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一度は行きたい!「No. 1クリスマスマーケット」にも選ばれた、タリン・クリスマスマーケット

2021年12月22日

家族連れでにぎわうタリンのクリスマスマーケット

Tere!(エストニア語で「こんにちは」の意)日本の皆さま、いかがお過ごしでしょうか?新型コロナウィルスの新変異株(オミクロン株)が話題になった11月、そして12月は落ち着かない気持ちになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。私は室内でできる趣味を探してみましたが、やっぱり海外旅行が好きなので『何でも見てやろう(著:小田実)』を読み返して、旅行の気分を味わっていました。さて今回は、エストニアの首都タリンで現在行われているタリン・クリスマスマーケットをご紹介したいと思います。

「No. 1クリスマスマーケット」にも選ばれたタリン・クリスマスマーケットって?

クリスマスツリーの歴史はこのラエコヤ広場から

タリン・クリスマスマーケットは1441年に始まった、歴史あるクリスマスマーケットのひとつです(世界最古のクリスマスマーケットについては諸説あり、ドイツ・フランクフルトの1393年説、同ドレスデンの1434年説、そしてエストニア・タリン1441年説などがあります)。特に、クリスマスツリー発祥の地としては、タリンでほぼ間違いないと言われています。

またコロナ禍直前の「ヨーロッパ・クリスマスマーケット2019」(European Best Destinations)において、タリン・クリスマスマーケットが1位となり、ヨーロッパの人々が選ぶ「No. 1クリスマスマーケット」に輝きました!

580年目を迎える今年2021年は、11月26日にスタートし、年明け2022年1月2日まで開催予定です(コロナ禍のため規模と期間は縮小)。

会場となるのは、世界遺産「旧市街」の中心であるラエコヤ広場(住所なし。Raekoja plats(エストニア語でラエコヤプラッツ))です。ハロウィンが終わった頃から、広場の真ん中に高さ15mを超えるクリスマスツリー(生木です!)が運び込まれ、周囲に小屋が組まれ、回転木馬が届き、少しずつ少しずつ丁寧に準備が進められていきます。

普段も、ロマンティックでかわいくておとぎ話の世界のような旧市街が、みんなの手でより幻想的になり、中世や映画の中だと言ってもおかしくないような、不思議で神秘的な世界に変わっていきます。

どんな食べものが売っているの?

どれもおいしいので目移りしてしまう腸詰屋さんにて

そんな夢のようなタリン・クリスマスマーケット。楽しみ方はいろいろあると思いますが、私の場合は、まず腸詰屋さんに直行します。エストニアへ引っ越してきてから、毎年必ずクリスマスに買っている腸詰め(Pulk)が1本0.5€(約65円)で売っているので、いちばん最初に買ってホッと一息つくようにしています。小さくて食べやすく、とってもおいしいので、どんなに買ってもあっという間になくなって困るくらいです。

次にホットワイン(Glögi)を買います。ホットワインはクリスマスの伝統的な飲み物としてヨーロッパ各地で飲まれているので皆さんご存知かと思いますが、ワインにシナモン、クローブ、カルダモンなどのスパイスとシロップを入れた甘い飲み物です。自分の好みで、ナッツやオレンジ、レーズンなどを加えることができます。ノンアルコールタイプもあります。

値段は、1杯およそ4€ほど(約520円)です。旅行者なら気にせず飲める値段かもしれませんが、住んでいる身としては少し高く感じるので、体を温めながらゆっくり大切に飲んでいます(ちなみに、値段はレストランでビールを頼むのと同じくらい!)。ホットワインはスーパーでもボトルで売っていて、その値段もこれまたスーパーでビールを買うのと同じくらいの値段なので、自宅で飲む分はスーパーで買っています。お土産用のボトルは、スーパーで買ったほうがいいかもしれません。

他にも、かわいいマフィン、アイシングが施されたジンジャークッキー、ドイツの流れを汲んだと思われる大きなソーセージのグリル(野菜や黒パンなどを含めて、1セットおよそ10€ほど(約1300円))などが売られているので、テーブルに使える大きな樽や、屋根付きの小屋で軽くお茶をするもよし!しっかり腹ごしらえするもよし!だと思います。

どんなものが売っているの?

