マイアミ市警のあの名コンビが帰ってきた!『バッドボーイズ フォー・ライフ』&マイアミが舞台の映画たち

公開日 : 2020年01月29日
最終更新 :
マイアミ市警のマイクが何者かに命を狙われる! 敵は一体誰なのか?<br />その正体を暴くためバッドボーイズ最後の任務が超ド級のアクションとともに展開!
マイアミ市警のマイクが何者かに命を狙われる! 敵は一体誰なのか?<br />その正体を暴くためバッドボーイズ最後の任務が超ド級のアクションとともに展開!

ウィル・スミス主演、製作ジェリー・ブラッカイマー&監督マイケル・ベイのハリウッド映画史上最高のヒットメーカー・チームが放ったアクション・エンタテインメント超大作『バッドボーイズ』シリーズ。その3弾となる『バッドボーイズ フォー・ライフ』が、1月31日から全国公開。本作は、1月17日(金)に全米3,775館で待望の公開を迎えると、19日(日)までのオープニング3日間で国内興行収入5,920万ドル(約65億円、1ドル=110円換算 1/20現在)を記録し、観客の熱狂と共に大ヒットスタートを切っています!
前2作同様、真っ青な空と海、そしてギラギラと太陽が照り付ける街マイアミが舞台となる本作を観て、寒~い日本の冬から脱出してみてはいかが?

『バッドボーイ』シリーズとロケ地としてのマイアミの魅力

『バッドボーイ』シリーズとロケ地としてのマイアミの魅力
マイクとマーカスの名コンビが17年ぶりに帰ってきた!

ブランド物のスーツを着こなし、高級車を駆り、独身生活を謳歌する敏腕ベテラン刑事のマイク・ローリー(ウィル・スミス)と、家族のことを思い危険な職務に消極的な相棒マーカス・バーネット(マーティン・ローレンス)。ワイルドで無鉄砲な2人がコンビを組み、マイアミを舞台に縦横無尽に活躍する人気シリーズが、17年ぶりに戻ってきました。
今回は、可愛い孫も生まれ、引退を真剣に考えているマーカスに対し、マイクがコンビとして最後の捜査を依頼。シリーズ最強の敵が現れ、2人は命の危機にさらされながらも犯人逮捕に奔走します。

ビルトモアホテルの美しいプールは007の映画にも登場。最上階にはアル・カポネも泊まったカポネスイートがある
ビルトモアホテルの美しいプールは007の映画にも登場。最上階にはアル・カポネも泊まったカポネスイートがある

1作目の『バッドボーイズ』(1995、原題:Bad Boys)のロケ地として使われたビルトモアホテルはマイアミでも有名な歴史あるリゾートホテル。1926年にジョージ・メリックにより建てられ、第2次世界大戦中に軍人病院などに利用されました。その後、長期間放棄されていましたが、大改修が行われ、1986年にホテルとしてオープンしています。マイアミ市街地から少し離れているため静かで環境も良く、マイアミ観光の拠点としてもオススメです。

ビスカヤ・ミュージアム&ガーデン。ビスカヤとはスペインのバスク地方の言葉で「高貴な場所」を意味する
ビスカヤ・ミュージアム&ガーデン。ビスカヤとはスペインのバスク地方の言葉で「高貴な場所」を意味する

2作目の『バッドボーイズ2バッド』(2003、原題:Bad Boys II)で、マーカスとマイクが害虫駆除業者に扮して潜入捜査する麻薬王ジョニー・タピアの豪華屋敷のロケ地となったのは、マイアミの南部ビスケーン湾に面した美しいビスカヤ・ミュージアム&ガーデン。この建物は20世紀初頭、当時インターナショナル・ハーベスター社の副社長で、当時の大富豪ジェームス・ディアリングが避寒のために建てた別荘です。イタリア・ルネッサンス様式の豪奢な海辺の宮殿は、ウェディングにもピッタリのゴージャスでロマンチックなおすすめスポットです。

『バッドボーイズ フォー・ライフ』でも、シリーズの代名詞ともいうべきマッカーサー・コーズウェイをはじめ、サウスビーチを走るオーシャンドライブ、マイアミビーチ沿いにあるカジュアルなブロードムーアビーチホテルや、リトル・ハバナのホセ・マルティ公園などがロケ地として登場し、ゴージャスで危険な香りのするマイアミの魅力をたっぷり堪能できます。

マイアミのダウンタウンとマイアミビーチをつなぐマッカーサー・コーズウェイ
マイアミのダウンタウンとマイアミビーチをつなぐマッカーサー・コーズウェイ
ヤシの木が立ち並び、アールデコのホテルが軒を連ねるオーシャンドライブ
ヤシの木が立ち並び、アールデコのホテルが軒を連ねるオーシャンドライブ

