ホントに行ってよかったと思えるおすすめの世界遺産5選<北欧編>

公開日 : 2019年04月13日
最終更新 :
おすすめの世界遺産5選<北欧編>
おすすめの世界遺産5選<北欧編>

ホントに行ってよかったと思える北欧のおすすめ世界遺産を5つ紹介します。現在、世界には約1,092件の世界遺産が存在します(2018年時点)。文化遺産、自然遺産、複合遺産と多種多様な遺産が登録されています。その国の歴史や文化を顕著に表わす世界遺産は、旅行に欠かせない観光スポットのひとつでしょう。北欧旅行を計画する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

切り立った断崖が続く西ノルウェーフィヨルド群(ノルウェー)

切り立った断崖が続く西ノルウェーフィヨルド群(ノルウェー)
切り立った断崖 ©iStock

西ノルウェーフィヨルド群は、正式登録名称を西ノルウェーフィヨルド群・ゲイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルドと言います。ノルウェー第2の都市ベルゲンの北東に位置し、観光拠点となるオスロからのアクセスもスムーズです。

西ノルウェーフィヨルド群の見どころは、全長約16キロメートルに渡って断崖が続くゲイランゲルフィヨルドと世界最長・最深のソグネフィヨルドの支流にあるネーロイフィヨルドでしょう。約100万年前に北欧全体を覆っていた氷河が、谷底を削りながら複雑に入り組んだ海岸美を作り出しています。

ゲイランゲルフィヨルド ©iStock
ゲイランゲルフィヨルド ©iStock
複雑に入り組んだ海岸 ©iStock
複雑に入り組んだ海岸 ©iStock

ドロットニングホルムの王領地(スウェーデン)

ドロットニングホルムの王領地(スウェーデン)
スウェーデン王室の宮殿 ©iStock

ドロットニングホルムの王領地は、スウェーデン・ストックホルムの西、メーラレン湖のワーベン島にあるスウェーデン王室の宮殿です。「北欧のヴェルサイユ」と称されるドロットニングホルムは、スウェーデン国王一族の住まいとして現在も利用されています。

ドロットニングホルムの王領地の見どころは、フランスのヴェルサイユ宮殿を手本に建てられたドロットニングホルムでしょう。建てられた当時の姿がそのまま残る優美な宮殿です。宮殿内では、ゴシック様式の塔、庭園、劇場、そして、当時流行した中国離宮など、18世紀の建築様式を見ることができます。

「北欧のヴェルサイユ」 ©iStock
「北欧のヴェルサイユ」 ©iStock
当時流行した中国離宮 ©iStock
当時流行した中国離宮 ©iStock

ハンザ同盟で栄えた都市、リガ歴史地区(ラトビア)

ハンザ同盟で栄えた都市、リガ歴史地区(ラトビア)
ラトビアの首都 ©iStock

リガは、バルト海沿岸に位置するラトビアの首都です。リガ歴史地区には、13~15世紀、ハンザ同盟の中心都市としてロシアとヨーロッパを結ぶ貿易で繁栄した当時の面影が残ります。リガ歴史地区を散策すると、随所にハンザ同盟時代の繁栄や、当時の住民の暮らしぶりを垣間見ることができます。

リガ歴史地区の見どころは、中世の繁栄を表す史跡とアールヌーボー様式の木造建築でしょう。特に、19世紀後半にかけて建てらた、300を超えるラトビア独自のアールヌーボー様式の木造建築は必見です。町並みは、ダウガヴァ川東岸沿いに広がり、その美しさは「バルト海の真珠」と称されるほどです。

中世の繁栄を表す史跡 ©iStock
中世の繁栄を表す史跡 ©iStock
当時の面影が残る石畳 ©iStock
当時の面影が残る石畳 ©iStock

シンクヴェトリル国立公園(アイスランド)

シンクヴェトリル国立公園(アイスランド)
「ゴールデンサークル」のひとつ ©iStock

シンクヴェトリル国立公園は、アイスランドンの首都、レイキャビクから北東へ約50キロメートルの所にある国立公園です。間欠泉グレート・ゲイシールや、黄金の滝グトルフォスと並び、アイスランドを代表する3大観光スポット「ゴールデンサークル」のひとつです。

シンクヴェトリル国立公園の見どころは、地球の割れ目といわれるギャウでしょう。ユーラシアプレートと北アメリカプレートが互いに引っ張りあっており、ダイナミックな地球の営みを肌で感じることができます。また、世界初とされる民主議会「アルシング」が開かれた場所としても有名です。

地球の割れ目ギャウ ©iStock
地球の割れ目ギャウ ©iStock
ダイナミックな地球の営み ©iStock
ダイナミックな地球の営み ©iStock

『ハムレット』の舞台となったクロンボー城(デンマーク)

『ハムレット』の舞台となったクロンボー城(デンマーク)
対岸にスウェーデンを望む ©iStock

クロンボー城は、デンマークの首都、コペンハーゲンから北へ約44キロメートル、対岸にスウェーデンを望むエアスン海峡沿いの街ヘルシンゲルにあります。「To be, or not to be.(生きるべきか、死ぬべきか)」。シェイクスピアの四大悲劇『ハムレット』の舞台となった場所です。

クロンボー城の見どころは、重厚な煉瓦造りによる北欧ルネサンス様式の建築美でしょう。かつてはバルト海の要塞であったことから、堅牢な城壁や壕垣、海峡沿いに並ぶ砲台などを見ることができます。また、城内には、18〜19世紀の家具や調度品、精巧に織られたタペストリーなどが飾られています。

『ハムレット』の舞台 ©iStock
『ハムレット』の舞台 ©iStock
海峡沿いに並ぶ砲台 ©iStock
海峡沿いに並ぶ砲台 ©iStock

いかがでしたか。ホントに行ってよかったと思える北欧のおすすめ世界遺産を5つ紹介しました。その国の歴史や文化を顕著に表わす世界遺産。北欧旅行を計画する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

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