キュナードの船でしか飲めないジンが10月まで横浜で味わえる！

キュナードは、クイーン・エリザベス号で知られる高級クルーズライン。ほかにもクイーン・ヴィクトリア、クイーン・メリー2の3隻を所有し、日本発着のクルーズも実施しています。このキュナードの船をイメージして作られたクラフトジン「3クイーンズ・ジン」は船内で提供され、日本では手に入らないのですが、このたびハイアット リージェンシー 横浜とのコラボによって、オリジナルカクテルとしてホテルのバーで期間限定で飲めることとなりました。

キュナードの船名にちなんだ3種類のジンはそれぞれの特徴的なエリアをイメージして製造されたもの。クイーン・エリザベスは東洋、クイーン・ヴィクトリアは地中海、クイーン・メリー2は大西洋をイメージ。それぞれの個性を生かしながら、今回オリジナルカクテルを考案したザ・ユニオンバー＆ラウンジのバーテンダーである國澤陽一さんによると、「クイーン・エリザベスはどっしりしてボタニカルが強め。メリー2はさっぱりして日本の焼酎やジンに近い印象です。ボタニカルがちょうどよく入ってるものがクイーン・ヴィクトリア」と評しています。

■8月は3クイーンズ・ジン「クイーン・エリザベス」のカクテル　　　　　　　　　　　　　
東洋をイメージした3クイーンズ・ジン「クイーン・エリザベス」はレンコン、スターアニス（八角）、カフィアライムの葉、カルダモンが香るオリエンタルテイスト。

○ジントニック with 3クイーンズ・ジン「クイーン・エリザベス」
材料：3クイーンズ・ジン「クイーン・エリザベス」、トニックウォーター、オレンジ、タイム
タイムとオレンジの組み合わせが絶妙。　　　　　
　　　　　　　　　
○ギムレットwith 3クイーンズ・ジン「クイーン・エリザベス」
材料：3クイーンズ・ジン「クイーン・エリザベス」、フレッシュライムジュース、マリーブリザール・シュガーケーン・シロップ、フレッシュバジル
一般的にはショートカクテルとして提供されるギムレットも、フレッシュなバジルが氷に乗って、ロングカクテルで提供され、香りを長く楽しむ工夫がされています。

■9月は3クイーンズ・ジン「クイーン・ヴィクトリア」のカクテル　　　　　　　　　　　　
地中海のイメージの3クイーンズ・ジン「クイーン・ヴィクトリア」はブラッドオレンジ、レモンマートル、オリーブなど地中海の爽やかな香り。

○ジントニック with 3クイーンズ・ジン「クイーン・ヴィクトリア」
材料：3クイーンズ・ジン「クイーン・ヴィクトリア」、トニックウォーター、ライム、ローズマリー
ローズマリーがシャープな味わいをアップ。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
○オレンジブロッサム with 3クイーンズ・ジン「クイーン・ヴィクトリア」
材料：3クイーンズ・ジン「クイーン・ヴィクトリア」、オレンジジュース、オレンジのハチミツ、フレッシュオレンジ、ナツメグ
オレンジとの組み合わせが抜群！ナツメグが香りを引き立てます。オレンジの果肉が入り、甘めでお酒が苦手な人も飲めそう。

■10月は3クイーンズ・ジン「クイーン・メリー2」のカクテル
フラッグシップからインスパイアされた3クイーンズ・ジン「クイーン・メリー2」はイギリスとアメリカを結ぶ大西洋横断航路をイメージして、アップル、シナモン、チェリー、松、ラズベリーリーフのアロマが香ります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
○ジントニック with 3クイーンズ・ジン「クイーン・メリー2」
材料：3クイーンズ・ジン「クイーン・メリー2」、トニックウォーター、レモン、レモングラス
レモンとレモングラスでさっぱり軽やかになっています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
○ジンスリング with 3クイーンズ・ジン「クイーン・メリー2」
材料：3クイーンズ・ジン「クイーン・メリー2」、フレッシュレモンジュース、マリーブリザール・シュガーケン・シロップ、クラブソーダ、チェリーブランデー
このジンスリングは國澤氏渾身のアイデア。炙って香りを強めたレモンを添えて、飲みやすいクイーン・メリー2の個性を生かしています！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

