【台湾・高雄 旅の最新事情】コロナ禍の観光スポットや夜市の現状をレポート

公開日 : 2021年09月07日
最終更新 :
駁二芸術特区屋外展示物
駁二芸術特区屋外展示物

新型コロナが世界中で猛威を振るって、各国でさまざまな業種が影響を受けるなか、台湾も同じく、本来なら観光客でにぎわう人気観光スポットも大きな影響を受けています。営業が危ぶまれたり、客足が減ったりしていますが、感染者が減少したのを機に少しずづ光が見えてきた感じがします。
今回は高雄の観光スポットは今、どうなっているのか、未来の台湾旅行の再開を願うとともに、現状をレポートしたいと思います。

駁二藝術特區

駁二芸術特区
駁二芸術特区広場

アートやカルチャーを発信して多くの観光客の注目を集めている駁二藝術特區。高雄旅行の人気観光スポットのひとつです。ユニークなオブジェや壁面アート、また季節やその時々に開催されているイベントも高雄観光の楽しみな場所。

高雄旅行に行った人なら一度は訪れている場所だと思います。

現在駁二芸術特区では台湾の警戒レベル2のルールに則り、防疫対策をしています。主に人流を調整する意味で、館内の入場人数が制限されています。

コロナ以前では平日でもかなりの観光客はおりましたが、コロナ禍の今は予約制などもあり、平日訪れる人は少ないようです。ただ、現在は週末はかなりの人が訪れています。

イベントなど入場の場合は、電話での予約や現場での予約制を取り入れています。週末に開催されるマーケットではマーケットに仕切りを設けて、マーケット場内では飲食禁止、体温測定、手の消毒、Q Rコードでの実名制登録をしています。もちろんマスクも着用です。

今後、防疫対策は政府や市の対応と合わせて変更になる場合がありますから、公式サイトで確かめてください。

打狗英國領事館文化園區

打狗英國領事館文化園区
打狗英国領事館

高雄観光には必須の打狗英国領事館。西子湾を見晴らす高台の打狗英国領事館からの景色は絶景で、眼下に見下ろす高雄港の景色は美しく高雄旅行では多くの人が訪れる場所です。
コロナ禍でこちらも入園に際して防疫対策されています。

まず、入場は出入口を一元管理。また入園は電話かオンラインでの予約制で2時間まで。37.5度(額での検温)以上の体温がある人は入場できません。入園に際しては実名制Q Rコードでの登録申請かもしくは園内にある所定の紙に記入して登録。入園にはマスク着用が必須です。また写真撮影時も含めマスク着用。予約と予約の間には、園内、館内が30分間消毒作業されます。
館内の店内利用が可能な場所(レストランカフェ)では飲食ができますが、それ以外の場所での飲食は禁止。室内では1メートル、室外では1.5メートルの人との距離を保つソーシャルディスタンスの決まりもあります。

打狗英国領事館出入口Q Rコード
打狗英国領事館出入口Q Rコード

六合國際觀光夜市

六合観光夜市
六合観光夜市

高雄旅行といえば、海外の観光客にも最も有名な六合國際觀光夜市があります。地元民には六合夜市という呼び名で愛される場所。地下鉄駅からすぐということもあって立地もよく、特にさまざまなグルメが堪能できる屋台がたくさんあり、台湾らしいにぎやかな夜市が体験できる人気の場所です。

こちらもやはりコロナ禍での影響を受け、コロナ以前に訪れていた海外観光客の姿はまったくありません。台湾内の観光客はというと、それも新型コロナウイルス流行で客足に影響を受けています。

ただ、六合夜市のお店は健在で頑張っています。どのお店も大変な時期ですが、夜の街に灯りが灯っているとちょっとホッとします。

六合夜市の入場にも、他の入場施設同様、コロナ対策の措置でQ Rコード実名制での入場となっています。

六合観光夜市入り口高雄市防疫対策ポスター
六合観光夜市入り口高雄市防疫対策ポスター

旅のバイブル「地球の歩き方」ガイドブック

台湾発祥の古都・台南、港町・高雄をはじめ、南台湾の魅力をどこよりも詳しくご紹介。台湾最南端のビーチリゾート・墾丁、マンゴーの里・玉井、清代から続く城塞都市・恒春、客家文化が息づく美濃、サンゴ礁の島・小琉球など、知られざる個性的な町がいっぱい。南台湾ならではの小吃ほか必食グルメや夜市、買い物情報も満載!

※当記事は、2021年9月6日現在のものです

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

筆者

台湾特派員

前田 公子

台湾の高雄在住。台湾人と結婚して20年。台湾の日常生活発信しています。

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