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マウイ島の人気観光スポット「ラハイナ」の歩き方

2020年06月21日

ラハイナは西マウイの海岸沿いにある港町

マウイ島観光のハイライトといえるのが、島の西部にある町、ラハイナの散策です。町の中心は南北およそ1キロメートルに渡る、フロント・ストリート。ギャラリーやギフトショップ、レストランが立ち並び、ノスタルジックな雰囲気が魅力です。王朝時代、捕鯨時代などの歴史を今に伝えるスポットも多く、国立歴史保護地区にも指定されています。時間をたっぷり取って訪れましょう。

【はじめに】2020年6月21日現在、観光目的の海外渡航は難しい状況です。『地球の歩き方ニュース&レポート』では、昨今の世界情勢をふまえ観光地情報の発信を抑制してきました。しかし、2020年5月31日で「期間限定の電子書籍読み放題サービス」が終了したこともあり「近い将来に旅したい場所」として、世界の現地観光記事の発信を2020年6月以降、再開することにいたしました。

世界各地のまだ行ったことのない、あるいは再び訪れたい旅先の詳しい情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス禍収束後は、ぜひ旅にお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを、心より願っています。

ラハイナへの行き方

ラハイナは初めてでもアクセスしやすい町

ラハイナはマウイ島の西部に位置し、北側にはリゾートエリアのカアナパリやカパルアがあります。
島のメイン空港であるカフルイ空港からは、車なら380号線(クイヘラニ・ハイウェイ)と30号線(ホノアピイラニ・ハイウェイ)を経由して約45分。タクシー約$90、シャトルバス約$60。公共の交通機関であるマウイ・バスなら空港から35番(ハイク・アイランダー)か40番(アップカントリー・アイランダー)でクイーン・カアフマヌ・センターへ行き、そこから20番(ラハイナ・アイランダー)に乗り換えて、ラハイナのザ・ウォーフ・シネマセンターまで約100分。料金は1乗車$2です。

島の西部に宿泊するのであれば、カパルア空港が便利です。車なら30号線経由で約15分です。
なお、マウイ島へは日本からの直行便がないので、オアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港で乗り換えることになります。マウイまでのフライト時間は約35分です。

ラハイナの歴史

1962年から国立歴史保護区となったラハイナ

訪れる人を魅了してやまないラハイナ。この町に漂う独特の雰囲気は、港の風情やノルスタルジックな建物はもちろんですが、ハワイ王朝の祖・カメハメハ大王の時代へとさかのぼる、波乱に満ちた町の歴史が醸し出しているといえるでしょう。

●カメハメハ王朝首都時代(1810年〜)
ラハイナがハワイ史に登場するのは1810年。カメハメハ大王がイアオ渓谷の戦に勝利し、カアフマヌ王妃とともにラハイナに居を移したことによります。そして、1819年にカメハメハ大王が亡くなると、この地を故郷とするリホリホがカメハメハ2世として王位を継承、ラハイナを王国の首都としました。その後、オアフ島のホノルルが首都となる1845年まで、ハワイ王朝の中心地として栄えました。

●キリスト教の伝来と近代化の波(19世紀前半)
1820年、ラハイナが王国の首都になった年、アメリカの捕鯨船が初めてハワイ諸島に来航。その後、半世紀ほどの間、この町はアメリカの捕鯨基地となりました。捕鯨船の往来が盛んになると同時に、アメリカ本土からは宣教師が渡来。彼らは王家の庇護のもと、教会や学校を建設し、英語教育や布教活動を行いました。この影響で、ハワイに西洋文化が急速に流入していきました。

●捕鯨の町・ラハイナ(19世紀半ば)
ハワイの近代化とともに、ラハイナは捕鯨基地として隆盛を極めます。1846年には400隻以上の船がマウイ島へやって来たといいます。捕鯨船のお目当ては、最良の油が採れるマッコウクジラで、その骨は鯨骨細工にも利用されていました。船が大型化した1850年代が捕鯨産業のピークだったとされています。

