電車×読書×カフェ フォトジェニックな「電車の見える」ブックカフェ(東京池袋)

公開日 : 2017年11月23日
最終更新 :
丸善 池袋店の併設カフェ「ほんのひととき」
丸善 池袋店の併設カフェ「ほんのひととき」

 『地球の歩き方』ガイドブックに限らず、多くの書籍や雑誌を販売する書店で、近年、本だけではなく、雑貨などを販売する店舗が増えています。また、ゆっくり寛ぎながら本を選びたいというニーズに合わせて、書店内にカフェを併設するところなども増えてきていて、書店内の様相も変化しつつあります。今回は、書店にカフェを併設しただけではなく、鉄道ビューが望める「電車の見える」ブックカフェを2店、紹介します。

本物の西武線・京急線・東急線が店内に!丸善 池袋店の併設カフェ「ほんのひととき」

本物の西武線・京急線・東急線が店内に!丸善 池袋店の併設カフェ「ほんのひととき」
西武・東急・京急の実物のカットモデルが!

 「書店激戦区」の池袋に2017年8月10日にオープンした丸善 池袋店の併設カフェ「ほんのひととき」が、「インスタ映え」すると評判になっています。
 ガラス張りの外観からは、黄色の西武鉄道2000系と赤色の京浜急行800形が見え、インパクトがあります。フォトジェニックで、さらに待ち合わせ場所としても利用できそうです。夜になってライトアップされると、さらに神秘的な写真を撮ることができるそうで、池袋の新たなランドマークになりつつあります。

 もちろん、店内に入ることも可能で、外からは分かりにくいのですが、店内にはもう一台の列車が展示されています。東急電鉄の7700系で、東京の大手私鉄で活躍した3つの列車の「カットボディー」が一度に見られるという「鉄道ファン」なら「よだれ」が出てしまうスポットでしょう。さすがに、ビルの中に1両丸ごとを展示することは難しく、前面部分のみを切り取った「カットボディー」の展示ではありますが、今にも走り出しそうな臨場感が漂います。そんな「カットボディー」のすぐ近くで、好きな本を読みながら、ティータイムを楽しめるという贅沢な空間が広がっています。

丸善名物の「早矢仕(ハヤシ)ライス」
丸善名物の「早矢仕(ハヤシ)ライス」

 ちなみに、カフェメニューは、丸善名物の「早矢仕(ハヤシ)ライス」、サンドイッチ、スイーツやこだわりのコーヒーなど種類も豊富です。西武鉄道で行ける埼玉県・秩父、マグロで有名な京浜急行の三崎口、東急東横線を使っての横浜・みなとみらいや中華街などへの旅行のプランをガイドブック片手に仲間と相談するというのも面白いかもしれません。


■ブック&ステーショナリーカフェ ほんのひととき
https://honto.jp/store/detail_1570187_14HB310.html

東京駅に発着する鉄道ビュー!ブックカフェ「Cafe1869」

東京駅に発着する鉄道ビュー!ブックカフェ「Cafe1869」
目の前を中央線が!

 東京駅は、1日当たりの列車発着本数が約3000本以上という日本を代表するターミナル駅です。その東京駅に隣接する複合商業施設「丸の内オアゾ」内の大型書店、「丸善 丸の内本店」3階にブックカフェ「Cafe1869 by MARUZEN」が2017年10月30日オープンし、話題となっています。
 丸善が創業した1869年にちなんで名付けられたカフェは、セルフサービス式となっていますが、本格サイフォンコーヒーなどのこだわりのカフェ・バリエーションから本格ホットサンド、丸善に因んだ「檸檬シリーズ」のドリンクやデザートまで豊富に取り揃えています。
 なかでも「Cafe1869」のウリは、カフェ店内の座席が全席「トレインビュー」であることです。東京駅に発着する列車と背後にそびえる高層ビル群を見ることができ、フォトジェニックです。約22mのロングカウンターの全41席から、目の前を行き交うJR中央線などの列車を見ながら、ティータイムを楽しむことができます。

迫力のトレインビューで、優雅なティータイム
迫力のトレインビューで、優雅なティータイム
本格メニューとともに、トレインビューを楽しめる
本格メニューとともに、トレインビューを楽しめる

 もともと、同じ「丸の内オアゾ」の4階には、「鉄道ビュー」のカフェとして「M&C Cafe 丸の内オアゾ」がオープンしていて、鉄道ファンだけではなく、鉄道好きな子供連れのファミリーなどに人気となっていました。今回の「Cafe1869」のオープンで、「丸の内オアゾ」は、「鉄道カフェ」の聖地となりそうです。

 ちなみに、「Cafe1869」のカフェメニューは、
・ブレンドコーヒー 400円
・サイフォンコーヒー 600円
・フロート各種 550円~
・サンドウィッチ各種 380円~
・ホットサンド各種 480円
・北海道ソフトクリーム 500円
・シフォンケーキ各種 450円
などとリーズナブル(いずれも税込み)です。さらに、2017年11月末までは、オープン記念としてブレンドコーヒーが350円、サイフォンコーヒーが550円の特別価格になっているのもうれしいところです。

 いつもは混雑が激しい中央線に揺られて通勤しているビジネスパーソンも、外から中央線を眺めながらのティータイムで、優雅なひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。鉄道好きには、優雅というより、興奮のティータイムになるかもしれません。


■Cafe1869 by MARUZEN

https://honto.jp/store/detail_1572000_14HB310.html


実際に目の前を走る鉄道を見ながら、あるいは、実物大の鉄道「カットモデル」の迫力を感じながら、好きな本と一緒に過ごす極上で優雅なティータイムはいかがでしょうか。

筆者

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