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【2021年9月 スペイン・バルセロナ 旅の最新事情】バルセロナ観光の王道スポットの様子を在住者がレポート

2021年09月24日

圧巻のサグラダファミリア

フランスをはじめ、ワクチン接種証明書を提示しないとレストランや美術館に入場できないなど厳しい規制をしている国もある中、こちらスペインはそのような規制はなく自由に活動できております。その理由は、スペインはワクチン接種率が高く、実際に感染者・死亡者数を抑えられているからでもありますが、接種証明書の提示に関しては様々な自治州と政府との間で議論が繰り広げられており、数カ月後はまた状況が変わるかもしれません。接種完了者にレストランやホテル、美術館等の割引などのインセンティブを与えることで接種を促すという意見と差別に繋がるという意見とがぶつかりあっております。

<必要回数のワクチン接種完了 9月9日現在>
スペイン74.7%・フランス62.7%・ドイツ62.9%

本日は、そんなスペイン・バルセロナのメジャーな観光スポットの最新情報をお伝えします。

欧州からの旅行者であふれるサグラダファミリア

ガイドさんが観光客を案内している場面

バルセロナと言えば、やはりサグラダファミリアですが、スペインは観光客を積極的に受け入れていることもあり、サグラダファミリア周辺は観光客の方がたくさんいました。
とはいえ、サグラダファミリアもコロナでオープンしたり閉鎖したりの繰り返しで、やっと観光客が戻ってきたという感じです。

最初にロックダウンが始まると同時(2020年3月)に見学も作業も停止し、イースターの祭典は動画で流したり、医療従事者の方に感謝の意を示すためにライトアップをしたりを経て、2020年の7月より段階的に訪問者を受け入れて来ました。市民に解放無料もしておりましたが、2020年10月からの規制強化を受けてそれから7カ月もの間閉鎖しておりました。

そしてついに今年の5月29日からまた段階的に受け入れを開始し、今は月曜~日曜、朝9時~夜8時入場可能です。11月30日までは予約が可能で、まだまだかなり空きがあります。今の段階では、個人は9人までのグループでマスク着用が義務付けられる以外は特に今までと変わりはありません。
工事は今年の1月21日に再開をしており、聖母の塔が12月に完成予定とのことで、作業も順調に進んでいるようです。

サグラダファミリア周辺の写真
サグラダファミリア周辺の写真

カサ・ミラ 穴場カフェもオープン!

9月11日のカタルーニャの日を記念して、カタルーニャの国旗が掲げられたカサ・ミラ

カサ・ミラは石を積み上げたような見た目から「La Pedrera」(石切り場)と呼ばれるガウディの代表作の一つで、パッセージデグラシアというバルセロナ版シャンゼリゼ通りにあります。

カサ・ミラもサグラダファミリアのようにほぼ規制はありません。もちろんマスク着用は義務ですが、あとは通常通り入れますし、朝から夜までオープンになっております。 
カサ・ミラの見学が素晴らしものであることはもちろんですが、私のおすすめは、中二階にあるカフェ・レストランでコーヒーを飲むことです。

実はこちらのカフェはしばらくの間休業しておりましたが、久しぶりに訪れてみたら再開しており、非常に嬉しかったです。

おすすめする理由は、以下3点です。
1. 観光地にありながら比較的空いている(コロナ前も空いていました)。
2. カサ・ミラの建物内なので、ガウディデザインのユニークな天上を眺められる。
3. カサ・ミラに入場しないでもお茶だけの利用も可。
コーヒーが2.9€、チョコレートケーキが6.8€でした。コーヒーもケーキも非常に美味しいので、観光に疲れたあとの一杯には絶対におすすめです。おすすめは中二階の室内ですが、天気が良い日はテラス席でも気持ちよさそうですね。バルセロナではどこのカフェもレストランも、入店時にはマスク着用は義務ですが、席についた瞬間からマスクを外しても大丈夫です。
(ちなみに、外では他者と1.5m以上距離が保てれば、マスクの義務はありません)

ガウディデザインの椅子がディスプレイされています
広々とした店内
チョコレートケーキとコーヒー

ガウディとそのライバルたちの建築物がひしめく通り

2つ並んだカサ・バトリョとカサ・アマトリエール

カサ・ミラから坂を下っていくと、最初にカサ・バトリョの特徴的な屋根・ベランダが目につき、その隣には可愛らしい三角屋根の建物、カサ・アマトリエールを確認できます。2年半住んでいてもいつもこの通りを歩くとワクワクするのですが、なぜこの通り(パッセージデグラシア通り)はこのような豪華な建物が多いのかというと、19世紀末、産業の発展と共に財をなしたブルジョワたちにとって、この通りに家を建てることがステイタスだったのです。 

実際にカサ・バトリョは繊維業、カサ・アマトリエールはチョコレート製造で財を成した一族の家でした。さらに坂を下ると角にまたすてきな建物がありますが、こちらがロエヴェの路面店があることで知られるカサ・リェオ・モレラです。今は工事中でロエヴェは営業しておりませんが、外観を見るだけでも見る価値はあります(カサ・リェオ・モレラは中の見学はできません)。

カサ・ミラもカサ・アマトリエールも見学可能になっております。カサ・バトリョの前は、いつもは観光客でごった返ししておりましたが、やはり今はアジアからの観光客がほぼいないため、コロナ前に比べるとかなり人は少ないです。
ここからさらに坂を下り続けるとバルセロナの中心地、プラザカタルーニャに着き、旧市街へと続きますが、旧市街情報はまた改めたいと思います。

コロナ前はこの3倍くらいの人が行列を作っておりました

スペインは観光客を受け入れていても、日本に帰国した際の規制があり、まだまだ簡単に旅行ができる状態ではないと思います。日本の皆さまが自由にサグラダファミリア、カサ・ミラ、カサ・バトリョなどのガウディの建築物を楽しめる日が早く訪れることを切に願っております。

※9月20日から、日本人の入国規制が厳しくなりました。EU・シェンゲン域内国の居住権を保持している場合、身分証明書(DNI 又は NIE)を保持している場合、就労・留学等のビザを取得している場合などで、医療従事者、輸送関係者、家族の事情など、例外と認められる要件を満たさない場合は、入国できなくなりました。

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※当記事は、2021年9月20日現在のものです

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
2021年9月20日現在、観光目的の海外渡航は難しい状況です。『地球の歩き方 ニュース&レポート』では、近い将来に旅したい場所として世界の観光記事を発信しています。渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
旅したい場所の情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス収束後はぜひお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを心より願っています。

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