメします。称名滝は、落差350mと日本一の規模を誇る名瀑で、立山駅から路線バスと徒歩で行くことができます。

日本一の落差350m!マイナスイオンたっぷりの称名滝へ!

称名滝へは、バスの終点から徒歩約20分

 立山駅前から「称名滝探勝(たんしょう)バス」に乗り、終点まで行きます。乗車時間は、約10分。終点のバス停からは、なだらかな坂を歩くこと約20分で、称名滝に到着します。一本道なので、迷うことはないでしょう。

迫力の称名滝の光景

 350mという日本一の落差を誇る称名滝に到着すると、滝つぼから流れ落ちる川の上に架かる橋を渡ることができます。滝つぼに一番近い、この称名橋に立つと、マイナスイオンを大量に浴びることができるでしょう。あまりにすごい量のマイナスイオンのため、機械でも測定できないのだといいます。大迫力の滝の光景は、真夏でも涼しく、疲れが吹き飛ぶおススメスポットです。

水量の多い春には、落差500メートルのハンノキ滝も (※)

 また、水量の多い春などには、上の写真(右側)のように、落差500mというさらに高いところから水が流れ落ちるハンノキ滝(ネハンの滝)というのも現れるそうです。さらに、紅葉の季節は、色づく木々と称名滝のコントラストが絶景を作り出すようです。

■称名滝探勝バス(時刻表)
・URL: https://www.alpen-route.com/access_new/timetable/others2018.html

立山駅から宇奈月温泉へ!

元西武レッドアローの特急列車 (※)

 称名滝からバスで立山駅に戻り、富山地方鉄道で宇奈月温泉を目指します。

 富山地方鉄道は、北陸新幹線などが停車する富山駅と「立山黒部アルペンルート」の富山県側の玄関口となる立山駅、さらに宇奈月温泉駅を結ぶ2本のメイン路線などをもつローカル線です。電鉄富山駅から寺田駅で立山駅方面と宇奈月温泉駅方面に分かれます。

 富山地方鉄道で立山駅から宇奈月温泉駅へ行くには、寺田駅での乗換えとなります。ただし、平日・休日とも1本の立山駅発・宇奈月温泉駅行の直通特急「アルペン号」が運行されますので、タイミングが合えば特急利用もおススメです。特急列車は、運賃のほかに自由席特急券210円が必要です(一部、さらに+220円で座席指定の車両もある)。

元京阪の2階建て車両を連結した特急列車 (※)

 なお、富山地方鉄道にはユニークな特急列車が走っています。東京や大阪の大手私鉄で走っていた列車が、「第二の人生」を送っているのです。

 一つ目は、東京と埼玉を走る西武鉄道5000系「レッドアロー」号だった「アルプスエキスプレス」です。九州を走る豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」のデザインを担当した水戸岡鋭治さんが内装などを手がけたものです。

 二つ目は、大阪と京都を走る京阪電鉄3000系だった「ダブルデッカーエキスプレス」です。3両編成のうち、中間の2両目が2階建て(ダブルデッカー)車両になっているのが特徴です。

 運転時刻や各車両の詳細は、富山地方鉄道のホームページで。

■富山地方鉄道
・URL: https://www.chitetsu.co.jp/

温泉の噴水がある宇奈月温泉駅

 筆者は、富山地方鉄道の列車に乗車し、北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅に隣接(乗換駅)する新黒部駅を通り、富山地方鉄道本線の終点・宇奈月温泉駅に向かいました。今夜は、この温泉街に宿を取ることにしました。

 駅前の噴水は、温泉です。源泉は、ここから黒部川を約7kmさかのぼった黒薙(くろなぎ)温泉にあり、パイプラインで引いているのだとか。60℃前後の温泉噴水が駅前で噴き上がり、観光客を出迎えてくれます。豊富な湯量を象徴しているようです。宇奈月温泉で汗を流し、明日の「トロッコ列車の旅」に備えることにしましょう。

(※)画像:(公社)とやま観光推進機構

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