【エストニア・タリン 旅の最新事情】 エストニアの首都タリンにある世界遺産「旧市街」の今を在住者がレポート

公開日 : 2021年09月10日
最終更新 :
筆者 : Chisato
世界遺産「旧市街」の向こうにフィンランド行きのフェリーが見える
世界遺産「旧市街」の向こうにフィンランド行きのフェリーが見える

新型コロナウィルスが猛威を振るうようになってもう1年半が過ぎようとしています。日本の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。そして「どうにかして海外に行きたい。なんとしても飛行機に乗って海外の土を踏みたい!」という旅人魂はいまだ熱く燃えているでしょうか。

私の旅人魂も、コロナの影響でくすぶったり、むしろ熱くたぎったりしながらも今もこの胸にあります。今回はそんな私が日本の皆さまにエストニアを紹介したいと思います。

エストニアの今って?

エストニアの今って?
エストニア随一の観光スポット、世界遺産「旧市街」ラエコヤ広場にて

エストニアは現在、8月26日から新規制下にあります。規制内容を簡単にまとめると、「公共施設内でのマスク着用の義務化」と「決められた場所でのワクチン接種証明書(もしくは陰性証明書、感染回復証明書)の提示義務化」です。決められた場所というのは、サウナ、スパ、プール、劇場、映画館、ミュージアム、イベント会場、レストランやカフェ(テイクアウトのみならOK)などのことです。

さて、実際はどうかと言うと、8月26日から1週間ほど経ちますが、今のところ私が訪れた場所はすべてルール通りでした。スタッフからワクチン接種証明書の提示を求められ、OKの人のみ入場or入店可能でした(ワクチン接種がまだ1回のみの場合、お店によってOKとNGに判断が分かれていました)。

世界遺産「旧市街」ラエコヤ広場のツーリストインフォメーションセンター前
世界遺産「旧市街」ラエコヤ広場のツーリストインフォメーションセンター前

人出はどうかというと、エストニア随一の観光スポット・世界遺産「旧市街」では、コロナ禍前に時が戻ったかのようにみんな楽しそうに美味しいエストニア料理に舌鼓を打っていました。そして、観光案内所(ツーリストインフォメーションセンター)前には、無料観光ツアーの参加希望の人たちがたくさん集まっていました。

バスやトラムに乗るとこれまたやはりルール通り。日本同様、エストニアの人たちも公共の乗り物の中では全員マスクをしているのですが、人出や街なかの様子は日本と異なるようです。エストニアは何事もルール通りで、それ以上もそれ以下もないように私は感じています。

なので、「ほらね!ルールを守った上ならエストニアに観光へ来れそうでしょう?旅人魂に火が付きませんか?ワクワクしてきたでしょう?☆」と言いたいところなのですが……。

そもそもエストニアって?

そもそもエストニアって?
展望台から世界遺産「旧市街」を見渡す

と言っても「エストニアってどこだったっけ?」という方もいらっしゃるかと思いますので(エストニアは小さいからね、仕方ないね、淋しいね)最後にちょこっとエストニアを簡単にご紹介させていただきたいと思います。

エストニアは、30年前にソビエト連邦から独立したバルト三国のうちの1カ国です(今年8月、30周年でした!)。なので、当然お隣はロシアです。そして海の向こうにフィンランドがあります。近年はIT先進国として少し有名になったり、「The Best European Cities for Quality of Life(Essential Living/2020年12月)」において首都タリンが1位に選ばれたりしています。

観光で訪れる皆さまにとっては世界遺産の「旧市街」、そして5年に一度の「歌と踊りの祭典」(次回は2024年)が2大ポイントになるかと思います。でもおそらく最大の決め手は、日本から一番近いヨーロッパ(フィンランドの首都ヘルシンキ)から船か飛行機ですぐ、しかも北欧と違って物価がめちゃ安!という点かと思います(笑)

「ヨーロッパ・クリスマスマーケット2019」にてナンバーワンに選ばれたタリン・クリスマスマーケット
「ヨーロッパ・クリスマスマーケット2019」にてナンバーワンに選ばれたタリン・クリスマスマーケット

なにより旧市街のかわいさと中世の趣き具合はヨーロッパで1番だと思いますし、寒い冬にもあちこちにクリスマス・マーケットが立つのであれやこれやととっても楽しいです(「ヨーロッパ・クリスマスマーケット2019」においてタリン・ラエコヤ広場は1位を獲得/European Best Destinations)。


Welcome to Estonia!あなただけのとっておきのエストニアを見つけにどうぞ来てみてください。エストニアはいつもいつまでもお待ちしております。

旅のバイブル「地球の歩き方」ガイドブック

第二の北欧として人気急上昇中のバルトの国々を紹介するガイドブック。世界遺産に登録されている各国の首都だけでなく、地方の情報と個人旅行で巡るためのハウツー情報も充実している1冊です。巻頭特集だけでなく本文内でのミニ特集も多く、各国の魅力がよくわかる構成になっています。

※当記事は、2021年9月7日現在のものです

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筆者

エストニア特派員

Chisato

エストニアのいいところ、エストニアならではのこと、日本とエストニアの似ているところ、違うところなどをご紹介したいと思っています。

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