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SLで行く紅葉と寸又峡温泉!フォトジェニックな「夢の吊り橋」と大井川鐵道の旅

2020年09月09日

千頭駅に到着したSL。煙を上げ迫力ある様子を撮影できる

昔懐かしい蒸気機関車(SL)が走っている「大井川鐵道」に乗車して、紅葉の寸又峡温泉を満喫する旅を紹介します。大井川鐵道本線には日常的にSLが走るばかりではなく、2014年7月からは期間限定で「きかんしゃトーマス」号が運行され、席が取りにくい盛況ぶりです。また、SLの終点・千頭駅から路線バスで行く「寸又峡温泉」は湯上がりの肌がツルツル、しっとりすると評判の「美女づくりの湯」として知られています。さらに、スリリングな体験ができて、フォトジェニックなスポット「夢の吊り橋」も。見どころ満載の大井川鐵道の旅を紹介します。

大井川鐵道のSLに乗車!

旧型客車が現役!懐かしいレトロな雰囲気

大井川鐵道は大井川に沿って走る本線(金谷駅・千頭駅間)と、井川線(千頭駅・井川駅間、通称「南アルプスあぷとライン」)からなるローカル私鉄です。

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★「SLかわね路」号は運休中(2020年9月8日現在)
「SLかわね路」号は車両整備のため運休中で、再開時期は未定。2020年10月19日(月)まで、「きかんしゃトーマス」号は新金谷~家山間に区間を変更して運転(運転日要確認)。最新情報は、大井川鐵道の公式ウェブサイト(URL:http://oigawa-railway.co.jp/)などで確認してください。
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JR東海道線との接続駅・金谷駅へは、東海道新幹線の静岡駅から普通列車で約30分です。また、SLは金谷駅からではなく、ひとつ先の新金谷駅始発となりますので、大井川鐵道の普通列車で新金谷駅まで行く必要があります。

新金谷駅には機関庫があって、SLの入出庫の風景が見られます。また、観光バスなどのツアー客は、この駅から列車に乗車することが多いため、ホームでは入線するSLを撮影しようと大盛況となります。

早速、SLに乗車してみましょう。車内はレトロで、もちろん冷房などはついていません。暑ければ窓を全開にし、大井川の川風を感じながらの汽車旅となります。ただし、トンネルでは窓を閉めないと車内にSLの煙が充満してしまうので、窓際に座った人が窓閉め・窓開けの担当となります。慌しいかもしれませんが、これも楽しい体験です。こんな体験はSLが現役で走っていた頃を知らない世代には新鮮で、オールド世代には懐かしさがこみ上げてくるでしょう。


大井川を北上するSLの車内

車窓には、色づく紅葉と大井川の絶景が

SLは新金谷駅を出発すると大井川に沿って北上していきます。SLの乗車には乗車券のほかに「SL急行券」が必要で、全席指定制となっています。予約は大井川鐵道のホームページなどで。また、座席が空いていれば駅の窓口で当日に買うことができます。ただし、紅葉時期や週末などは事前に予約しておくことを強くおすすめします。

昭和10~20年代に製造された旧型客車に揺られ、進行右側に大井川の雄大な流れが見えてきます。しばらくすると、車内にはハーモニカの音が聞こえてくるはずです。専務車掌の「SLおじさん」や「SLおばさん」による軽妙なトークとともに、ハーモニカの演奏が繰り広げられるのです。車内では乗客が手拍子で盛り上げます。ハーモニカによる「鉄道唱歌」を聴きながら、SLの汽笛の音などともに車窓を眺めていると……。胸に熱いものがこみ上げてきました。約90分のSLの旅は、あっという間です。

沿線には茶畑もひろがる

沿線には茶畑が多く見られます。大井川鐵道沿線は「川根茶」の産地として知られています。 大井川の川霧と気温の寒暖差により、おいしい茶葉ができるとのこと。大井川鐵道沿線は日本茶の栽培に最適な地なのです。銘茶「川根茶」を旅の思い出に。