●捕鯨産業から砂糖産業へ(19世紀後半)
1859年にアメリカ本土で石油の採掘が始まると、捕鯨産業は衰退。ラハイナは静かな港町としてハワイ史の表舞台から退くことになります。代わってマウイ島の主要産業となったのがサトウキビ・プランテーション。仕事を求めて世界中からたくさんの移民がやって来ました。

●国立歴史保護地区へ(1962年〜)
1世紀後の1962年、ラハイナは国立歴史保護地区に指定され、注目を浴びるようになります。歴史ある町並みを保存しつつ、自然環境と調和する新しい建築物に力を入れ、この町ならではの独特の雰囲気を創り出すことに成功。ラハイナは観光地として復活したのです。

王朝時代、捕鯨時代、そして観光の町としてにぎわってきたラハイナ。訪れる人々を魅了してやまない、この町に漂う不可思議な空気は、長い歴史のなかで培われ、その時代を生きた人々によって守られてきたのでしょう。

ラハイナの天気・気候

ハワイ語で「残酷な太陽」の意味をもつラハイナ

マウイ島の気候は、基本的にはハワイの他の島と同様、1年を通して過ごしやすい気候です。特にラハイナがある西マウイの西側は晴天率が高いエリアです。服装はTシャツ・短パン・ビーチサンダルでOKです。
ラハイナはハワイ語で「残酷な太陽」という意味です。その昔、このエリアはレレ(Lele)という名前でしたが、強い日差しが降り注ぐことから、いつしかラハイナと呼ばれるようになりました。
現在でも、ラハイナの夏は貿易風の影響で湿気は少ないものの、かなり暑くなります。
ラハイナ(ハワイ)の天気&服装ナビ


ラハイナのメイン通り「フロント・ストリート」

ノスタルジック雰囲気が漂うフロント・ストリート

ラハイナ散策の中心となるのが、ホノアピイラニ・ハイウェイの西側、海沿いを走るフロント・ストリートです。ショップやレストラン、ギャラリーが軒を連ね、通りの周辺には遺跡が点在する歴史的にも興味深いエリアで、継続的に町の活性化の取り組みが行われています。
これらが評価され、また絵画のような景色と穏やかな気候なども要因となって、2011年には、American Planning Association(APA)よって行われたグレート・ストリート・トップ10に選ばれました。

ツーリスト向けのギフトショップをはじめ、ハワイ系サーフブランド、ジュエリーなどのショップや個性的なレストラン、歴史的建物など、盛りだくさんのフロント・ストリートを楽しむためには、寄り道しながら歩くのがおすすめです。ほかにもポップアートや海洋アートのギャラリーも多いので、気になったところには、どんどん立ち寄ってみましょう。
車で訪れる場合、有料・無料ともに公共のパーキングが点在していますが、午後になると満車になってしまうことが多いです。違法駐車にも厳しいので、昼までにはどこかに停めておいて歩き回るようにしましょう。ラハイナ・センターはテナントを利用すれば2時間駐車無料になります。

また、ハワイ語で「残酷な太陽」という意味を持つラハイナ。その名のとおり1年を通じて雨が少なく気温が高いです。季節にもよりますが、特に14時前後は直射日光が肌を刺します。帽子やサングラスを忘れずに、休憩をとりながら散策しましょう。

■おすすめのショップ&レストラン
●ラハイナ・ヨット・クラブ Lahaina Yacht Club
ラハイナにある名門ヨットクラブに併設しているショップで、クラブの会員でなくても利用できます。クジラをあしらったオリジナルロゴ入りTシャツやキャップはカラーが豊富で、ラハイナのお土産にぴったりです。
・住所: 835 Front St.
・電話: 667-7909
・営業時間: 10:00〜22:00、日曜〜21:00
・休み: 感謝祭、12/25

●マウイ・メモリーズ Maui Memories
掘り出し物が見つかる穴場店。個性的なインテリアやオリジナルのバッグ、お手頃価格のワンピースやTシャツなど、センスのよいお土産が見つかるショップです。珍しい形のウクレレなどもあり、掘り出し物を探す気分で買い物が楽しめます。
・住所: 658 Wharf St. #4
・電話: 298-0261
・営業時間: 10:00〜20:00
・休み: 無休
・URL: https://mauimemoriesboutique.com/

