ホントに行ってよかったと思えるおすすめの世界遺産5選<東南アジア編>

公開日 : 2019年04月11日
最終更新 :
おすすめの世界遺産5選<東南アジア編> ©iStock
おすすめの世界遺産5選<東南アジア編> ©iStock

ホントに行ってよかったと思える東南アジアのおすすめ世界遺産を5つ紹介します。現在、世界には約1,092件の世界遺産が存在します(2018年時点)。文化遺産、自然遺産、複合遺産と多種多様な遺産が登録されています。その国の歴史や文化を顕著に表わす世界遺産は、旅行に欠かせない観光スポットのひとつでしょう。東南アジア旅行を計画する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

当時の繁栄を今に伝える古都アユタヤ(タイ王国)

当時の繁栄を今に伝える古都アユタヤ(タイ王国)
アユタヤ島周辺に広がるアユタヤ遺跡群 ©iStock

古都アユタヤは、タイ王国の首都バンコクから北へ約60キロメートルの所にあります。当時の様子を今に伝えるアユタヤの遺跡群は、川に囲まれたアユタヤ島とその周囲に点在しています。

古都アユタヤの見どころは、ビルマ軍の侵略を受けた寺院ワット・マハタートや、頭部だけが奪われた仏像、崩れ落ちたレンガ壁などでしょう。古都アユタヤは、1991年、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。

根に埋まる仏像の頭部 ©iStock
根に埋まる仏像の頭部 ©iStock

9~15世紀の栄華が残るアンコール遺跡群(カンボジア)

9~15世紀の栄華が残るアンコール遺跡群(カンボジア)
トンレサップ湖北岸に位置するアンコール遺跡群 ©iStock

アンコール遺跡群は、カンボジアの北西部、トンレサップ湖北岸に位置するシェムリアップの北側にあります。アンコール遺跡群は、9~15世紀前半にかけて栄えた、クメール王国のアンコール王朝が残した遺跡です。

アンコール遺跡群の見どころは、クメール建築の最高傑作アンコール・ワットとバイヨン寺院に林立する四面仏塔が圧巻のアンコール・トムでしょう。アンコール遺跡群は、1992年、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。

アンコール王朝が残した遺跡群 ©iStock
アンコール王朝が残した遺跡群 ©iStock

いくつもの奇岩が浮かぶハロン湾(ベトナム)

いくつもの奇岩が浮かぶハロン湾(ベトナム)
ベトナムきっての景勝地、ハロン湾 ©iStock

ハロン湾は、ベトナム北部、クアンニン省のハロン市の南に位置する湾です。ハロン湾は、カットバ島をはじめ、大小3,000もの奇岩が存在するベトナムきっての景勝地です。湾内には村があり、村民は漁を生業に船上で生活しています。

ハロン湾の見どころは、エメラルドグリーンの水面に浮かぶ奇岩の数々でしょう。中国の桂林から続く石灰岩の台地が沈降を繰り返し、怪奇な景観を作り出しています。ハロン湾は、1994年、ユネスコの世界自然遺産に登録されました。

エメラルドグリーンの水面に浮かぶ奇岩 ©iStock
エメラルドグリーンの水面に浮かぶ奇岩 ©iStock

タイの礎を築いた古代都市スコータイ(タイ王国)

タイの礎を築いた古代都市スコータイ(タイ王国)
タイ北部の南端にある古代都市スコータイ ©iStock

古代都市スコータイは、バンコクから北へ約440キロメートル、タイ北部の南端にあります。スコータイとは、1238年から始まるタイ族最初の独立王朝の都です。スコータイでは、タイの文字が生み出されるなど現在のタイの礎が築きあげられました。

古代都市スコータイの見どころは、クメール文化をもとに生みだされたスコータイ様式と称される優美な曲線が特徴の寺院や仏像でしょう。古代都市スコータイは、1991年、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。

スコータイ様式の建築 ©iStock
スコータイ様式の建築 ©iStock

異国情緒豊かなマラッカ海峡の古都群(マレーシア)

異国情緒豊かなマラッカ海峡の古都群(マレーシア)
精巧な装飾の中国寺院、クー・コンシー ©iStock

マラッカ海峡の古都群の中心地は、マラッカ海峡に面したマラッカとジョージタウンのふたつの都市です。海のシルクロードの中継地として、500年以上にわたり東西交易の中心地として発展してきた都市です。

マラッカ海峡の古都群の見どころは、西洋と東洋の有形無形の文化が融合した異国情緒豊かな景観でしょう。マラッカ海峡の古都群は、2008年、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。

赤レンガのキリスト教会 ©iStock
赤レンガのキリスト教会 ©iStock

<番外編>郷愁を誘う港町、ホイアン(ベトナム)

<番外編>郷愁を誘う港町、ホイアン(ベトナム)
むかし懐かしい町並み ©iStock

ホイアンは、ベトナムの中部を流れるトゥボン川の河口近くに位置する小さな港町です。16~17世紀にかけて東西交易の中継地として繁栄したホイアンは、日本人、中国人、ポルトガル人などが盛んに往来していました。

ホイアンの見どころは、毎月旧暦14日に行われるランタン祭りでしょう。ホイアンの町並みが色とりどりのランタンによって淡く灯され、旅情がそそられます。ホイアンは、1999年、ユネスコの世界自然遺産に登録されました。

毎月旧暦14日に行われるランタン祭り ©iStock
毎月旧暦14日に行われるランタン祭り ©iStock

いかがでしたか。ホントに行ってよかったと思える東南アジアのおすすめ世界遺産を5つ紹介しました。その国の歴史や文化を顕著に表わす世界遺産。東南アジア旅行を計画する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

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