ヨーロッパ各地とロシアのクリスマスの小物がところ狭しと並ぶ店頭

そしてクリスマスマーケットと言えばお買い物!!
かわいい小物を売っているお店めぐり(小屋めぐり)は最高です!例年、同じ小屋に同じお店が入るので(若干の変更あり)エストニアの人は、小屋の人に1年ぶりの挨拶をしながら今年の新作をチェックして、たくさんの小さくてかわいいものに埋もれ、至福の時を過ごすようです。

私の場合は、すべての小屋を簡単にめぐったあと、誰にどれをクリスマスプレゼントとして贈るのか決めるため、真剣にもうひとめぐりすることが多いです。
値段は、エストニアに常設店を持っているお店がいつも売っている小物の場合(木製のバターナイフなど)値段は変わりません。理由はよくわからないのですが、イベント特別料金にしていないようで良心的だなと感謝しています。ラトビアやリトアニアからのお店の通常料金はわからないので何とも言えませんが、どのお店も、中学生が買いたいものが買えるくらいの値段なので助かっています。

参考までに、私が今年ちょっと奮発して買ったクリスマスオーナメントは13€(約1600円)です。なお、最初から売り値を値札に書いているので値引き交渉はほとんどできないと思ってください。ここでは「寒い中での立ちっぱなし、ごめんね。ありがとう!」のきもちを込めて、チップ箱にチップを入れることのほうが自然な流れです。もちろん値引き交渉を楽しみたい方は試してみてください^_^

クリスマスマーケットで何をするの???

クリスマスツリーに結びつけられた、子供たちの願いごと

クリスマスマーケットは、マーケット(市場、売場)なので、基本的には飲んだり食べたり買ったりする場ですが、クリスマスツリーを見ることもおすすめです。
お買い物でどんなに気がそぞろになっても、やはり一度は「ここがクリスマスツリー発祥の地(みんなの集まるところにツリーを展示するようになった)なのか!ここのツリーが素敵じゃなかったら、世界中にクリスマスツリー文化が広まることはなかったんだね。本当に素敵……!」と、ここのクリスマスツリーをゆっくり見てうっとりしてほしいです。

またクリスマスツリーには子供たちの願いごとがくくりつけられているので、それをチラッと見るのもおすすめ。日本の七夕の短冊や、お正月の絵馬と同じ感覚のものなので、あまり凝視しないよう気をつけてください。つたない文字で、かわいいお願いごとが書かれているお手紙を見て、じーんとしていただければと思います。

そしてサンタさんの家に寄ってサンタさんに会うのもお忘れなく!広場にあるサンタさんの家に行くとサンタさんが待っていて、抱きしめてもらえたり甘えられたりします。サンタさんはとてもあったかくて、優しくて、話も聞いてくれますし、飴もくれます。今年はサンタさんがタリンに来ないことになったので(コロナ対策)サンタさんの家のポストは、手紙があふれんばかりにパンパンになっていました^_^

なお、エストニアは無宗教の方が多いので、宗教的配慮はほぼ不要です。ステージで繰り広げられる生演奏やダンスなどは、半分クリスマス・半分クリスマスとは無関係(エストニアの伝統的なもの)です。日本にいる時と同じ感覚で、クリスマスを楽しいイベントとして捉えて大丈夫!楽しみたいように楽しむことができます。ぜひ気軽にお越しください。

エストニアの新型コロナウィルス感染状況は?

光り輝くクリスマスツリー

エストニアの新型コロナウィルス感染状況について、最後にご報告したいと思います。
新規感染者は、11月上旬のピーク時から8割減にまで減り、12月中旬現在、やっとほっとしているところです。毎週のように、政府が状況に応じた規制追加や変更または解除を行なっていたため、ストレスをできるだけ最小限にした、効果的な施策が運用されていると実感でき、私は政府への信頼が増しています。今後も気を引き締め、今よりもっと感染者が減るようみんなで努力していけるといいなと思っています。

小さな雪国エストニアは、いつもいつでもあなたのお越しをお待ちしております。チャオチャオ〜!(エストニア語でバイバーイ!の意)

旅のバイブル「地球の歩き方」ガイドブック

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URL: https://hon.gakken.jp/book/2080129500

※当記事は、2021年12月15日現在のものです

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
2021年12月15日現在、国によってはいまだ観光目的の渡航が難しい状況です。『地球の歩き方 ニュース&レポート』では、近い将来に旅したい場所として世界の観光記事を発信しています。渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
旅したい場所の情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス収束後はぜひお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを心より願っています。

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