平原に突如現れる巨大な2つの岩を見に行く
有名な観光地だけが旅行じゃない。お金をかけなくても素敵な体験はできる。私はいつもそう考えています。
とある日曜日、カナナスキスへハイキングに出かけた帰り道、だだっ広い平原の中に大きくそびえたつ巨大な岩を2つ見つけました。周りに高い建物もないのでこのごつごつした岩は遠くからでも非常に目立っていました。ここに来る予定はなかったけど、面白そうなので当然寄り道です。
ビッグロック、またの名をオコトクスの迷子石(Okotoks Erratic)と呼ばれているこの岩は、実は12000~30000年前の氷河期にカナディアンロッキーのジャスパー付近から氷河とともに運ばれてきたものと記されています。
駐車場から歩いて岩に近づいていくとどんどん大きく感じます。(当然か。)この岩の大きさは高さ9m、長さ41m、幅18mにもなるということです。重さはなんと16500トン。こんな大きなものが氷河に乗って400㎞も旅してきたんですね。何でもないようなものでも地球の歴史を感じられます。
遠くから見たときはわからなかったけど、近くなまで来てみると岩に登ってる人たちが見えます。見たところ断崖絶壁なのでどこから登ったのでしょうか。そもそもここって登ってもいいのかな???
どこから登るんだろうと思っていたら、反対側から見ると実は斜めの形状になっていて、みんな低いほうから登っていました。
最初の恐怖心さえ克服すれば、登るのはそんなに難しくありません。てっぺんまで行くと9mの高さがあるので足がすくみます。9mは商業施設や工場などでは2階、住宅では3階相当になるでしょか。
本当にプレーリーの中にこの岩があるだけで、他は何もないので30分もあれば十分堪能できます。
【データ】
ビッグロック(Big Rock)
住所:Big Rock, Alberta 7, Alberta T0L 0H0
生き方:カルガリーから州道2号線、もしくはMacleod Trailを南へ。いづれの道を通っても途中で州道2A号線に入る。オコトクスの町を抜けたら州道7号線を西へ。州道7号線を5分ほど走ると右手にビッグロックが見えてくる。
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