「世界三大○○」シリーズ第1弾 いつかは訪れてみたい「世界三大瀑布」

公開日 : 2018年02月26日
最終更新 :
いつかは訪れてみたい「世界三大瀑布」 ©iStock
いつかは訪れてみたい「世界三大瀑布」 ©iStock

巷でよく耳にするのが、「世界三大○○」というフレーズです。世界三大料理と言えば、「フランス料理」「中華料理」「トルコ料理」、また、世界三大夜景と言えば、「香港」「ナポリ」「函館」といわれています。では、世界三大瀑布と言えばドコかご存知ですか。海外旅行好きならば、ぜひとも知っておきたいものです。今回は、知っているようで、意外と知らない世界三大瀑布を紹介します。

悪魔が唸っているようなイグアスの滝(アルゼンチン・ブラジル)

悪魔が唸っているようなイグアスの滝(アルゼンチン・ブラジル)
「大いなる水」を意味するイグアスの滝 ©iStock

イグアスの滝は、南米大陸のアルゼンチン共和国とブラジル連邦共和国にまたがる世界最大規模の滝です。先住民の言葉で「大いなる水」を意味するイグアスの滝には、大小合わせて275もの滝があり、落差は最大で約80メートル、滝幅は最大で約4キロメートルにもおよびます。

イグアスの滝の見どころは、景観もさることながら、何よりも落水の音です。悪魔が唸るような轟音から「悪魔の喉笛」とも呼ばれています。すさまじい量の水が流れ落ち、「ゴーッ」という、まさに悪魔が唸っているかのような重低音が鳴り響きます。

大小合わせて275もの滝がある ©iStock
大小合わせて275もの滝がある ©iStock
悪魔が唸るような轟音「悪魔の喉笛」 ©iStock
悪魔が唸るような轟音「悪魔の喉笛」 ©iStock

水煙が辺りを真っ白に包むヴィクトリアの滝(ジンバブエ・ザンビア)

水煙が辺りを真っ白に包むヴィクトリアの滝(ジンバブエ・ザンビア)
ヴィクトリアの滝は流れ込む水量が世界最大 ©iStock

ヴィクトリアの滝は、アフリカ大陸のジンバブエ共和国とザンビア共和国にまたがる滝です。滝の流水面積はイグアスの滝が世界最大ですが、落差108メートル、滝幅約1,700メートルの威容を誇るヴィクトリアの滝は流れ込む水量が世界最大と言われています。

ヴィクトリアの滝の見どころは、高さ150メートルにもおよぶ水煙です。現地では古来より「モシ・オア・トゥンヤ(雷鳴の轟く水煙)」呼ばれ、崇められてきました。ほぼ一直線に続く滝壺からは、辺りを真っ白に包む水煙が空高く舞い上がります。

高さ150メートルにもおよぶ水煙 ©iStock
高さ150メートルにもおよぶ水煙 ©iStock
水煙が空高く舞い上がる ©iStock
水煙が空高く舞い上がる ©iStock

馬蹄の形をしたナイアガラの滝(カナダ・アメリカ)

馬蹄の形をしたナイアガラの滝(カナダ・アメリカ)
3つの滝からなるナイアガラの滝 ©iStock

ナイアガラの滝は、北米大陸のカナダとアメリカ合衆国にまたがる滝です。五大湖のエリー湖の水がオンタリオ湖に注ぐ、その途中のナイアガラ川にできた滝で、カナダ滝、アメリカ滝、ブライダルベール滝の3つの滝からなります。

ナイアガラの滝の見どころは、別名ホースシュー・フォールズと呼ばれるカナダ滝です。馬蹄の形に似ていることからその名が付いたそうです。近くには展望台「テーブルロック」があり、ここからの眺めは人気があります。また、遊覧船による滝壺クルーズや夜のライトアップも人気です。

馬蹄の形に似ているカナダ滝 ©iStock
馬蹄の形に似ているカナダ滝 ©iStock
遊覧船による滝壺クルーズが人気 ©iStock
遊覧船による滝壺クルーズが人気 ©iStock

<番外編> 落差979メートルのエンジェル・フォール(天使の滝)

<番外編> 落差979メートルのエンジェル・フォール(天使の滝)
979メートルという世界一の落差を誇る滝 ©iStock

エンジェル・フォール(天使の滝)は、南米大陸のベネズエラにある滝です。ギアナ高地のカナイマ国立公園内にあり、979メートルという世界一の落差を誇る滝です。あまりに落差がありすぎて、滝水が下に達するまでに蒸発してしまうので滝壺がないそうです。

滝水が途中で蒸発してしまうので滝壺がない ©iStock
滝水が途中で蒸発してしまうので滝壺がない ©iStock

いかがでしたか。知っているようで、意外と知らない世界三大瀑布を紹介しました。次の海外旅行は、世界三大瀑布を巡ってみてはいかがでしょうか。

筆者

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