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イギリス最新情報 よくも悪くもこれまでと異なるオミクロン株の影響は

2022年01月14日

去年と違ってそれなりににぎわうロンドン中心街

昨年末は、新型コロナの変異種オミクロンによる影響が危惧された英国。しかしながら感染力は強いものの、軽症または無症状で済む傾向にあることも実証されてきました。ワクチン接種を推し進めてきた相乗効果も大きく、1年前のように不安と混沌にさいなまれた年末年始とならなかったのは大きな前進といえるでしょう。

大幅な規制強化に踏み切らなかったイギリス政府、その理由は?

キングスクロス駅にてスノーボールに入ってみた筆者

オミクロン株の発見と感染報告により、またもやロックダウンか?と危惧された12月。欧州大陸の数ヵ国では実際、クリスマス前に規制強化が行われました。

しかしイギリス政府は、公共施設でのマスク着用を再び義務付け、在宅勤務を推奨し、室内での大人数の集まりを自粛するよう呼びかける程度。「緩すぎるのでは」との批判も一部ありましたが、結局は一昨年よりもずっと自由に家族や友人とのクリスマスを過ごすことができました。

もちろんワクチン接種、特に18歳以上への3回目ブースター接種や、12歳~15歳へのワクチン接種を推進してきた成果でもあります。またイギリスでは、他の欧州諸国より先んじてデルタ株感染ピークが過ぎていたことも大きな要因と言われています。

自主規制や人手不足による休業など影響さまざま

ロンドン・リージェントストリートのイルミネーション

感染初期と比べ軽症で済む人が多いとはいえ、感染力が強く広がりやすいオミクロン株。

そこで問題となるのは、無症状または風邪程度の症状であっても、コロナ検査で陽性となったら更なる感染拡大をしないため自己隔離が必要なこと。

折しも普通の風邪やインフルエンザが流行する季節と重なり、各業界で人手不足による休業が相次いでいます。また事前に自主規制したイベント開催者も少なくありません。

代表的な例をいくつか挙げてみましょう。

*ロイヤルオペラハウスで上演予定だったバレエ「くるみ割り人形」の2021年12月21日から2022年1月3日までの公演を中止。

*ロイヤルアルバートホールも2021年12月28日から31日まで予定されていたバレエ「くるみ割り人形」公演を中止。

*大英自然史博物館が職員病欠による人手不足のため、2021年12月21日から同27日まで臨時休館。

ニューイヤー関連イベントも大幅自粛

ロンドン名物ニューイヤーを祝う大花火をテレビ鑑賞

そんな状況下ロンドン市長サディク・カーン氏も、トラファルガー広場で開催予定だったニューイヤー・カウントダウンのイベント中止を12月20日に発表。

既に年越しを祝うテムズ川の大花火は前回同様、無観客で行われることは決まっていたので、お祭りムードもそこそこになりました。

また年が明け1月1日に行われたロンドン市内のニューイヤーズデイ・パレードも、一昨年までと比較にならない規模に縮小し、600名限定のチケット制にてかろうじて開催。

やはり、コロナが今も市民の生活に大きな影を落としていることを、改めて実感した年末年始だったのは否めません。

ワクチンのブースター接種効果に期待のかかる今後

徐々に希望の兆しが見えてきた感のある今日この頃

コロナ抑制の主力政策として、早くからワクチン接種を推進してきたイギリス。今では18歳以上の約6割が、3回目のブースター接種を済ませています。

その効果もあり、オミクロン株感染拡大後も病院での治療や入院が必要なほど重症化する人が極めて少ないのは、明るい材料といっていいでしょう。

まだ調査段階ながら、ブースター接種をした人の7割ほどは、コロナウィルスに感染しても無症状や軽症で済んでいると報告されています。

どんどん状況が変わるコロナ禍、今後もイギリスのアップデートをお伝えします。

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※当記事は、2022年1月13日現在のものです

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
2022年1月13日現在、国によってはいまだ観光目的の渡航が難しい状況です。『地球の歩き方 ニュース&レポート』では、近い将来に旅したい場所として世界の観光記事を発信しています。渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
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