ハワイと日本の時差と、時差ボケの解消法

公開日 : 2019年09月06日
最終更新 :
時差ボケを予防して楽しいハワイ旅行にしよう
時差ボケを予防して楽しいハワイ旅行にしよう

やりたいことがいっぱいあるハワイ旅行。多くの旅行者は、4泊6日や5泊7日という短い滞在期間のようです。時差ボケになってしまってはもったいないですね。ハワイと日本の時差を把握して、その予防法を知っておきましょう。

ハワイとの時差は何時間?

ハワイとの時差は何時間?
ハワイと日本の時差は19時間。時差ボケ対策は万全に

日本とハワイの時差は19時間あります。ハワイのほうが日本より19時間遅れています。例えば、日本の月曜日正午のとき、ハワイでは日曜日の午後5時にあたります。計算方法としては、19時間を足したり引いたりするよりは、5時間を足したり引いたりしたほうが簡単でしょう。

日本にいるときにハワイの時刻を知りたければ、日本の時刻に5時間プラスして日付を前日にします。逆にハワイにいるときに日本の時刻を知りたければ、ハワイの時刻から5時間マイナスして日付を翌日にします。日本とハワイの時差表を見ればわかるように、実質5時間早くなる生活サイクルを上手に調整できれば、ハワイに到着してから時差ボケにならずに過ごすことができるでしょう。

■ハワイの現地時間・時差
・URL: https://www.arukikata.co.jp/country/9H/info/localtime.html

時差ボケの予防法(行き)

時差ボケの予防法(行き)
ダニエル・K・イノウエ空港に到着したら太陽の光を浴びよう

●出発当日まで
日本からハワイへ行く往路の時差ボケ予防は、出発前から始めましょう。生活サイクルをなるべくハワイ時間に近づけておけば、たとえ時差ボケになったとしても軽い症状で済み解消するのも楽になります。

ハワイと日本の時差は19時間(実質5時間)です。例えばいつも午後11時に寝て午前7時に起きているのであれば、それはハワイでは深夜4時に寝て、正午に起きていることになります。これを1時間でも2時間でも早くしておけば、体内時計の修正が楽になるでしょう。つまり、出発前に早寝早起きの習慣をつけておくことが大事になります。

●飛行機での過ごし方
日本からハワイへのフライトのほとんどが、夕方から夜にかけて出発し、早朝もしくは午前中に到着します。フライト時間は約7時間。この7時間すべてとはいきませんが、ほとんどを睡眠時間にあてることができれば、かなりの確率で時差ボケは予防できます。日本時間を忘れ「夜だから寝て、朝だから起きる」という気持ちが大事です。

では、機内でしっかり寝るためにはどうすればよいでしょうか。 まずはリラックスできる態勢を整えましょう。体を締め付けない服装で搭乗し、靴を脱ぎます。携帯用のスリッパを持参するのもアイデアです。冷房対策として上着を1枚、騒音対策として耳栓、乾燥対策としてマスクやボトルウオーター、光対策としてアイマスクなどを用意しましょう。ネックピローがあるとさらに快適です。

楽しみにしている方も多いかもしれませんが、機内食の誘惑から逃れるのも時差ボケ予防として有効です。搭乗前にしっかり夕食を取っておき、トイレも済ませておき、睡眠時間にあてましょう。

●ハワイ到着後
ハワイ到着は日本時間では深夜なので、日本で規則正しい生活している人ほど睡魔に襲われるでしょう。しかし、ここで寝てしまうとその後しばらくは時差ボケに悩まされてしまうので、少しの我慢が必要になります。 朝の太陽の光は体内時計をリセットし、生活サイクルを修正してくれるといわれているので、到着後はなるべく太陽の光を浴びるよう意識しましょう。

また、無理をしない程度に体を動かすのも効果があります。初日はつらいかもしれませんが、昼はしっかり遊んで、夜は早めに寝る、という現地の生活時間に合わせれば、次の日から楽になります。

ハワイ到着後、どうしても眠い場合は、無理をせずに一度すぐに仮眠を取りましょう。そして、どんなにつらくても夕方前には一度起き、シャワーを浴びて目を覚ましましょう。夕食後は早々にベッドに入り、長めの睡眠を確保しましょう。重要なのは一度必ず起きることです。これをしないと、夜中の変な時間に目覚めてしまい、旅行中ずっと時差ボケ状態となってしまいます。

時差ボケの予防法(帰り)

時差ボケの予防法(帰り)
帰国時は空港から日本時間を意識して過ごそう

●前日の睡眠
ハワイから日本へ帰る復路の時差ボケ予防は、前日から始めましょう。日本時間に生活を戻していくわけですが、まずフライト時間に遅れずに空港に行くことが大事です。しっかり睡眠を取って体調を整えておきましょう。早めに夕食を済ませて最後のショッピングを楽しみ、パッキングをしましょう。

●飛行機での過ごし方
ハワイから日本へのフライトのほとんどが、正午前後に出発し、昼から夕方に到着します。フライトは約8時間です。この8時間は往路とは異なり、日本時間を意識しつつ、なるべく寝ないで過ごします。ハワイ時間の昼なので、日本時間だと起床して活動しはじめる時間帯なので、苦になることはないでしょう。

ただし、長い時間じっとしていなければならないので、退屈せずに過ごす工夫が必要になります。 まず、往路であまり利用できなかった機内サービスを楽しみましょう。ドリンクサービス、二度の機内食はもちろん、おみやげの買い忘れがあれば、免税品販売が利用できます。また、座席前のモニターで映画を見るのもいいでしょう。日本ではまだ公開されていないハリウッド映画や、見逃した映画などがあるかもしれません。2本も見ればフライト時間の半分、4時間が経っています。スマホにオフラインで楽しめるゲームアプリや電子書籍をダウンロードしておくのもアイデアです。

●日本到着後
日本に到着する時間は、利用する航空会社で異なりますが、早い便で午後2時くらい、遅い便だと午後7時くらいです。ハワイ時間では午後7時から深夜0時。移動で疲れていますし、帰国した安堵感もあり、遅い便になると、到着時にはかなり眠くなります。

帰宅するなりそのままベッドに入りたくなりますが、ここで寝てしまうと、ハワイ時間の朝、つまり日本の深夜に目が覚めてしまい、体内時計を戻すのに苦労します。ここはぐっと我慢して寝ないようにましょう。家族や知人へ帰国の連絡をしたり、荷をほどいて明日の準備をしたりして、生活サイクルを日本時間に合わせるようにしましょう。

まとめ

まとめ
ハワイ時間は「日本の時間に5時間プラスして日付けを前日に」 ©iStock

いかがでしたでしょうか。時差ボケ予防はハワイ旅行を思いきり楽しむための第一歩です。往路の時差ボケ予防はもちろんですが、帰国後に体調を崩してしまっては旅の印象も違ってきます。復路の時差ボケ予防にも気を使って楽しいハワイ旅行にしましょう。

TEXT:オフィス・オハナ
PHOTO:オフィス・オハナ、iStock

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筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

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