マイアミを訪れたくなる映画TOP3

マイアミを訪れたくなる映画TOP3
カーライルホテルは『スカーフェイス』『バッドボーイズ2バッド』などにも登場

マイアミが舞台となる映画やドラマは他にもたくさんありますが、その中から独断と偏見も交え、3本おすすめの映画とロケ地をご紹介しましょう。

●『メリーに首ったけ』 There's Something About Mary

『メリーに首ったけ』は、ピーター&ボビー・ファレリー兄弟が監督・脚本・製作総指揮を務めたベン・スティラー主演の1998年公開作品。あまりにも有名なヘア・ジェルのシーンなど下ネタ満載のお下品コメディではあるものの、男たちを虜にするメリー役のキャメロン・ディアスのキュートな魅力で、日本でも大ヒットしました。劇中にも登場するハンバーガーで有名なレストラン『ビッグピンク(BIG PINK)』は、今も変わらず人気店です。
エンドロールで流れるザ・ファウンデーションズの「Build me Up Buttercup」(邦題:恋の乾草)は、お下劣な内容を和らげてくれるさわやかな曲で、マイアミの楽しさが伝わってくるハッピーなエンディングでした。

「ビッグピンク」はサウスビーチの人気ハンバーガー店
「ビッグピンク」はサウスビーチの人気ハンバーガー店
メリーがバッグからハンバーガーを取り出して渡すシーンはマシソン・ハンモック・パークで撮影
メリーがバッグからハンバーガーを取り出して渡すシーンはマシソン・ハンモック・パークで撮影

●『ムーンライト』 Moonlight

陽気で明るい『メリーに首ったけ』に対し、徹底的にマイアミの暗部を描いたのが、2017年のアカデミー賞作品賞受賞作『ムーンライト』です。
一人の黒人少年の成長を、少年期、青年期、大人になるまでの3つの時代構成でつづり、静かな語り口と色彩豊かな映像が高い評価を受け、第89回アカデミー賞では作品賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、脚色賞を受賞しました。
監督のバリー・ジェンキンス監督と原案となった戯曲を手掛けたタレル・アルバン・マクレイニーの2人がマイアミ出身ということもあり、黒人、ゲイ、そして貧困といったこの街特有の社会背景も大きなテーマになっています。
ジェンキンス監督がマイアミでの撮影にこだわったという話も納得できるほど、マイアミという都市が、もうひとつの主人公といえるでしょう。
『ムーンライト』で最も重要なシーンのひとつが撮影された「ジミーズ・イーストサイド・ダイナー」には、多くの映画ファンが訪れています。また、2017年には、舞台となったマイアミ・デイド郡のリバティ・シティの通りが「ムーンライト・ウェイ」と改名されています。映画をご覧になった方には、いずれも訪れてほしい場所です。

●『スカーフェイス』 Scarface

ブライアン・デ・パルマ監督、オリバー・ストーン脚本、アル・パチーノ主演の1983年公開作『スカーフェイス』は、ハワード・ホークス監督の『暗黒街の顔役』のリメイクです。
顔に切り傷の痕があることから「スカーフェイス」の異名で知られたアル・カポネをモデルに描かれたギャング映画で、舞台はシカゴからマイアミに、イタリア移民はキューバ移民に変更されました。
マイアミビーチの人気スポットであるオーシャンドライブが頻繁に映し出され、アールデコ地区のランドマーク的存在であるコロニーホテルも確認できます。美しいマイアミが舞台となることによって、チェーンソーでの拷問シーンなどギャングの残酷さがよりきわだっていました。

アールデコ地区のランドマーク、コロニーホテル
アールデコ地区のランドマーク、コロニーホテル

また、アル・パチーノが演じる主人公のトニーと相棒のマニーが豪華なプールで女の子を迎えるシーンは、フォンテーヌブロー・マイアミビーチホテルで撮影されました。このホテルは、他にも『007 ゴールドフィンガー』(1964)や『ボディガード』(1992)にも登場するマイアミの有名ホテルです。

背後の白い建物がブロードムーア・ビーチホテル
背後の白い建物がブロードムーア・ビーチホテル

■タイトル:『バッドボーイズ フォー・ライフ』
■原題: Bad Boys for Life
■公開:2020年1月31日(金)全国ロードショー!
■レーティング:R15+
■監督:アディル・エル・アルビ、ビラル・ファラー
■出演:ウィル・スミス(『メン・イン・ブラック』『アラジン』)、マーティン・ローレンス(『バッドボーイズ』シリーズ)
■配給・宣伝:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

◆公式サイト: https://www.badboys-movie.jp/
◆公式Twitter: https://twitter.com/SPEeiga
◆公式Facebook: https://www.facebook.com/SPEeiga/

筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。