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「雪の大谷」の室堂から落差日本一の「称名滝」と宇奈月温泉へ (立山黒部アルペンルート)

2020年06月23日

日本一の落差を誇る称名滝

「立山黒部アルペンルート」縦断の旅、3日目。室堂駅直結の「ホテル立山」を後にし、バスでケーブルカーの美女平(びじょだいら)駅へ。350mという日本一の落差を誇る称名滝(しょうみょうだき)を見学し、富山地方鉄道で宇奈月温泉を目指す行程を紹介します。

室堂駅から美女平駅へは、バスで

日本最高所の駅・室堂駅(標高2450m)から富山方面へ

室堂駅周辺をハイキングしたり、日本最高所の温泉を楽しんだ後は、バスで旅を続けます。日本最高所の駅・室堂駅(標高2450m)から富山駅方面へは、3つの乗り物を利用することになります。室堂駅から美女平駅までは、バス。美女平駅から立山駅までは、ケーブルカー。立山駅から(電鉄)富山駅へは、富山地方鉄道の列車となります。

バスの中から室堂の「ホテル立山」をのぞむ

筆者が訪問したのは9月上旬でしたが、バスの車窓から「ホテル立山」方面をみると、まだ雪が残っているではありませんか。この室堂駅周辺は毎年20mを越える積雪のある豪雪地帯で、11月から4月までは「ホテル立山」などの宿泊施設が休業し、バスなども運行できないために気軽に立ち入ることができないエリアになります。

5月には有名な「雪の大谷」の光景が (※)

いくつかの乗り物を利用して簡単に縦断できる「立山黒部アルペンルート」も雪が降る11月から4月までは、冬ごもりとなります。5月の大型連休頃、バスが通れるように1ヵ月ほどかけて美女平駅方面から除雪を行い、「立山黒部アルペンルート」が縦断できるようになるのです。5月の大型連休頃に、左右に高い雪の壁が連なる通称「雪の大谷」の光景は、何ともフォトジェニックです。そそり立つ雪の壁の時期の訪問もおすすめです。

美女平駅からケーブルカーで麓へ、さらに称名滝へ

立山駅に停車中のケーブルカー

バスは室堂駅から幾重にも続くヘアピンカーブで標高を下げていきます。やがてバスは、ケーブルカーの美女平駅に到着します。美女平駅からはケーブルカーで北陸新幹線が通る富山駅と「立山黒部アルペンルート」を結ぶ富山地方鉄道の立山駅へ下ります。

山小屋風の外観が特徴の立山駅

多くの観光客は立山駅から観光バスや富山地方鉄道に乗り換えて、富山駅方面などを目指しますが、寄り道をして称名滝へ行くことをおすすめします。称名滝は落差350mと日本一の規模を誇る名瀑で、立山駅から路線バスと徒歩で行くことができます。

日本一の落差350m!マイナスイオンたっぷりの称名滝へ!

称名滝へはバスの終点から徒歩約20分

立山駅前から「称名滝探勝(たんしょう)バス」に乗り、終点まで行きます。乗車時間は約10分。終点のバス停からは、なだらかな坂を歩くこと約20分で称名滝に到着します。一本道なので迷うことはないでしょう。

迫力の称名滝の光景

350mという日本一の落差を誇る称名滝に到着すると、滝つぼから流れ落ちる川の上に架かる橋を渡ることができます。滝つぼに一番近い、この称名橋に立つと、マイナスイオンを大量に浴びることができるでしょう。あまりにすごい量のマイナスイオンのため、機械でも測定できないのだといいます。大迫力の滝の光景は真夏でも涼しく、疲れが吹き飛ぶおすすめスポットです。

水量の多い春には落差500メートルのハンノキ滝も (※)

また、水量の多い春などには上の写真(右側)のように、落差500mというさらに高いところから水が流れ落ちるハンノキ滝(ネハンの滝)というのも現れるそうです。さらに、紅葉の季節は色づく木々と称名滝のコントラストが絶景を作り出すようです。

■称名滝探勝バス(時刻表)
・URL: https://www.alpen-route.com/timetable/other.php

※称名滝探勝バス(立山駅前~称名滝間)は、2020年6月19日以降も当面の間、運行を休止しています。運行再開などの詳細は、「立山黒部アルペンルート」公式ページなどを参照。

■立山黒部アルペンルート
・URL: https://www.alpen-route.com/

富山地方鉄道で、立山駅から宇奈月温泉駅へ!

元西武レッドアローの特急列車 (※)

称名滝からバスで立山駅に戻り、富山地方鉄道で宇奈月温泉を目指します。

富山地方鉄道は北陸新幹線などが停車する富山駅と「立山黒部アルペンルート」の富山県側の玄関口となる立山駅、さらに宇奈月温泉駅を結ぶ2本のメイン路線などをもつローカル線です。電鉄富山駅から寺田駅で立山駅方面と宇奈月温泉駅方面に分かれます。

富山地方鉄道で立山駅から宇奈月温泉駅へ行くには、寺田駅での乗り換えとなります。ただし、平日・休日とも1本の立山駅発・宇奈月温泉駅行の直通特急「アルペン号」が運行されますので、タイミングが合えば特急利用もおすすめです。特急列車は、運賃のほかに自由席特急券210円が必要です(一部、さらに+220円で座席指定の車両もある)。

元京阪の2階建て車両を連結した特急列車 (※)

なお、富山地方鉄道にはユニークな特急列車が走っています。東京や大阪の大手私鉄で走っていた列車が「第二の人生」を送っているのです。

ひとつ目は、東京と埼玉を走る西武鉄道5000系「レッドアロー」号だった「アルプスエキスプレス」です。九州を走る豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」のデザインを担当した水戸岡鋭治さんが内装などを手がけた車両です。

ふたつ目は、大阪と京都を走る京阪電鉄3000系だった「ダブルデッカーエキスプレス」です。3両編成のうち、中間の2両目が2階建て(ダブルデッカー)車両になっているのが特徴です。

運転時刻や各車両の詳細は、富山地方鉄道のホームページで。

■富山地方鉄道
・URL: https://www.chitetsu.co.jp/

温泉の噴水がある宇奈月温泉駅

筆者は富山地方鉄道の列車に乗車し、北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅に隣接(乗換駅)する新黒部駅を通り、富山地方鉄道本線の終点・宇奈月温泉駅に向かいました。今夜は、この温泉街に宿を取ることにしました。

駅前の噴水は温泉です。源泉は、ここから黒部川を約7km遡った黒薙(くろなぎ)温泉にあり、パイプラインで引いているのだとか。60℃前後の温泉噴水が駅前で噴き上がり、観光客を出迎えてくれます。豊富な湯量を象徴しているようです。宇奈月温泉で汗を流し、明日の「トロッコ列車の旅」に備えることにしましょう。

■黒部峡谷 宇奈月温泉 公式サイト
・URL: http://www.unazuki-onsen.com/

(※)画像:(公社)とやま観光推進機構

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新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、上記記事内で紹介した施設、交通機関などにおいて、営業時間の変更や、運行ダイヤの変更の可能性があります。最新情報は、各公式ホームページなどで確認ください。なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止を図るため、散策にあたっては、咳エチケットやマスクの着用など、感染拡大防止への取り組みを行いましょう。
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※当記事は、2020年6月19日現在のものです。

※初回掲載: 2018年8月1日

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