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【2021年8月 マレーシア・クアラルンプール 最新事情】規制緩和された直後の観光スポットの様子を在住者がレポート

2021年08月31日

フォトスポットとして人気のスルタン・アブドゥル・サマド・ビル周辺にも人の姿はない

2021年5月の連休以降、新規感染者が増加し6月に3度目のロックダウンとなったマレーシア。学校、職場は閉鎖され、飲食店における店内飲食の禁止、州を超える移動の禁止、移動は居住地から半径10km以内、必要不可欠な業種以外の稼働を止めるなど厳しい措置が続いていました。1日あたりの感染者数が2万人を超える日もありましたが、8月28日にはワクチン接種率が人口の60%に達したことが報じられています。規定回数のワクチン接種完了者に対しては制限の部分解除など緩和措置が発表されました。

独立記念日を目前に控えたムルデカ広場周辺

クアラルンプールの歴史を刻み続けてきたムルデカ広場は閑散としている

ムルデカ広場(Merdeka Square)周辺はクアラルンプールの観光の中心ともいえます。周囲はスルタン・アブドゥル・サマド・ビル(Sultan Abdul Samad Building)など歴史的建造物に囲まれ、クアラルンプールの語源となった川の合流地点にはクアラルンプール最古モスクのジャメ・モスク(Masjid Jamek)、おみやげやショッピングで有名なセントラルマーケット(Central Market)など観光スポットが集まっています。
ツアーなどで訪れるツーリストも多く、コロナ禍以前は周辺の道路にはツアーで訪れた観光バスが何台も連なり停車していました。
屋内施設ではないためムルデカ広場自体は規制の対象ではなく、ロックダウン期間中でも近隣住民などが健康維持のため散歩をする等は許可されたりもしました。観光は禁止され、また海外からの観光客を受け入れていないこと、国内では州を超える移動が解除されていないことから今はまだ閑散としています。
4段階からなる国家回復計画では旅行や観光など国内移動に関する規制が緩和されるのは最終段階のため、しばらくはこの状態が続くかもしれません。
8月31日はマレーシアの独立記念日。通常であれば式典のため道路が封鎖され、周囲には無数のマレーシアの国旗が掲げられ、祝日を祝う人々であふれていました。

■ムルデカ広場(Merdeka Square)
・住所: Jalan Raja, City Centre, 50050 Kuala Lumpur
・最寄り駅: LRTアンパン線(Ampang Line)、ケラナジャヤ線(Kelana Jaya Line)、スリペタリン線(Sri Petaling Line)マスジッドジャメ駅(Msjid Jamek)下車徒歩約8分

ワクチン接種証明を提示することで利用できる店や場所

ワクチン接種完了のデジタル証明書を提示しないと飲食店などには入店できない

マレーシアでは外出時にコロナ追跡アプリMySejahteraが必須となっています。施設内に入る際にはQRコードを読み込み、場合によっては健康状態画面を見せることが義務づけられています。また検温、手のアルコール消毒も必須となっています。違反者には罰金刑もしくは禁固刑が課せられます。
8月20日にムヒディン前首相からロックダウンの緩和措置が発表されたことで、規定回数のワクチン接種完了し、決められた日数の待機期間を終えていれば、飲食店において店内飲食が許可され、必要不可欠業種以外の小売店などに入ることが可能となりました。
しかし、利用対象者は「規定回数のワクチン接種が完了、その後の決められた待機期間(14日または28日)を経過した者」のみでコロナ追跡アプリに反映された「デジタルワクチン接種証明書」を提示しなければなりません。
この「デジタルワクチン接種証明書」は、日本でワクチン接種完了をしている場合でも、マレーシア政府が認可しているものではあれば、事前手続きをすることでマレーシア入国時にアプリに反映させることが可能です。
2021年8月26日現在、「デジタルワクチン接種証明書」を利用することで利用が許可される主な活動は以下のようになっています。
・レストラン内における飲食
・スポーツ・レクリエーション活動
・夜市、曜市場の営業

B級グルメとクアラルンプールのルーツ中華街の現在

通称ペタリンストリートと呼ばれるチャイナタウン(中華街)
メインストリートのB級グルメを売る屋台、周辺のカフェやショップもほぼ閉店中

B級グルメ、食べ歩き、漢方、屋台、フリーマーケットなど雑多な雰囲気が魅力のチャイナタウンは通称ペタリンストリート(Petaling Street)と呼ばれ、ロックダウン以前は通りには人があふれ、狭い路地裏まで活気に満ちていました。
現在はローカル向けの花屋さん、食料品店、屋台などはかろうじて営業していましたが、それでも数えるほどです。中華寺院の関帝廟(Guan Di Temple)、ヒンドゥ寺院スリマハマリアマン寺院(Sri Maha Mariamman Temple)などのチャイナタウン内の観光スポットも入り口の扉を固く閉ざしていました。
ペタリンストリートの周辺にはツーリスト向けのバジェットホテルやホーカーなどが点在しています。また近年は昔ながらの商店をリノベしたカフェも増えました。しかし今はまだどれも再開していない状況です。

■ペタリンストリート(Petaling Street)
・住所: Jalan Petaling, City Centre, 50000 Kuala Lumpur
・最寄り駅: MRTスンガイブロー・カジャン線(Sungai Buloh-Kajang Line)パサ・セニ駅(Pasar Seni)下車徒歩約3分

ただし冒頭でもお伝えしましたように、国内のワクチン接種率があがることで人の動きが許可され社会活動が再開されつつあります。

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※当記事は、2021年8月26日現在のものです

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
2021年8月26日現在、観光目的の海外渡航は難しい状況です。『地球の歩き方 ニュース&レポート』では、近い将来に旅したい場所として世界の観光記事を発信しています。渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
旅したい場所の情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス収束後はぜひお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを心より願っています。

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