ギャラリー・ラファイエットが店ごと巨大な遊び場に!(フランス・パリ)
フランス・パリのデパート、ギャラリー・ラファイエットは、2019年春、「遊び」に焦点を当てたイベント「フノラマ(FUNORAMA)」を展開します。ちょっと懐かしい時代のゲームコーナーがそこここに設けられるほか、パリ・オスマン店ではクーポールの下に空中ネットのファン・エリアまで登場! 今回は、2019年4月8日(月)から5月26日(日)まで予定されている今春限定の「フノラマ(FUNORAMA)」を紹介します。
クーポールの下はファン・エリア(FUNAREA)
ギャラリー・ラファイエットの始まりは、19世紀の終わりにアルザス出身の従兄弟2人、テオフィル・バデール(Théophile Bader)とアルフォンス・カーン(Alphonse Kahn)がパリで起業したブティックでした。
最初の店は70平方メートルで、ラファイエット通りとショーセ・ダンタン通りの角に位置したそうです。このブティックの成功により、彼らは次々と近辺の建物を購入していきます。そうして1912年には、ぐっと規模を拡張した新店舗が誕生しました。
この新店舗に作られたのが、ネオ・ビザンチン様式のガラスとアール・ヌーヴォー式装飾で作られたクーポールです。一番高いところは地上から43メートルという、この見事なクーポールは、今ではギャラリー・ラファイエットの象徴となっています。
クーポールの下に巨大ハンモックのネットが
今回のイベント「フノラマ」では、このクーポールの下に、なんと、巨大ハンモックのようなネットが張られます。入場は無料。ただし、安全のため、一度に入れるのは15人までと決まっています。まるで鳥の巣のようにドームの下に現れる空間。想像するだけでワクワクします。
このファン・エリアへの入場が可能な時間は、月曜から土曜の9:30から20:30、そして、日曜の11:00から20:00となっています。
懐かしのゲームにクローズアップ
メンズ館の「ファン・ゾーン」では、ちょっと懐かしい遊びが、無料で楽しめます。
たとえば、ポラロイドカメラでクリエイティビティを磨くコーナーや複数世代で楽しめるプレイステーション®のコーナーなど。また、懐かしのゲームセンターや数人で遊ぶベビーフットも店内に仕掛けられています。
また、「フノラマ」の開催に合わせて、ギャラリー・ラファイエットでは、遊び感覚を呼び起こすようなビビッドなカラーを基調とした限定商品もいろいろと準備されています。
たとえば、写真は、L/UNIFORMによる蛍光色のベルトが目を惹くバッグのシリーズです。こちらは1階のポップアップストアで2019年3月20日(水)から取り扱われています。
スリリングなグラスウォーク
2018年末からクーポールの吹き抜けには、グラスウォークと名付けられたガラス張りの廊下も登場しています。地上16メートルの高さとなるこの廊下。高所が苦手な方はご注意を! 前述のネットが張られるところより、さらに高い3階部分(日本の4階に相当)に位置します。
「クリュ – ザ・レストラン」が新オープン
同じく、2019年の春にオープンする店のうち、言及しておきたいのが、メンズ館3階の「クリュ – ザ・レストラン(CRU – The Restaurant)」です。素材な味わいを大切にする料理が人気を呼び、ギャラリー・ラファイエット オスマン店のおすすめレストランとなるでしょう。ショッピングとゲームに疲れたら、舌鼓を打ちに行きたい場所です。
ショッピングついでのゲームか、遊びついでの買い物かは、人によるのでしょうが、せっかくの機会、ぜひとも両方楽しみたいですね!
いかがでしたか。フランス・パリのデパート、ギャラリー・ラファイエットで開催されるイベント「フノラマ(FUNORAMA)」を紹介しました。童心に戻って、昔懐かしい遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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