フォトジェニックスポット「夢の吊り橋」へ

好条件が重なるとエメラルドグリーンの川面に吊り橋が映える

SLに別れを告げ、千頭駅で下車。寸又峡温泉には千頭駅から路線バスで向かいます(約40分)。到着後、宿に荷物を置いて、温泉街を散策しながら寸又峡にかかる「夢の吊橋」へと向かいましょう。

SNSなどでその絶景が話題となって、大混雑スポットとなっています。 週末の紅葉シーズンの午後は、橋を渡るのに60~180分も待つことがあるそうです。一度に橋を渡れる定員が10名ということと、細い橋のため渡るのに時間がかかるのも行列となる要因です。温泉街の宿に泊まって、早朝から昼までに訪問するのがおすすめです。

いよいよ橋を渡る緊張の瞬間

筆者が訪問した時は、20分ほどの待ち時間で順番が回ってきました。昨日までの大雨で、水が少し濁っていたのが残念でしたが、渓谷と周囲の紅葉が綺麗でした……、という余裕は、渡っているときにはありませんでした。

吊り橋は幅40cm程度の木の板が通路になっていて、川面からの高さと結構な揺れがあってスリリング。高所恐怖症の方は、橋を渡るのは止めておいたほうがよいでしょう。また、ヒールを履いて渡っている女性もいましたが、これも止めておいたほうがいいでしょう。

吊り橋の全景を高いところから見ることができる

吊り橋は一方通行となっています。逆戻りはできないので、橋の途中で怖くなっても引き返せません。また、渡り終えると300段ほどの階段がある山道が待っています。橋を渡るだけでなく山道もありますので、歩きやすい靴でお出かけください。

普段の運動不足がたたり、息が上がったところで、先ほど渡った吊り橋を上空から望めるスポットに出ました。夕暮れ時、橋の周辺が山陰に隠れ、薄暗いのが残念ですが美しい光景に息をのみました。やはり、午前中の訪問がよさそうです。

錦秋の寸又峡と夢の吊り橋 ©iStock

「美人づくりの湯」寸又峡温泉と温泉街散策

温泉街には土産店などが並ぶ

寸又峡温泉は山奥の温泉街で、温泉が引かれた10の宿泊施設のほかに、町営の露天風呂などがあります。 良質な源泉は硫化水素系・単純硫黄泉。美肌効果があるとされ、「美人づくりの湯」といわれています。しっとりとした肌触りで、 山奥の温泉に来たことを実感できるでしょう。

寸又峡温泉 翠紅苑の玄関付近 ©Booking.com
しっとりした肌触りの温泉で癒やされて ©Booking.com

筆者は寸又峡温泉内の「寸又峡温泉 翠紅苑」に滞在しました。レトロな雰囲気のホテルで、しっとりとした肌触りの温泉を楽しめました。

■寸又峡温泉 翠紅苑
・住所: 〒428-0411 静岡県榛原郡川根本町千頭279
・URL: https://www.suikoen.jp/

寸又峡温泉で1泊し、大井川のさらに奥地へ、大井川鐵道のトロッコ列車で出かけました。その模様は、「地球の歩き方ニュース&レポート(オリジナルサイト)」上でこの記事をご覧になっている方は、以下の「関連記事はこちら」ボタンから、外部メディアでこの記事をご覧の方は、オリジナルサイトの記事内に設けられた黄色いボタン「関連記事はこちら」で詳細記事を確認してください。

≫≫≫(関連記事)湖の上の秘境駅「奥大井湖上」駅を目指して、絶景の大井川鐵道トロッコ列車の旅

■大井川鐵道
・URL: http://oigawa-railway.co.jp/

■大井川の旅なび(川根本町まちづくり観光協会)
・URL: http://www.okuooi.gr.jp/

*初回掲載:2017年11月15日

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※当記事は、2020年8月11日現在のものです。

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