【香港 旅の最新事情】ポストカードの景色に出会える尖沙咀プロムナードの今を在住者がレポート

公開日 : 2021年09月09日
最終更新 :
香港政府からの呼びかけ「みんなで一緒にウィルスと戦いましょう!」
香港政府からの呼びかけ「みんなで一緒にウィルスと戦いましょう!」

2020年3月以前は世界中のいろんな国からの観光客がにぎやかに集っていた尖沙咀プロムナード。2021年9月現在、香港への入境は非香港市民でもできますが、日本からの場合はワクチン接種者でも入境後のホテルでの強制隔離が2週間あり、観光で訪れるようになるのは少し先のことになりそうです。来た気分になれるよう最近の尖沙咀の様子をご紹介いたしますので、いつか実際に来れるようになったときのご参考にしてください。

エネルギッシュな香港を感じられるアベニュー・オブ・スターズ

エネルギッシュな香港を感じられるアベニュー・オブ・スターズ
ブルース・リーの銅像
ジャッキーチェンの手形
ジャッキーチェンの手形
ソーシャルディスタンスを保つため座れない部分があるベンチ
ソーシャルディスタンスを保つため座れない部分があるベンチ

ヴィクトリア湾と香港島のスカイラインが一望できるアベニュー・オブ・スターズ(星光大道)には115人と子豚ちゃんMcdullの香港スターの手形があります。香港の永遠のヒーローであるブルース・リーの銅像は、彼の65歳の誕生日を記念して2005年に建てられました。
キオスクは休業中のところもいくつかあります。休憩しながら景色を見るのに最適なベンチはソーシャルディスタンスのルールに従って、座れないところにはテープがはってあります。マスク着用は義務付けられており、違反したら罰金が科せられます。以前は人が多すぎて走るスペースがなかったプロムナードですが、平日は人がそれほどいないのでジョギングをしている人も増えました。ジョギングやハイキングなど運動時のマスクは不要です。

■アベニュー・オブ・スターズ
・住所: 尖沙咀プロムナード
・最寄り駅: 尖沙咀スターフェリー埠頭、MTR尖沙咀J出口
・営業時間: 24時間
・定休日: 無休
・URL: https://www.avenueofstars.com.hk/en/

アートモールK11Museaが誕生

アートモールK11Museaが誕生
モールの入口にあるコロナ禍の注意事項
真ん中部分は吹き抜けになっているアトリウム
真ん中部分は吹き抜けになっているアトリウム

尖沙咀プロムナード沿いのヴィクトリアドックサイドに2019年8月にオープンした文化と芸術をコンセプトにしたアートモールK11Musea。建物の外観や中庭、内装やエレベーターのボタンなど細かいところにいたるまで全てにこだわりが伺えます。現在はこの商業施設に入る時には、入口で体温検査が実施されています。また施設内ではレストランでの飲食時以外のマスク着用、ソーシャルディスタンス、4人以上で集まらないなどのルールがあります。
施設内は数多くのショップやレストラン、カフェ以外にミュージアムや映画館があります。モール全体が美術館のようで各フロアにはテーマ別のアート作品が展示されてあり、ウィンドウショッピングやお散歩するだけでも十分に楽しめます。フォートナム・アンド・メイソンのアフタヌーンティーは人気が高く、事前予約が必要です。

■K11 Musea
・住所: 尖沙咀梳士巴利道18號
・最寄り駅: MTR尖沙咀J出口
・営業時間: 10:00~22:00
・定休日: 無休
・URL: https://www.k11musea.com/

HKMOAが再オープン

HKMOAが再オープン
コロナ禍の規則に従って、現在通常通りオープン

政府の規制で閉館していたHKMOA(Hong Kong Museum Of Art、香港藝術館)が2021年4月から再び開館しました。入館の際にはLeave Home SafeのアプリでQRコードをスキャンするか紙に連絡先を記入した後、備え付けの消毒液で手を消毒します。館内ではマスク着用、ソーシャルディスタンスに気を付けながらの鑑賞となります。
常時展示されている中国の書物や茶器などのほか、期間限定の展示物もあります。2021年9月中旬まではフレンチメイの一環としてパリにあるポンピドゥーセンターの作品が特別展示されていて、一瞬だけでもパリ旅行に行った気分に浸ることができます。ミュージアムショップでは美術関連の本や小物だけでなく、香港グッズも購入できます。

■HKMOA
・住所:香港九龍尖沙咀梳士巴利道10號
・最寄り駅:MTR尖沙咀J出口
・営業時間:月~水・金 10:00~18:00
土・日・祝日 10:00~19:00
クリスマスイブ、旧正月前日 10:00~17:00
・定休日:木(祝日以外)
・URL: https://hk.art.museum/en_US/web/ma/home.html

1898年から香港市民の足となっているスターフェリー

1898年から香港市民の足となっているスターフェリー
公共の交通機関に乗るときもマスク着用
九龍側と香港島を結ぶスターフェリー
九龍側と香港島を結ぶスターフェリー

ビクトリア湾を渡る時に利用するスターフェリーは1898年以降、2003年のSARSの時も、そして今コロナ禍でも、毎日ずっと香港市民の足となって運行を続けています。
尖沙咀プロムナードからよく見える毎晩20時に行われる光と音のショー「シンフォニー・オブ・ライツ」もスターフェリーと同様にコロナ禍でも毎晩開催され、観光客のみなさんが香港に来る日を楽しみに待っています。

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※当記事は、2021年9月8日現在のものです

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

筆者

香港特派員

りんみゆき

香港在住26年のライター/通訳です。

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