2020年夏、東京と大島などの東京諸島を結ぶ新造船が2隻就航!

公開日 : 2020年04月12日
最終更新 :
6階建ての新大型客船3代目 「さるびあ丸」 ※完成イメージ
6階建ての新大型客船3代目 「さるびあ丸」 ※完成イメージ

東京と大島などの東京諸島を結ぶ大型客船と高速ジェット船の新造船が、2020年夏に初就航となります。“繋ぐ”をコンセプトとした新高速ジェット船「セブンアイランド結(ゆい)」、新大型客船3代目 「さるびあ丸」について紹介します。

2020年7月13日に初就航!高速ジェット船「セブンアイランド結(ゆい)」

2020年7月13日に初就航!高速ジェット船「セブンアイランド結(ゆい)」
本土と島を繋ぐ役割を担う「セブンアイランド結(ゆい)」 ※完成イメージ

ジェット船は、東京~大島間の約120kmを約1時間45分で運航する高速船です。国内での建造は1995年以来で、25年ぶりの新造船となる「セブンアイランド結(ゆい)」。東京・熱海〜大島〜利島〜新島〜式根島〜神津島航路を運航します。初就航は、7月13日朝に東京・竹芝を出航する便となる予定です。詳細は公式Webサイトを確認ください。

■東海汽船
・URL: https://www.tokaikisen.co.jp/
・新造船 特設サイト: https://www.tokaikisen.co.jp/newship2020/

島の海に映える藍色“TOKYOアイランドブルー”が船体一面に ※完成イメージ
島の海に映える藍色“TOKYOアイランドブルー”が船体一面に ※完成イメージ
船内では無料Wi-Fiサービスも完備 ※イメージ画像
船内では無料Wi-Fiサービスも完備 ※イメージ画像
ロープの「結び目」を表現した130周年記念ロゴマーク
ロープの「結び目」を表現した130周年記念ロゴマーク

●デザイン
カラーリングデザインは美術家の野老朝雄氏が手掛け、ロゴデザインが目を引く、シックで落ち着いたデザインとなっています。船体に描かれたロゴは、船にとって必要不可欠であるロープの「結び目」を表現しているそうです。

●バリアフリー
ジェット船初のバリアフリーシップとして、バリアフリー席、多目的トイレ、船内階段用の昇降式チェアーが搭載されます。

2020年3月26日に執り行われた着水式
2020年3月26日に執り行われた着水式

新大型客船3代目 「さるびあ丸」は2020年6月25日に初就航!

新大型客船3代目 「さるびあ丸」は2020年6月25日に初就航!
東京から大島まで、夜行便として最短6時間の船旅が楽しめる ※所要時間は時期によって異なる ※完成イメージ

1992年から運航していた2代目「さるびあ丸」から名前を引き継いだ、新大型客船3代目 「さるびあ丸」が、2020年6月25日に初就航します。通常は、東京・竹芝桟橋を22時に出航し、大島~神津島へ運航しますが、就航初日に限り、東京・竹芝桟橋を22時30分に出航し、三宅島~八丈島へ向かう2代目「さるびあ丸」と同時刻出航となります。
新大型客船3代目 「さるびあ丸」は、全長約118m、幅約17mの大きさで、総トン数は約6200トン。2代目「さるびあ丸」から約1200トンアップとなりました。

●デザイン

高級感漂う特等室(6室) ※イメージ画像
高級感漂う特等室(6室) ※イメージ画像
4名定員の2段ベットタイプの特1等室(6室)。家族やグループでの利用におすすめ ※イメージ画像
4名定員の2段ベットタイプの特1等室(6室)。家族やグループでの利用におすすめ ※イメージ画像

ジェット船「セブンアイランド結」と同じく、カラーリングデザインは美術家の野老朝雄氏が担当。「繋げること」をテーマに幾何学の原理を用いてデザインされた、スタイリッシュな船体が特徴です。
青と白を基調とした、おしゃれな客室や船内が、楽しい旅気分を盛り上げてくれます。

2等椅子席はリクライニングシートタイプ。ロールカーテンを下ろせば、隣席との仕切りができる ※イメージ画像
2等椅子席はリクライニングシートタイプ。ロールカーテンを下ろせば、隣席との仕切りができる ※イメージ画像

●最上階デッキ
トップデッキの床は、柔らかいゴムチップになっており、デッキに横になって星空を眺めることもできます。

「プラネタリウムアイランド」と呼ばれる東京諸島の星空を堪能 ※イメージ画像
「プラネタリウムアイランド」と呼ばれる東京諸島の星空を堪能 ※イメージ画像

●レストラン
船内にはレストランも完備。ドリンクを片手に船窓から海を眺め、リラックスした時間を過ごしましょう。車いすのまま利用可能なバリアフリー席も設置予定。

6階にある展望レストラン・ラウンジ ※イメージ画像
6階にある展望レストラン・ラウンジ ※イメージ画像

●バリアフリー
バリアフリー対策として2等優先席や、多目的トイレ、船内エレベーターを設置。車椅子が通りやすいように通路幅を広くとり、車いす置き場スペースも確保しました。

船内エレベーターも完備 ※イメージ画像
船内エレベーターも完備 ※イメージ画像

まとめ

まとめ
手前が現在就航中の「セブンアイランド友」、奥が2代目 「さるびあ丸」。大島・岡田港にて

3月上旬にジェット船「セブンアイランド友」で大島まで行ってみました。揺れが少なく快適であることにびっくり。船酔いとは無縁です。最高速は約80km/h。ジェットエンジンで海水を吹き出し、空気のかわりに海水から揚力(浮き上がる力)を得て飛ぶ、まさに“海のジェット機”です。東京・竹芝から大島まで、途中に館山に寄港しても2時間弱しかかからないとは知りませんでした(館山や久里浜に寄港しない船便もあります)。
さるびあ丸は夜に竹芝を出発して、朝方大島に着きます。時間のある方は、大型客船をチョイスするのもいいでしょう。新型は快適さがさらに増しているはず。
「セブンアイランド結」と3代目 「さるびあ丸」の就航が楽しみです。

ジェットエンジンで海水を吹き出し、高速航行
ジェットエンジンで海水を吹き出し、高速航行

※当記事は、2020年4月9日現在のものです。

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筆者

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