●フリートウッズ・オン・フロント・ストリート Fleetwood's on Front St.
イギリスのミュージシャン、ミック・フリートウッドがオーナーのレストラン。最高級の食材を使ったグリルメニューが中心で、自家農園で作る野菜が好評です。海が見渡せるルーフトップラウンジでの食事は、特別な時間となるでしょう。
・住所: 744 Front St.
・電話: 669-6425
・営業時間: 11:00〜14:00、17:00〜22:00
・休み: 無休
・URL: https://www.fleetwoodsonfrontst.com/

●ホヌ・シーフード&ピザ Honu Seafood & PIZZA
海を眺めながら至福の時間を過ごすことができるレストランです。独創的なアイランド・キュイジーヌと窯焼きの本格ピザが人気。地産地消をコンセプトに、ローカルの魚介類や野菜など、取れたての食材を最高の状態で提供しています。
・住所: 1295 Front St.
・電話: 667-9390
・営業時間: 11:00〜21:00
・休み: 感謝祭、12/25(ディナーのみの営業)
・URL: https://www.honumaui.com/

ハワイ最大級の「バニヤンツリー」

巨大なバニヤンツリーはローカルの憩いの場所

ラハイナのメイン通りであるフロント・ストリート沿い、ラハイナ港の目の前には、ラハイナ・バニヤン・コートと呼ばれる公園があり、樹齢140年を超える大きなバニヤンツリーが見られます。
バニヤンツリーとは、菩提樹やガジュマルの木とも呼ばれるクワ科イチジク属の植物で、こちらのバニヤンツリーはベンガルボダイジュという種類だそうです。一見すると何本もの木が伸びているように見えますが、実は一本の木なのです。
成長すると大きく横に伸びた枝から気根といわれる根を地上に垂らし、それが幹となってさらに大きく広がっていくのが特徴です。

ラハイナのバニヤンツリーは、キリスト教布教50周年を記念して、1873年に当時の保安官であったウィリアム・スミス氏によって植えられました。当時はわずか2.4メートルほどの高さでしたが、現在では18メートルにもなり、その巨大な茂みは2700平方メートルもの木陰をつくり出しています。
このアメリカでも最大のバニヤンツリーは、地元の人々や旅行者が集う、憩いの場所。芸術の島マウイらしく、週末には絵描きや彫刻家などたくさんのアーティストが自分の作品を持ち寄り青空個展が開催されたり、クリスマスの期間にはクリスマスツリーとして6500個ものライトで飾られたり、さまざまなイベントが行われています。

ラハイナのホテル情報

歴史的建造物でもあるパイオニア・イン

ラハイナの北にはカアナパリやカパルアといった、ゴルフ場を擁するリゾートエリアがあるため、宿泊施設の数はあまり多くありません。しかしながら、捕鯨時代が偲ばれる歴史的建造物でもあるベストウエスタン・パイオニア・インやラハイナ・イン。ラハイナ散策の拠点になる立地が魅力のアイナ・ナル・ラハイナ・バイ・アウトリガー。海の景色が抜群のラハイナ・ショアーズ・ビーチ・リゾートやプウノア・ビーチ・エステイトなど、ラハイナ独特の雰囲気を享受できる施設が点在しています。

まとめ

夜もにぎわうラハイナのフロント・ストリート

ワイルク、パイア、キヘイ、ハナなど、マウイ島には特徴のある町が点在しています。その中でもラハイナの個性は際立っています。車で町を流すだけでもその独特の雰囲気が味わえますが、ぜひ散策をしてみてください。

TEXT: オフィス・オハナ
PHOTO: オフィス・オハナ、iStock

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※本記事の観光関連情報は2020年5月7日現在のものです。

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
2020年6月21日現在、ハワイへの日本からの観光目的の渡航はできません。渡航についての最新情報、情報の詳細は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL:  https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

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