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フランス旅行最新情報!出入国情報や町の様子、ウィズコロナのパリ観光はどうなっている?

2022年07月29日

観光客でにぎわうエッフェル塔などパリの名所

2024年夏のオリンピック開催を控え、町の整備が進むパリ。コロナ禍でも美術館の改装工事が進められ、新たな観光スポットも誕生しています。そんなパリを、7月19日~22日に取材してきました。今、町はどうなっているのか、気になる出入国情報と合わせて、レポートします。

フランスの感染状況はどうなっているのか

ルーヴル美術館のナポレオンホール。マスクをしている人は少ない

2022年7月25日現在、フランス国内での新規感染者数は減少傾向にあります。人の移動や接触が多くなる夏のバカンスシーズンが終わると、再度拡大する可能性もありますが、第7波のピークは過ぎたとされています。ワクチン接種については、79%の国民が2回目、59.6%の国民が3回目を済ませています。また、現在フランスでは、医療施設、高齢者施設等を除き、マスクの着用は義務付けられていません。

日本→フランスへ入国する際に必要なものは?

シャルル・ド・ゴール空港の到着ゲート近くには、マスク着用を推奨する掲示が

フランスにおける衛生緊急事態終了が発表され、2022年8月1日以降、入国時の検疫手続きが撤廃されました。フランスに行くにあたって、準備しなければならない書類はなく、渡航のための特別な理由や、到着後の検査・隔離も必要ありません。

ただ、日本に再入国する際は、フランス出国前72時間以内の陰性証明書提示が義務付けられています(後述)。「ファストトラック」と呼ばれる、日本再入国時の検疫手続きの一部を済ませておくためのアプリ「MySOS」をあらかじめインストールしておくことをおすすめします。

・MySOSアプリ
https://teachme.jp/111284/manuals/13655051/

「MySOS」アプリには「ワクチン接種証明書」を登録する項目がありますが、滞在国がフランスのみなら、入国時に「有効なワクチン接種証明書」の提示は不要です。

なお、国によっては、接種の有無が入国時の検疫措置に影響することがあります。マイナンバーカードを所持していれば、「接種証明書」アプリを使って取得することができます。

・接種証明書アプリ
https://www.digital.go.jp/policies/vaccinecert/

エールフランスの機内で乗客に渡されたマスクと消毒液

日本からフランスへのフライト時間は、通常11時間ほどですが、現在ロシア領空を通過できず北極回りとなるため、ノンストップ直行便で14時間ほどかかります。機内で過ごす時間が長くなりますが、体を伸ばすなど、同じ姿勢で居続けないよう気をつけましょう。日本からの渡航客はそれほど多くはありませんが、筆者の搭乗したエールフランスのフライトは、タヒチからの乗り換え客でほぼ満席状態でした。エールフランスの場合、機内でのマスク着用は、推奨であって義務ではないため、ノーマスクの人も見られます。マスク着用に関するルールは、航空会社によって異なるので、事前に確認しましょう。パリ到着後のプロセスは、コロナ禍以前と同じく入国審査のみ。パスポートを提示し、スタンプをもらえば終了です。荷物を受け取って、パリ市内に向かいます。

パリの夏の風物詩ともいえる「パリ・プラージュ」

すっかりバカンスモードのパリ。セーヌ河岸をビーチに見立てた「パリ・プラージュ」も開催されており(7月9日~8月21日)、のんびり日光浴を楽しむ人の姿も見られます。一方、エッフェル塔やルーヴル美術館の入口には長蛇の列ができ、欧米を中心に観光客が戻っているのを実感します。町なかではマスク着用の義務がないため、行き交う人の多くはノーマスク。カフェやレストランのテーブルにアクリル板が置かれることもなく、誰もが以前と同じように食事と会話を楽しんでいます。ただ、メトロやバスなど公共交通機関内では、マスク着用が推奨されており、年齢に関わらず、着用している人を見かけます。あくまで個人の判断にゆだねられていますが、陽性になった場合、予定どおり帰国できなくなるので、混雑した場所ではマスクを着用したほうが安心です。

町なかでアルコール除菌スポットを見かけることも

フランス→日本へ再入国する際に必要なものは?

