宮古島の最新情報をお届け!絶景スポット攻略法から、幻のまもる君に会える場所まで

公開日 : 2022年04月11日
最終更新 :
八重干瀬スノーケリング。真っ青な海に癒やされる
八重干瀬スノーケリング。真っ青な海に癒やされる

下地島に新しい空港がオープンし、ますます活気づく宮古島。みやこ下地島空港はカフェやショップが充実していて搭乗しなくても利用価値大。宮古島きっての絶景スポットとして話題の17エンドに訪れるついでにぜひ立ち寄ってみて。17年ぶりに復活したまもる君情報ほか、宮古島の注目トピックスをお届けします。

下地島空港から絶景17エンドまで爽快サイクリング

下地島空港から絶景17エンドまで爽快サイクリング
誰でも利用できる下地島空港のカフェスペース。天井が高く開放的

2015年の伊良部大橋開通、2019年の下地島空港開設と、ここ数年、注目度が急上昇している伊良部・下地島エリア。一応“島”という呼び名はついてはいるものの、下地島と伊良部島の間には狭い水路がある程度。6本の橋がかかり、宮古島から下地島へは陸路で渡ることができます。

みやこ下地島空港はかつては日本で唯一のパイロット訓練飛行場として使用されており、大型飛行機のタッチアンドゴーが見られる場所として、航空ファンの間では有名な存在でした。その飛行場が2019年3月にみやこ下地島空港としてオープンし、成田や神戸、那覇空港などから直行便が運航しています。国際線ターミナルを備える空港には3000mの滑走路があり、ボーイング747やエアバス380クラスの大型飛行機の離着陸も可能。将来的にはこの空港に世界各国からたくさんの観光客を乗せた飛行機がやってくるかもしれません。

そんなみやこ下地島空港ですが、空港内はまるで海外のリゾートホテルのロビーのような雰囲気。新しい建物だけあってバリアフリーにも配慮されており、小さな子ども連れや車椅子の方でも利用しやすい造り。また、ネット・ゼロ・エネルギービル(ZEB)への取り組みや、地域の森林や林業再生に貢献するCLT(直交集成版)などを活用した環境に配慮された建物としても評価されています。

あぐー豚ソーセージサンドとあかばなぁソーダ 1410円
あぐー豚ソーセージサンドとあかばなぁソーダ 1410円

搭乗しない人でも利用できる一般エリアには、カフェがあり、写真映えするメニューも揃っています。
カフェの人気メニューは宮古島の素材を利用したサンドイッチやスムージー。あぐー豚や、カツオなまり節、海ぶどうなどがセンスよく組み合わされています。
宮古全域の特産やおみやげが揃うショップでは、気の利いたおみやげが手に入ります。下地島空港限定のアイテムも要チェック。フライトを利用しなくても休憩やショッピングに訪れたいスポットです。

17エンド。晴れた日の干潮時には真っ白なビーチが現れる
17エンド。晴れた日の干潮時には真っ白なビーチが現れる

この空港の北側に、宮古島きっての絶景スポットといわれる17エンドがあります。17エンド(ワンセブンエンド)とは不思議な名前ですが、これは下地島空港の滑走路の名前「下地島空港RW17END」に由来します。RWはRunway=滑走路。北を0とすると、170度の方角から飛行機が着陸するのですが、それがそのままスポット名として定着しています。

周辺の砂浜は真っ白で、エメラルドグリーンの遠浅のビーチが続いています。晴れた日の干潮時には言葉にならないくらいの美しさ!車ならば下地島空港の西側の道路を突き当たりまで北に進み、終点にある駐車スペースに車を停めて遊歩道を歩いて訪れます。

下地島空港で自転車を借りて絶景ポタリング
下地島空港で自転車を借りて絶景ポタリング

もうひとつ、17エンドのおすすめ観賞法があります。それが下地島空港で自転車を借りてのサイクリング。下地島空港の東側の道路は自動車は進入禁止となっていますが、自転車ならば通行可能。17エンドまでは約4km、10分程度の道のりです。右手に青い海、左手に離発着する飛行機を眺めながらのサイクリングは爽快そのもの。ちょっとした空き時間のアクティビティにもおすすめです。
もう少し時間があるなら、そのまま空港周辺をぐるりと一周しても。通り池、帯岩、渡口の浜、両側にサトウキビ畑が広がるシュガーロードなどの島らしい景色が楽しめます。このサイクリングルートは、約16km、3時間ほど。下地島空港まで車で訪れてサイクリングを楽しむのもおすすめですよ。

■レンタルサイクル「しまそらポタリング」
・営業時間: 10:00〜19:00
・休み: なし
・場所: 下地島空港インフォメーションカウンターで受付
・料金: 2時間1500円、1日2500円

海のアクティビティを満喫!

