ふたりで歩きたいっ! スイス・チューリッヒのおすすめ観光スポット5選

公開日 : 2018年10月15日
最終更新 :
バーンホフ通りから見たチューリッヒ中央駅
バーンホフ通りから見たチューリッヒ中央駅

スイス最大の都市・チューリッヒは、都会と自然が融合した街。目抜き通りのバーンホフ通りから小道に入れば、そこには自然豊かな公園が広がり、彼氏や彼女とゆっくりお散歩デートを楽しむにはぴったり。ほかには、1889年に開通した、上空を走る赤い鉄道「ポリバーン」。真っ赤な車両がふたりの頭上を走っていきます。さらには、スイスの老舗チョコレート店「シュプリングリ」や愛の南京錠がかけられた「ミューレステク」など見どころが満載、今回は、カップルでふたり歩きしたくなるスイス・チューリッヒのおすすめ観光スポットを5つ紹介します。

赤い車体が目印の「ポリバーン」

赤い車体が目印の「ポリバーン」
人々の行き交う頭上を走っていきます
ポリバーンへの乗車はこちらの入り口から
ポリバーンへの乗車はこちらの入り口から

はじめに、129年の歴史のある鉄道「ポリバーン(Polybahn)」を紹介します。真っ赤な車両が目を引く鉄道は、1889年にチューリッヒベルグ鉄道によって開通されました。現在は、銀行グループのUBSにより再建され、毎日多くの乗客を運んでいます。

1998年には、乗客2,000,000人を超える人気の交通機関となりました。チューリッヒ中央駅(Zürich HB)から徒歩5分程のところにあるリンマートクヴァイ(Limmatquai) / ツェントラル(Central)トラム乗り場付近から乗車でき、乗車時間は、約2分30秒。

「ポリバーン」は、チューリッヒ工科大学に通う学生の足となっており、平日6:45から19:15の間は、2〜5分の間隔で運行されています。土曜と12月24日は、7:30から14:00までの運行ですので、午後の観光の際にはスケジュールに注意してください。

登山列車のような感覚を味わえる歴史ある鉄道路線。お散歩デートにぴったりのかわいらしい鉄道です。

リマト川の交通機関「リマトクルーズ」

リマト川の交通機関「リマトクルーズ」
クルーズ気分でリマト川を周遊してみよう

チューリッヒ湖に続くリマト川(Limmat)では、「リマト・クルーズ(Limmat-schiffarht)」がおすすめです。こちらのボートは、市民の交通機関として毎日多くの人が利用しています。1日観光の際の移動手段としてもおすすめの乗り物です。

ボートからは、2本の塔が目を引くグロスミュンスター(Grossmünster)や青い尖塔が目印のフラウミュンスター(Fraumünster)を望むことができます。風に吹かれながらのクルーズはとても気持ちがよいものです。

スイスの老舗チョコレート店「シュプリングリ」

スイスの老舗チョコレート店「シュプリングリ」
天気のよい日にはテラスでお茶をしながら優雅な気分

チューリッヒ市内で休息をするなら、1836年にチューリッヒで創業したスイスの老舗チョコレート店「シュプリングリ(Sprüngli)」がおすすめです。百数十年の伝統が引き継がれたチョコレートの味は絶品です。

バーンホフ通り(Bahnhofstrasse)に位置するこちらの店には、テラス席もあり、天気のよい日は、多くの人々が優雅な時間を過ごしています。コーヒーや紅茶のお供には、高級感漂うシャンパントリュフや色とりどりのマカロンにも似た「ルクセンブルグリ(Luxemburgeli)」がおすすめです。

また、隣のレストランでは、朝食やブランチを味わうことができます。チョコレートとブランチで優雅な日曜の朝を過ごすのがスイス・チューリッヒ流です。

橋の上で愛を誓う「ミューレステク」

橋の上で愛を誓う「ミューレステク」
両端のフェンスには色とりどりの南京錠
イニシャルや日付が書かれた愛のロック
イニシャルや日付が書かれた愛のロック

歩行者用の橋「ミューレステク(Mühlesteg)」には、愛を誓い合った多くの南京錠かかけられています。年々フェンスには南京錠が増え、橋を渡るたびに両サイドのフェンスがカラフルな愛のロックで埋まっていくのです。

しかし、パリのポンデザール橋が崩れたという現実もあります。あまり増えすぎると橋の耐久性が心配ですが、こちらの橋には未だ規制はかかっていません。これからも愛の南京錠は増加するかもしれません。

そんな愛の橋「ミューレステク」の下を流れるリマト川には、たくさんの南京錠の鍵が投げ込まれ、川底には誓いの証が眠っています。

リンデンの木々に囲まれた「リンデンホフの丘」

リンデンの木々に囲まれた「リンデンホフの丘」
1912年に建てられたリンデンホフ噴水

地元民から愛されている場所といえば、「リンデンホフの丘(Lindenhof)」です。小高い丘の上にある公園内には、葉がハート型をしたリンデンの木々があり、多くの人々が思いおもいにくつろいでいます。

昼食時にはビジネスマンや学生の姿も多く、ベンチで束の間の休息を楽しんでいます。そして、公園内には石のチェス板もあり、チェス愛好家たちが、暖かい陽射しの下、のんびりとゲームを楽しむ姿も見られます。

「リンデンホフの丘」は、忙しいメイン通りから数分の場所にありながら、静かな時間を過ごすことのできる素敵な公園です。公園からは、チューリッヒ旧市街、リマト川、グロスミュンスターなどが一望でき、すばらしいパノラマビューが広がります。

いかがでしたか。カップルでふたり歩きしたくなるスイス・チューリッヒのおすすめ観光スポットを5つ紹介しました。観光なら数時間程で充分に楽しめますので、見どころスポットを押さえて、ふたり歩きを楽しんでください。

筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。