検査機関のひとつ「ラボラトワール BIOLAM-LCD アレジア」

2022年7月現在、日本人を含むすべての入国者は、出国前72時間以内の陰性証明書の提示が義務付けられています。このため、現地でPCR検査を受ける必要があります。検査証明書の様式に指定はありませんが、検査法、採取検体など、必須項目が日本語または英語で記載されていなければなりません。不安があるなら、厚生労働省のウェブサイトから必須項目を満たしたフランス語/英語の参考様式をダウンロードし、検査機関で記入してもらうと確実です。筆者は、在フランス日本国大使館のウェブサイトに掲載されている検査機関リストのなかから、滞在ホテルの近くにあったラボにて検査を受けました。予約は不要で、待ち時間と検査時間(鼻咽頭ぬぐいによる検体採取)合わせて30分ほど。受付は英語が通じます。料金は€38(検査機関により異なります)。11:00過ぎに検査を受け、メールで結果が知らされたのが18:30頃。添付された検査結果に英訳も付いていましたが、必須項目との照合がしづらかったこともあり、翌日ラボを再訪、厚生労働省の所定フォーマットに記入してもらいました。再検査となることもあるので、72時間以内になったら、できるだけ早く検査を受けることをおすすめします。
                          
・厚生労働省による検査証明書の所定フォーマットはこちらから
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html

・厚生労働省の所定フォーマット記入に慣れた検査機関はこちら
https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/labolist.html

検疫手続事前登録が完了すれば青い画面が表示される

PCRの陰性証明書を取得したら、事前にインストールしておいたアプリ「MySOS」でファストトラックの事前登録を進めましょう。質問票、誓約書の入力、続いて日本出発時に取得していればワクチン接種証明書、フランスで取得した陰性証明書の画像をアップロードすれば完了です。書類が揃ったところで審査が始まりますが、審査終了まで時間がかかるので、早めに登録作業を終えておきたいものです。この作業によって、日本の空港における検疫手続きの一部を、事前に済ませることができます。

・MySOSアプリを使った「ファストトラック」の利用方法
https://www.hco.mhlw.go.jp/fasttrack/

空港には早めに行こう

出国審査で列に並んでいると、各搭乗ゲートへの所要時間の目安(61〜81分)が示される

いよいよ帰国の日、余裕をみて、フライト出発時刻の3時間前にシャルル・ド・ゴール空港に着きましたが、予想をはるかに超える混雑ぶりに驚きました。バカンスに出かける人であふれているのはもちろん、普段以上に搭乗手続きに時間がかかっているのかもしれません。オペレーションにも支障が生じることがあるので、できるだけ早く空港に入り、搭乗手続き、荷物のチェックインを済ませることをおすすめします。なんとか出国し、ゲートに着いてほっとしたところで、搭乗直前に提示を求められたのが、パスポートと陰性証明書。検疫関係の書類は、すぐ出せるようにしておいて正解でした。往路より1時間ほど短いフライトの後、日本に到着。「ファストトラック」のおかげでスムーズに入国し、到着から30分ほどで空港を出ることができました。自宅待機、自主隔離などは免除されており、公共交通機関を利用して帰宅できます。

「ラ・サマリテーヌ」などパリの新しいスポットをめぐるのも楽しみ

久しぶりに訪れたパリは、観光都市としての活気が戻ったのはもちろん、車道が削減されるなどより歩きやすい町となっていました。常に新しいニュースがあり、わくわくさせてくれるのもパリ。渡航するにあたり少し面倒な手続きが必要ですが、思ったほど時間はとられず、十分に町歩きを楽しむことができました。出入国に関しては、今後も状況に応じて制限が緩和されたり、手続きが簡略化されていく可能性があります。常に最新情報をチェックしながら、旅のイメージを膨らませてはいかがでしょう。

旅のバイブル「地球の歩き方」ガイドブック

地球の歩き方 ガイドブック A07 パリ 2021年~2022年版

観光、グルメ、ショッピング、と楽しみたいことがいっぱいのパリ。今回の特集では、そんなパリの町を賢くお得に満喫するための究極プランを紹介しました。おいしいものを味わいながら、必見のスポットを効率的にめぐる3日間。近郊のヴェルサイユ宮殿にも出かける、盛りだくさんの内容となっています。旅のテーマごとに組んだ4つのアレンジプランもあり、興味と予算に合わせて組み合わせることが可能です。このほか、新しくオープンしたスポットやトレンドを紹介する「パリの最旬トピックス」、パン好きなら見逃せない「パリのパン大調査!」など、パリをとことん味わい尽くすための情報と旅のヒントが満載です。

■地球の歩き方 ガイドブック A07 パリ 2021年~2022年版
・URL: https://hon.gakken.jp/book/2080127200

※当記事は、2022年7月29日現在のものです

TEXT: 『地球の歩き方ガイドブックA07 パリ』編集担当 坂井彰代(オフィス・ギア)   
PHOTO: 伊藤智郎(オフィス・ギア)

2022年7月29日現在、国によってはいまだ観光目的の渡航が難しい状況です。『地球の歩き方 ニュース&レポート』では、近い将来に旅したい場所として世界の観光記事を発信しています。渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
旅したい場所の情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス収束後はぜひお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを心より願っています。

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地球の歩き方 ガイドブック A07 パリ&近郊の町 2021年~2022年版

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地球の歩き方編集室
定価:1,870円(税込)
発行年月: 2020年08月
判型/造本:A5変並製
頁数:500
ISBN:978-4-05-801272-7

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