ニューヨークの世界一有名なクリスマスツリーとイルミネーションを在住者がレポート

ロックフェラーセンターのクリスマスツリーの点灯式は、例年12月の第１水曜日で、2021年は12月1日（水）。前年2020年の点灯式は一般公開なくTV中継のみ、クリスマスツリー見学は現地予約（QRコードをスキャンして待つ）で「５分間だけ見る」という短さでした。

年末に生きる力と勇気を与えてくれる、世界一有名なクリスマスツリー。
2021年の今年は再び一般公開され、その姿をひと目見ようと観光客および家族や友人同士で連れ立ったニューヨーカーが押し寄せています。クリスマスツリー見学は許されていますが、上記写真のようにツリーの近くまでは進入できなくなりました（警察官が警備しています）。

■ロックフェラーセンター　クリスマスツリー（Rockefeller Center Christmas Tree）
営業時間：　無休 6:00〜24:00　12月25日は24時間点灯　12月31日は21:00まで

ロックフェラーセンターの五番街を挟んだ向かいにはサックスフィフス・アベニュー（デパート）があり、デパートの建物を使ってライトショーを開催。音楽に合わせてLEDライトがお城を彩るテーマパーク並みのショーが夕方10分ごとに映し出され、無料で5分間楽しむことができます。ロックフェラーセンターのクリスマスツリーとこちらのライトショー見学は、12月のニューヨークでマストなイベントといえるでしょう。

■ Saks Fifth Avenue　Lights Up
開催日：　開催中〜2022年1月4日 （火）
開催時間：　16:35〜23:35まで10分ごと。約5分間
住所：　ロックフェラーセンターの五番街を挟んだ向かい　611 5th Ave, New York, NY 10022
URL：　https://fifthavenue.nyc/events/saks-fifth-avenue-holiday-windows-and-lights

こちらはニューヨークのホリデーウィンドウの最高峰と言われる、超高級デパート・バーグドルフ・グッドマンのデコレーション。1年間の歳月をかけて仕上げたアートです。一般人には敷居が高いデパートですが、ホリデーシーズンにはこのウィンドウを見るためにたくさんの人が集まってきます。

■ Bergdorf Goodman
住所：　754 5th Ave, New York, NY 10019
URL：　https://www.bergdorfgoodman.com

今年のサックスフィフス・アベニューのライトショーのオープニングセレモニーには、ミシェル・オバマ前大統領夫人もゲスト出演。ライトショーが始まると店前が混み合うので、店内に入るのもひと苦労です。

2019年から並びのティファニービルが改修工事中、ホリデーシーズンの夜空を照らすユニセフのスノーフレークもなくなり、地味になった五番街。でも、ルイ・ヴィトン五番街店にこのクリスマスツリーが登場し、通りに華を添えてくれました。

■ Louis Vuitton 5th Avenue
住所：　1 East 57 St, New York, NY 10022
URL：　https://us.louisvuitton.com/eng-us/point-of-sale/usa/louis-vuitton-new-york-5th-avenue

カルティエは、ビル自体にリボンをかけたデコレーション。ホリデーシーズンの五番街の顔とも言えます。

■ Cartier 5th Avenue
住所：　653 5th Ave, New York, NY 10022
URL：　https://stores.cartier.com/united-states/ny/new-york/653-fifth-avenue

ホリデーイベントが軒並み中止となった昨年に比べれば、2021年は日常を取り戻してきたニューヨーク。ただし、人が集まっているのは無料のイベントばかり。旅行客のお財布の紐は固めのようで、景気が戻るまでにはまだしばらく時間がかかるように感じます。

ニューヨークではコロナの完全収束を目指し、衛生や職場環境を整えているものの、デルタ株に続いてオミクロン株など変異種が出現し、まだ予断を許さない状況です。ニューヨーク住民は、人混みへ出かける時にはマスク着用・ハンドサニタイザー使用で感染予防を徹底し、もちろん他人への配慮も忘れません。

コロナに負けず、私たちは2021年もよく頑張りました。2022年が健康で平和な年になりますように。この記事をお読みくださる皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。少し早いですが、どうぞ良いお年をお迎えください。

【ニューヨーク市の治安について】

1. アジア人への暴行・傷害事件（アンチアジアのヘイトクライム）
2. ユスリ、たかりに近いしつこさのホームレス（薬物依存者が多く、精神異常をきたしている場合も）
3. 倍増する拳銃発砲事件。ニューヨーク州知事による銃暴力緊急事態宣言（州内の銃暴力による死者は、新型コロナウイルスによる死者よりも多い）発令

など、現在のニューヨーク市は治安がよいとは言えません。住民でさえ、外出時や地下鉄乗車の際は緊張しています。渡航を計画する際はインターネットなどで最新の治安情報を収集しましょう。ニューヨーク市警と日々連携をもつ、在ニューヨーク日本国総領事館の「ニューヨーク市の治安について」にも、目を通されることをおすすめします。

■ ニューヨーク市の治安について（在ニューヨーク日本国総領事館）
URL：　https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/j5/01.html

写真：　Hideyuki Tatebayashi　
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最新情報から定番情報まで、ニューヨーク観光のすべてを網羅したガイド。巻頭特集は、「気になるスポット＆フード　NYブームNOW！」をえりすぐり、14ページにわたってご紹介。移動や街歩きに欠かせない「アクセスと交通」章はさらに見やすくなりました。トレンドを反映したダイニングやショップもアップデート完了！

■地球の歩き方 ガイドブック B06 ニューヨーク 2021年～2022年版
URL：　https://hon.gakken.jp/book/2080130400

※当記事は、2021年12月6日現在のものです

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL：　https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省：新型コロナウイルス感染症について
・URL：　https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

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