【モロッコ 旅の最新事情】観光客の受け入れ、フライト、主要都市の様子

公開日 : 2021年11月09日
最終更新 :
最大の商業都市カサブランカにあるハッサン2世モスク
最大の商業都市カサブランカにあるハッサン2世モスク

北アフリカ有数の人気観光地であるモロッコ。国内のワクチン接種は進んでおり、疫学的状況により世界の国々をふたつに分類し、状況が比較的よい国に関しては渡航者を隔離措置なしで受け入れつつあります。町中ではすでにヨーロピアンの観光客の姿も見られるようになっています。

観光客の受け入れ状況

観光客の受け入れ状況
世界遺産の町マラケシュでは観光客の姿が見られるようになった

モロッコ当局は、疫学的状況に基づいて国を分類する2つのリスト(リストAとリストB)を作成しています。

リストAの場合:
ワクチン証明書(2回目または単回投与後15日以上経ったもの)または48時間以内のPCR陰性証明書(検体採取から搭乗までの時間)が必要。
※日本はこのリストに含まれており、ビザは必要ありません。

リストBの場合:
1-完全にワクチン接種した人の場合:ワクチン証明書(2回目または単回投与後15日以上経ったもの)及び48時間以内のPCR陰性証明書(検体採取から搭乗までの時間。英語で作成)が必要。
2-ワクチン接種を受けていない、またはワクチン接種が不完全な人、外国人の乗客の場合:
- 10日間隔離のための記入、署名済み宣誓書
- 10日間隔離のため、モロッコ当局指定のリストから選択したホテルにて入国9日目のPCR検査込みホテル料金支払い済みバウチャー
が必要。

子供の場合-11歳未満の子供は、出発空港に関係なくPCR検査を免除されます。

日本人は90日までの滞在であればビザを取得する必要はありませんが、滞在期間のホテル予約確認書が必要となります。パスポート残存有効期間は入国時に90日必要です。すべての入国者は「健康質問票」に記入、署名の上到着空港で提出しなければなりません。

ビザ発給につきましては駐日モロッコ王国大使館へお問い合わせ下さい。

*今後変更の可能性はあるため、下記のサイトなどで最新情報の確認をおすすめします。
・URL: https://www.onda.ma/en/I-am-passenger

航空便・空港の状況

航空便・空港の状況
カサブランカのムハンマド5世国際空港

日本とモロッコの間に直行便は開設されていません。
モロッコへ行くには、ドバイやドーハ、アブダビなどの中東経由か、フランスなどのヨーロッパ経由の便があります。特にヨーロッパからモロッコへは多くの便が飛んでいるので、ヨーロッパ発モロッコ行きのチケットは見つけやすくなります。運休、減便となっている路線もあるので、それぞれのHPで最新情報を確認してください。

主要都市の街なかの様子

主要都市の街なかの様子
マラケシュのジャマ・エル・フナ広場

モロッコでは約60%が必要回数の新型コロナワクチン接種を終えています。入国条件も少しずつ緩和され、町にはヨーロピアンの観光客がちらほら見られるまでになっています。

街なかでの制限としては、すべての店舗は23:00で閉店し、翌5:00まで夜間外出が禁止。しかし、アルコールの提供は解禁されています。また、マスクの着用が義務付けられており、していないと罰金300dhを取られることもあるようです。

現地日本大使館によると、府県間の移動にはワクチンパスまたは現地当局の発行する移動許可証の提示が必要ですが、日本でのワクチン接種証明書はモロッコでワクチン接種したものと同等の権利を得ないため、都市間移動に制限があるとも言われています。

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※当記事は、2021年11月8日現在のものです

TEXT: 『地球の歩き方ガイドブック モロッコ』編集担当 アナパ・パシフィック 井脇直希   
PHOTO: 岩間ひかる、アナパ・パシフィック

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

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