北マリアナ諸島（サイパン）観光客の受け入れ、フライト、中心部の最新情報
2020年3月に初めて新型コロナウイルス感染者が確認された、北マリアナ諸島。その後は1日あたり10人以下の感染者数で推移していますが、2021年11月から増加傾向にあります。これまでのように多くの観光客でにぎわうのはもう少し先になりそうです。本記事では、2022年1月現在の最新情報をお伝えします。
観光客の受け入れ状況
2022年1月4日、新たに37名の新型コロナウイルス感染者が確認され、北マリアナ諸島での2020年3月からの累計感染者数は3334人となりました。その内訳は島外からの渡航者が327人、島内感染が3007人です。また、累計死亡者数は18人を数えます。2021年11月下旬頃から感染者が急増しており、11月から現在までの合計感染者数は3022人で、累計の約9割を占めています。北マリアナ諸島への渡航は可能ですが、外務省の感染症危険情報は、レベル3「渡航は止めてください（渡航中止勧告）」となっています。
＜北マリアナ諸島への入国＞
この状況を受け、2021年12月20日には北マリアナ諸島への入国措置が更新されました。
（１）到着前
72時間前までにオンライン申請が必要です。CNMI Mandatory Declaration Form（https://governor.gov.mp/covid-19/travel/）
（２）到着時
空港においてPCR検査を行います。
（３）隔離措置
政府指定施設において、ワクチン接種者は5日間、未接種者は7日間の隔離措置が取られます。隔離中の費用は自己負担で、施設滞在費用は1泊3食付き＄400、PCR検査費用は＄300です。
※2022年1月現在日本帰国時の規制あり。最新情報はマリアナ政府観光局のホームページhttps://japan.mymarianas.comを要確認。
●必要書類
・新型コロナウイルス感染症の陰性証明書（出発前1日以内の検査）
・ワクチン接種証明書（接種完了時から14日以上経過）
・滞在時の連絡先情報
・ビザ免除プログラムで渡航する場合、I-736の提出、あるいはESTAの取得
※感染状況に応じて頻繁に更新されるため、在サイパン領事事務所のサイト内、新型コロナウイルス関連情報ページなどで最新情報を入手してください。
https://www.hagatna.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00014.html
航空便・空港の状況
残念ながら、コロナウイルスが世界中で猛威を振るうのとほぼ同時期に、日本と北マリアナ諸島を結ぶ直行便が運休となりました。現在はグアム、もしくは韓国を経由してのフライトとなっており、それらもまた、コロナ禍により減便、運休となっています。
●グアム経由
＜ユナイテッド航空＞
成田→グアム UA197 （毎日 17:25発→22:15着）
グアム→サイパン UA116（火・木・土 05:30発→06:16着）
グアム→サイパン UA116（日 08:00発→08:46着）
グアム→サイパン UA174（月・水・金 08:00発→08:46着）
サイパン→グアム UA117（火・木・土 07:20発→08:05着）
サイパン→グアム UA117（月・水・金・日 09:50発→10:35着）
グアム→成田 UA196（毎日 13:05発→16:05着）
※フライトスケジュールは頻繁に変更されるため、最新情報は各航空会社へお問い合わせください。
中心部の様子
2021年12月6日から発令されていた、0時から6時までの外出禁止令は19日に解除されており、ガラパンをはじめとする街なかは落ち着きを取り戻しています。
レストランやショップは感染対策として、人数制限、時短営業、アルコール消毒液の設置、マスク着用の義務付け、アクリル板設置などの対応をしています。また、観光客が戻って来た際、安心、安全に楽しむことができるよう、観光スポットの補修や整備を進めています。
新型コロナウイルスが終息し、たくさんの観光客が北マリアナ諸島へ訪れる日が一日も早く来ることを願うばかりです。
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※当記事は、2022年1月13日現在のものです
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
2022年1月13日現在、国によってはいまだ観光目的の渡航が難しい状況です。『地球の歩き方 ニュース＆レポート』では、近い将来に旅したい場所として世界の観光記事を発信しています。渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL： https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省：新型コロナウイルス感染症について
・URL： https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
旅したい場所の情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス収束後はぜひお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを心より願っています。
TEXT：『地球の歩き方ガイドブックC03 サイパン ロタ＆テニアン』編集担当 オフィス・オハナ 高橋和久
PHOTO：小島光、高橋香織、iStock
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筆者
地球の歩き方書籍編集部
1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。
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