【イギリス 旅の最新事情】ウィズコロナ時代のイギリス出入国情報

イングランドのワクチン接種率は、秋のブースター接種が64.4％となっています。
コロナウィルスに関するデータ
https://coronavirus.data.gov.uk

2022年3月18日から、イギリス入国の際に義務づけられていた乗客追跡フォーム、ワクチンを完全に接種していない人の出発前検査および入国後検査が撤廃されました。これにより、新型コロナウイルス対策として課せられていた水際措置のすべてがなくなっています。
現在、イギリス国内では、レストランやショップ内、地下鉄やバスなどの交通機関、大規模イベント、スポーツ観戦などでも、マスク着用の義務はなく、町中でマスクをしている人の姿はほとんど見かけません。
ウィズコロナが進んでいますが、寒くなる時期にはインフルエンザとともにコロナが再燃する危険性もあると予想されています。常に最新情報を手に入れておきましょう。
https://www.gov.uk/guidance/travel-to-england-from-another-country-during-coronavirus-covid-19

現在、有効なワクチンを3回以上接種し、ワクチン接種証明書を所持している場合、日本帰国時のPCR検査証明が不要となっています。
有効な3回のワクチンを接種していない場合、これまでと同じようにイギリス出国前72時間以内にPCR検査を受け、陰性証明書をもらう必要があります。所定の書式の陰性証明書を発行する検査機関など、詳細については、下記の厚生労働省のサイトに記載があります。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html

また、帰国にあたって、ファストトラック「My SOS」というシステムを利用すると便利です。これは、WEB上またはアプリで事前に検疫手続きができるもので、日本の空港での手続き時間を短縮できます。搭乗便到着予定日時の6時間前までに申請すれば、入国までに審査が完了します。
https://www.hco.mhlw.go.jp/fasttrack

イギリスは入国だけでなく国内の規制もないため、旅立ちやすい国といえるでしょう。ただ、ヒースロー空港などでは人手不足のため、さまざまなトラブルも起きているようです。空港は時間に余裕をもって利用するようにしたいものです。

［2023年3月追記］
MySOSの取り扱いは、2023年1月13日をもって終了しました。日本入国のための検疫手続き（ファストトラック）は「Visit Japan Web」をご利用ください。
・URL：　https://www.hco.mhlw.go.jp/

魅力的に変化し続ける大都市ロンドン。町の歴史、暮らしぶり、カルチャートレンドといった情報はコラムでカバーし、ロンドン初心者もリピーターも満足させる一冊となっています。

TEXT：　『地球の歩き方ガイドブックA03　ロンドン』編集担当　カース　平林加奈子　
PHOTO：　iStock

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL：　https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省：新型コロナウイルス感染症について
・URL：　https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html