これらのカクテルが提供されるのは、ハイアット リージェンシー 横浜の1階にあるThe Union Bar & Lounge。この企画の前から、このバーではギムレットやマティーニなどジンを使ったカクテルの人気が高かったそう。

■The Union Bar & Lounge(ザ・ユニオンバー&ラウンジ)
・住所：神奈川県横浜市中区山下町280-2 ハイアット リージェンシー 横浜1階
・電話番号　045-222-0121(10:00〜19:00)　　　　　　　　　　　
・アクセス：みなとみらい線日本大通り駅から徒歩約3分
・料金： 各1700円（サービス料、消費税込み）
・URL：https://hyattregencyyokohama.jp/jp/
・営業時間：月〜金、日11:00～22:00 (L.O. フード 21:00、ドリンク 21:30) 、土11:00～23:00 (L.O. フード 21:00、ドリンク 22:30)

エジンバラのサマーホール蒸溜所が3 クイーンズ・ジンを製造したきっかけは、蒸溜所の共同創設者マーカス・ピッカリング氏の大叔父が初代クイーン・メリーはじめキュナードで20世紀半ばまで船長を務めた縁からだそうです。　　　　　　　　　　　　　　　　

キュナードというと世界一周クルーズや大西洋横断ライナーのイメージがあり、そんな長い期間の高級クルーズには縁がない、と思われるかもしれません。でも、10日間前後の日本発着のコースや、イギリスからヨーロッパの都市、オーストラリアの都市間を結ぶ最短では3日間のショートクルーズも出ています。英国南部サウサンプトン発着のショートクルーズは普通のイギリス人がホリデーに使う、比較的気軽にクルーズを楽しめるコースだったりします。

日本で知られる外客船クルーズは、カーニバルやロイヤルカリビアンなどイケイケのアメリカ系、コスタやMSGなど陽気なイタリア系。キュナードは現在、米カーニバルの傘下ではありますが、船の名前に英女王の名前を冠することを許されている由緒あるイギリスの船。船内には超がつくほどブリティッシュなパブがあり、アフタヌーンティーもあり、シックなライブラリや紳士がいるシガーバーなど、そこには7つの海を制したイギリスの世界観が展開されます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

2023年4月には4年ぶりにクイーン・エリザベスが日本でクルーズを再開します。古くから同船が世界一周するときには横浜に寄港していた縁もあり、横浜でも親しまれ、キュナードの船が来る時にはいつもに増して埠頭には多くの人が集まります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
■キュナード
・URL：https://www.cunard.jp/

ハイアット リージェンシー 横浜は横浜が開港したリアル横浜ロケーションに立つ21階建てのホテル。クルーズ船が発着する大桟橋にも近く、大黒埠頭へのシャトルもこのエリアから出るため、クルーズ利用者にはとても便利。KAAT神奈川芸術劇場や神奈川県民ホールなどもすぐそば、周りには横浜の歴史に関わる施設、横浜でクイーンと呼ばれる横浜税関など歴史的建造物も多くカルチャー＆ヒストリカルエリアの真ん中でもあります。コロナ禍に開業したにもかかわらず、アフタヌーンティーは予約が取れない人気ぶりです。

客室はスタンダードでも37平方m。屏風モチーフのヘッドボードなど、おしゃれな和モダンの装飾があちこちに施されています。315室ある全室にバスタブが付いているそうです。

この3クイーンズ・ジンのコラボカクテルは、10月末まで楽しめます。船やクルーズが好きな人、イギリスが好きな人、クラフトジンの好きな人。いつかはキュナードの船のバーで味わうことを夢見ながら、スコットランドのジンを横浜で味わってみる絶好の機会です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
■ハイアット リージェンシー 横浜
・住所：神奈川県横浜市山下町 280-2
・URL：https://hyattregencyyokohama.jp/jp/

TEXT＆PHOTO：平山喜代江

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※当記事は、2022年8月16日現在のものです