海のアクティビティを満喫!
日本最大級のサンゴ礁、八重干瀬。カラフルな熱帯魚と遊んで

海のアクティビティもはずせません。いちばん人気は、池間島の北に広がるサンゴ礁群、八重干瀬(やびじ)を訪れるツアー。八重干瀬は約25kmに渡って大小100以上のサンゴが広がる日本最大級のサンゴ礁群。クマノミやスズメダイ、ウミガメなど多様な生き物が住み、美しい海中世界を見せてくれます。八重干瀬へはツアー会社のボートで訪れるのが一般的。ポイントに到着したらスノーケリングを楽しみます。半日ツアーやシーカヤックと組み合わせたツアーなど、さまざまなツアーがあるので好みに応じて選びましょう。

そのほか、かつては龍神が住む洞窟として限られた人しか入ることを許されなかった鍾乳洞(パンプキンホール)を探検するカヤック&スノーケリングツアーや、神秘的な青い光で満たされた青の洞窟を訪れるツアーなど、などさまざまな魅力的なアクティビティがあります。

島のフルーツ&スイーツに舌鼓

島のフルーツ&スイーツに舌鼓
6~8月の宮古島はフレッシュマンゴーも楽しみのひとつ

宮古島の特産といえばマンゴー!旬となる6~8月には、島のあちこちでフレッシュマンゴーを味わうことができます。もちろん冷凍技術の進んだ現在では、1年中おいしいマンゴーを味わうことができますが、やはり旬のマンゴーは別格。ぜひ果樹園の直売店や、専門のカフェで味わってみてください。
そのほか、パッションフルーツやドラゴンフルーツ、島バナナなども美味。平良にあるJAの直売所「あたらす市場」に行けば、島の旬の野菜やフルーツがずらり。巨大なアロエベラの葉や、しゃきしゃきとした食感が好まれるキュウリの仲間モーウィ、ブドウのような実のシャボチカバや、パッションフルーツの仲間のミズレモンなど、普段はなかなかお目にかかれない珍しい食材は、見ているだけでも楽しい気分に。宮古島にはキッチン付きのコンドミニアムも多いので、食材を手に入れて自炊というのもいいですね♪

リゾートホテルで思いっきり開放感に浸る

リゾートホテルで思いっきり開放感に浸る
宮古島南部に位置するシギラセブンマイルズリゾート

宮古島には続々と新しいホテルが誕生しています。全室プール付きのリゾートホテルや、海に面した隠れ家ホテルなど、極上の休日を過ごすのにぴったりな高級ホテルも多数。そんななかでずば抜けて規模が大きく、施設が充実しているのが宮古島南部にあるシギラセブンマイルズリゾートです。長期滞在に便利なキッチンや洗濯機完備のマンションタイプのコンドミニアムから、バトラーが常駐するラグジュアリーホテルまで9つのホテルと、20を超えるレストラン、ショップや日帰り温泉、アクティビティが揃っています。カップルでもグループでもファミリーでも、ここならば希望に応じた過ごし方ができるでしょう。宮古空港からのシャトルバスや園内巡回バスもあり、レンタカーがなくても便利に過ごせます。

幻のまもる君が復活!

幻のまもる君が復活!
平良港番前で勤務にあたる幻の20体目、みつお君

宮古島には島の交通安全を守るため、各所に「宮古島まもる君」が立ち、勤務に励んでいます。かつては20兄弟だったのですが、そのうちの一体「みつお君」は2003年に島を襲った台風14号で負傷。なんでも台風のあと、みつお君の一部は畑から発見されたと言われるほど重傷を負っていたようですが、17年の療養を経てついに復帰しました!ファンの間では長らく幻の20体目と言われていたみつお君。2022年3月現在は、平良交番前で会うことができます。
しかし、みつお君を含め全20体のまもる君たちは交通事故の多い場所に異動します。幻のみつお君に確実に会いたいならば、すぐに宮古島旅行の計画を立てたほうがよさそうですよ!

宮古島を旅するならこの本一択!改訂版がついに登場!

宮古島+周辺の島々だけの完全ガイドブック!
絶景ドライブや多彩なマリンアクティビティを楽しむことができる宮古島。運転しない方向けのモデルプランや、新たな旅の玄関口・下地島空港情報、地元グルメ、魅力的な宿泊スタイルなどの情報を多数追加しています。

※当記事は、2022年4月11日現在のものです

TEXT: アトール澄田直子
PHOTO: 吉川 昌志、永島岳志

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筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

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