アジア初のビジュアルミュージアム「M+」がオープン!開発中の香港西九龍文化地区をチェック

公開日 : 2021年12月01日
最終更新 :
香港島のビル群とコロナ禍での注意書き
香港島のビル群とコロナ禍での注意書き

現在の香港は一回目のワクチン接種率が70パーセントを超え、少しずつですがイベントなども開催されるようになってきました。今年は12月に入る前から各ショッピングモールや西九龍のプロムナードにも巨大なクリスマスツリーが登場し、ホリデー気分を盛り上げてくれています。今回は今注目されている新しく開発されている西九龍文化地区をご紹介します。

西九龍プロムナード

西九龍プロムナード
目の前に広がる香港島のスカイライン
夜景はさらに幻想的
夜景はさらに幻想的

九龍の南側に位置し、現在開発中の西九龍文化地区は、香港市民が芸術やくつろぎを求めて集う憩いの場となっています。特に週末は広い芝生エリアにテントをはり、レジャーシートを敷いてピクニックを楽しむ家族連れや、芝生で走り回る子どもたちで賑やか。また遊歩道には犬の散歩をしている夫婦や、爽やかにジョギングをしているランナーの姿も。
2021年11月にはモダンなミュージアムM+がオープン、さらに2022年初旬には香港故宮博物館も相次いでオープンし、芸術鑑賞に訪れる人たちも増えることでしょう。ここは香港市民が思い思いの時間を楽しく過ごせる快適スペース。香港島のビル群のライトが輝く夜景も美しく、カップルのデートスポットにもなっています。

■West Kowloon Cultural District 西九文化區
・アクセス: MTR九龍駅からE出口から徒歩15分、またはミニバスで5分
・URL: https://www.westkowloon.hk/en/

2021年11月にオープンしたM+

2021年11月にオープンしたM+
新しいタイプのビジュアルミュージアム

西九龍文化地区のランドマークのひとつでもあるM+は、世界で一番大きなモダンでコンテンポラリーなビジュアルミュージアムのひとつです。17,000平方メートルの規模を誇る展示スペースには33のギャラリーと3つのシアターがあり、屋上のルーフトップテラスには32種類の植物が植えられています。より多くの人が芸術鑑賞できるよう、オープン後1年間入場料は無料ですが、オンラインでの事前予約が必要です。時間があったら、カラフルでこだわりのあるグッズが揃っているギフトショップにもぜひ立ち寄ってみてください。
Tをひっくり返した形の建物の一面はLEDの巨大スクリーンになっており、夜になるとライトアップされ、香港島からもよく見えます。

■M+視覚文化博物館
・開館時間: 火曜日~木曜日、土日祝日10:00-18:00、 金曜日10:00-22:00(入場は閉館30分前)
・定休日: 月曜日
・URL: https://www.mplus.org.hk/en/
チケットの予約先: https://mplus.partner.klook.com/activity/64796-m-plus-entrance-ticket/?aid=27400&utm_medium=affiliate-alwayson&utm_source=non-network&utm_campaign=27400&utm_term=&utm_content=

プロムナード沿いのレストラン

プロムナード沿いのレストラン
週末は列ができるウォーターフロントのカフェレストラン

ウォーターフロントのプロムナード沿いにはカフェやレストランが並んでいます。カジュアルダイニングから、目の前にあるビクトリア湾からの海風に吹かれながらアルコールを飲めるカフェバーなどチョイスはさまざま。週末のランチタイムは順番待ちを覚悟して出かけるとよいでしょう。フードトラックではハンバーガーやホットチーズサンド、レモネードを売っています。お弁当を持参して、芝生エリアでピクニックをするのもいいでしょう。敷地内には清潔な公衆トイレもいくつかあります。

フリースペースで芸術鑑賞

フリースペースで芸術鑑賞
イベント情報はウェブサイトで確認

西九龍芸術公園内には芸術のパフォーマンスを手軽に気軽に鑑賞できるフリースペース(Freespace)があり、さまざまなイベントが開催されています。ここにあるThe Boxは香港で一番大きなブラックボックス型劇場であり、バンドの生演奏や大学生のプロダクションの活躍の場としても使われています。毎週のように無料イベントや有料イベントが目白押し。イベントのスケジュールは西九龍文化地区のウェブサイトから確認でき、チケットを購入することも可能です。現在はソーシャルディスタンスを保つため人数制限があり、劇場に入る際にはアプリでQRコードを読み込み、マスク着用が義務付けられています。

旅のバイブル「地球の歩き方」ガイドブック

旅のバイブル「地球の歩き方」ガイドブック
『地球の歩き方ガイドブックD09 香港 マカオ 深圳 2019~2020年版』

行くたびに新たな楽しみ方が見つかるエンタメタウン香港は、食・買・遊・見のあらゆる
ジャンルで目まぐるしく変わる流行から目が離せません。定番から最新まで香港のすべて
がわかるエリアガイドをはじめ、旬のグルメ、ショッピング、エンタメ情報まですべて網羅。
香港から足をのばして行きたいマカオ情報もたっぷり!

■地球の歩き方 ガイドブック D09 香港 マカオ 深圳 2019~2020年版
URL: https://hon.gakken.jp/book/2080134400

※当記事は、2021年11月29日現在のものです

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
2021年11月29日現在、国によってはいまだ観光目的の渡航が難しい状況です。『地球の歩き方 ニュース&レポート』では、近い将来に旅したい場所として世界の観光記事を発信しています。渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
旅したい場所の情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス収束後はぜひお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを心より願っています。

≫≫≫(関連記事)各国の海外旅行最新事情はこちら

筆者

香港特派員

りんみゆき

香港在住26年のライター/通訳です。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。