海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP >ニュース&レポート >旅の情報 >ヨーロッパ >ノルウェー >ノールカップ >地球にはまだまだ知らないところがいっぱい!次の旅は地球の「端っこ」を目指そう!

地球にはまだまだ知らないところがいっぱい!次の旅は地球の「端っこ」を目指そう!

2022年03月11日

世界で一番有名な端っこ、ユーラシア大陸最西端「ロカ岬」

海外の旅がままならない今だから、旅先をあれこれ想像する「机上旅行」が楽しい。そんな時にそばに置いておきたい本が【旅の図鑑シリーズ】に加わります。『地球の果ての歩き方』は、地理的な端っこだけでなく、なんとも言えない寂寥感が漂う場所、地球上の極端な気候の土地、風化した人々の生活の跡など、地球上のさまざまな「果て」を紹介する書籍です。

ヨーロッパの北の果て「ノールカップ」

北極海を望む崖の上から沈まない夕日を眺めたい

車でアクセスできるノルウェーの最北の地。北極海に突き出した岬で、北極点までの距離は約2100km。この場所自体はマーゲル島にありますが、トンネルで本土とつながっています。最寄りの町ホニングスヴォーグには空港があり、空港からレンタカーでアクセスできるし、ノルウェー北部の中心都市トロムソからドライブ(約533km、途中カーフェリーを利用)することもできます。北極圏の荒野や美しい海岸線を走る変化のあるドライブが楽しめます。ベストシーズンは夏。特に白夜の季節なら真夜中でもヘッドライトを点灯することなく運転ができます。

ヨーロッパの北の果てには地球のモニュメントが

北極海に面した高さ300mの崖の上に地球儀をイメージしたモニュメントが建てられています。ベストシーズンは夏。特に白夜の季節(5月後半から7月後半)がおすすめです。この時期にここから夜中の太陽の動きを観察すると、水平線の近くまで沈んだ太陽は、水平線にかかることなくそのまま横に移動し、再び登り始める様子を眺めることができます。まさに真夜中の太陽(ミッドナイトサン)を眺める世界で最も適した場所といえるでしょう。

世界で最も孤立した有人島、トリスタン・ダ・クーニャ

海岸線は険しそうだが、見かけはごく普通の島

「絶海の孤島」という言葉は、まさにこの島のためにあるようなもの。南大西洋に浮かぶこの島は、アフリカ大陸から約2800㎞、南アメリカ大陸から約3350㎞離れた場所にあり、大陸から最も離れた有人島としてギネスブックに登録されています。イギリスの海外領なので、島民はイギリスの国籍をもっています。絶海の孤島ではありますが、地理的には南緯37度にあり、寒くも暑くもない穏やかな気候。適度に雨も降るので人が住むにはよい土地です。現在約240人の住民がおり、島はこの住民の共同所有になっています。

この島はペンギンの生息地の北限

南極を中心に高緯度地帯に生息するペンギンですが、この島にいるロックホッパーペンギンは、もっとも南極から離れた場所に住んでいるペンギン。自然豊かな島のシンボルであり、島で発行される切手のモチーフに採用されています。ほぼ自給自足が基本となっている島を訪れてみたい人は、南アフリカのケープタウンを出港する貨物船に乗る必要があります。貨物船は1年に5往復ほどの運行で、所要5~10日。ただ島に着いても宿やレストランなど、旅行者用の施設は一切ありません。

地の果てを思わせる風景を眺めに訪れたいアタカマ砂漠

不毛の大地がどこまでも続くアタカマ砂漠

世界には多くの砂漠があります。地球上の陸地の約3割は砂漠であり、その場所ごとに独特の風景が広がっています。南米大陸の西岸に細長く連なるアタカマ砂漠は、南極から流れる寒流と世界最長の山脈であるアンデス山脈が造りだした砂漠です。太平洋岸を流れる冷たい海流によりこの付近の海の温度は常に低く、海水は蒸発しないので雨雲が作られません。また東から流れてくる雨雲はアンデス山脈に遮られて山を越えることができず、山の西側に雨を降らせることがありません。その結果山脈に沿って細長い砂漠が生まれることになったのです。

月面にいるような気になる荒涼とした風景が広がる

砂漠のイメージといえば、美しい砂丘が連なる砂漠をラクダのキャラバンが進んでいくような、『アラビアンナイト』の物語の一場面を想像する人がいるかもしれません。ここにはそんな砂漠のイメージはなく、徹底的に厳しい自然と寂寥感いっぱいの「果て」を感じる大地が広がっています。その一方で、1年365日ほとんど雨が降らない気候は、天体観測には理想的な環境。世界中の多くの研究機関がこの砂漠の標高の高い場所に観測所を設けています。日本の研究機関が中心となって設置した高性能の電波望遠鏡があるのもここで、アタカマ砂漠は宇宙研究の最先端の場所でもあるのです。

西部劇の町の「なれの果て」の風景があるボディ

そのまま西部劇映画のセットになりそうなゴーストタウン

時間とともに没落していったり、朽ち果ててしまったりするものを「なれの果て」といいますが、世界中にあるゴーストタウンはまさに「時の果て」というべき存在。北米大陸で19世紀に起こったゴールドラッシュは、多くの場所にゴーストタウンを作りました。アメリカのカリフォルニア州にあるボディもそのひとつ。19世紀後半にこの場所の近くで金鉱床が発見されたため、大手の採掘会社が進出。大勢の鉱夫を必要としたために、ボディはあっという間に1万以上の人口を抱える町となり、周囲には2000以上の家や建物が建てられました。1876年のことです。ところがその5年後の1881年には金の産出量が減少に転じ、それに合わせるように町も寂れていきました。それでも鉱山は1942年まで続いていましたが、閉山後は完全にゴーストタウンとなってしまいました。

かつては大勢の人が通ったであろう教会

ゴーストタウンとなり完全に放棄された町ですが、幸い乾燥した気候の土地であったために建物の劣化はあまり進まず、多くの建物が残っています。現在このエリア一帯は州立公園となっており、今から150年近く前、1880年代の建物がそのままの状態で残されているのは学術的にも貴重なため、現存する建物は国が指定する歴史的建造物として管理されています。場所は西海岸の町サンフランシスコから車で6時間ほど。州立公園周辺は未舗装道路ですが、レンタカーでも訪れることができる「果て」スポットです。

『地球の果ての歩き方』発刊!

好評! 地球の歩き方 旅の図鑑シリーズの新刊です

「地球の歩き方」ならでは切り口で世界の「すごい!」を紹介し好評の旅の図鑑シリーズ。今回はさまざまな「地球の果て」をとりあげました。「果て」の地で出合える自然や絶景も紹介し「果て」にまつわる雑学、アクセス情報なども記載しています。

■地球の果ての歩き方  一度は行きたい世界の「端っこ」を景観&旅の雑学とともに解説
・URL: https://hon.gakken.jp/book/2080167900

※当記事は、2022年3月11日現在のものです

TEXT:『地球の果ての歩き方』編集担当 ●オフィス・ポストイット 永岡邦彦●   
PHOTO:iStock

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
2022年3月11日現在、国によってはいまだ観光目的の渡航が難しい状況です。『地球の歩き方 ニュース&レポート』では、近い将来に旅したい場所として世界の観光記事を発信しています。渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
旅したい場所の情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス収束後はぜひお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを心より願っています。

お気に入り

※この記事が気に入った方はクリック

このニュースに関連する他のニュース