【2022年8月 ギリシア 旅の最新事情】現地はコロナ前とほぼ変わらず。9月7日から日本帰国時に陰性証明書が不要に!

公開日 : 2022年09月05日
最終更新 :
観光はギリシアの主要な産業のひとつ。6~9月にベストシーズンを迎える
観光はギリシアの主要な産業のひとつ。6~9月にベストシーズンを迎える

観光立国としていち早く規制を緩和したギリシア。さまざまな株の流行で、その後たびたび規制は行われましたが、2022年8月現在、ほぼコロナ前と変わりなく旅行することができます。日本の水際対策も緩和され、世界は海外旅行再開に向けて動き出しつつあります。ギリシア渡航に関して、ビザや必要書類、フライト情報などとともに最新情報をお届けします。

ギリシアのコロナ感染状況

ギリシアのコロナ感染状況
アテネ中心部の様子。マスクをしている人の方が少ない

2022年4月頃から感染者数は減少傾向になり、段階的に制限措置が緩和されています。2022年6月1日から、地下鉄、路面電車、バス、トロリーバスといった都市型公共交通機関、病院、高齢者介護施設といった施設を除き、屋内のほとんどでマスク着用義務が解除となりました。2022年7月に感染者数は再び急増しましたが、制限措置の緩和は9月15日(木)まで継続される予定です。

2022年8月現在、アテネの町中ではマスクをしている人の姿はあまり見られません。国内においてはレストラン、バー、美術館、劇場など、訪問に規制などはなく、町はコロナ前の姿を取り戻しつつあります。

ワクチン接種状況は、8月下旬時点で2,130万回以上のワクチン接種が行われています。必要回数接種完了は763万回以上で、これは人口の71.3%以上にあたります。

ギリシアへの入国

ギリシアへの入国
観光客で賑わうモナスティラキ広場

<ビザ>
観光目的で、ギリシアを含むシェンゲン協定加盟国での総滞在日数が3ヵ月以内の滞在であればビザは不要。10年以内に発行され、シェンゲン協定域内国からの出国予定日から3か月以上の有効期間が残るパスポートが必要となります。シェンゲン協定域外から域内に入る場合は、最初に入域する国において入国審査が行われます。

<入国に関する条件>
2022年5月1日以降、ギリシア入国に際し、ワクチン接種証明書、治癒証明書または陰性結果証明書の提示義務が解除され、ほぼコロナ前と同じように入国することができます。
※変更される可能性がありますので、大使館等にて必ず最新情報をご確認ください。

<フライト情報>
ギリシアへの直行便の運航はなく、中東やヨーロッパで乗り継ぐ必要があります。ギリシアでは2022年6月1日から国際線、国内線利用時におけるマスクの着用を解除していますが(ハイリスクグループについては、マスク着用を推奨)、乗継便の航空会社によってルールが異なるので注意が必要となります。

●エミレーツ: https://www.emirates.com/jp/japanese/
●カタール航空: https://www.qatarairways.com/ja-jp/homepage.html
●エティハド航空: https://www.etihad.com/ja-jp/
●ターキッシュエアラインズ: https://www.turkishairlines.com/ja-jp/

ギリシア→日本への再入国

ギリシア→日本への再入国
アクロポリスの丘にあるエレクティオン

ギリシアからの帰国者・入国者については、ワクチン3回目接種の有無にかかわらず、入国時検査を実施せず、入国後の自宅等待機が不要になりました。ただし、出発国において出発時刻の72時間以内に発行された新型コロナウイルス検査証明書が必要となります。検査証明書は厚生労働省所定のフォーマットがありますが、必要とされる事項が記載されていれば、任意のフォーマットでも可能です。ギリシアの空港でチェックインする際に検査証明書の提示が求められますが、提示できない場合は搭乗を拒否されますので注意が必要です。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html

陰性証明書に関しては、入国前に専用アプリ「MySOS」をインストールし、陰性証明書のデータをアップロードする必要があります。搭乗便到着予定日時の6時間前までにアプリ上での事前登録(検疫手続き)を行いましょう。
※2022年7月8日から MySOSのウェブ版も利用できるようになりました。

ファストトラックについて:厚生労働省HP
https://www.hco.mhlw.go.jp/fasttrack/

2022年8月25日、新型コロナウイルス感染症に関する水際措置の見直しの詳細が公表され、2022年9月7日0:00(日本時間)以降、有効なワクチン接種証明書を保持しているすべての帰国者・入国者については、出国前72時間以内の検査証明の提出が求められなくなる予定です。

「水際対策強化に係る新たな措置(31)」
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdf2/0825_31.pdf

[2023年3月追記]
MySOSの取り扱いは、2023年1月13日をもって終了しました。日本入国のための検疫手続き(ファストトラック)は「Visit Japan Web」をご利用ください。
・URL: https://www.hco.mhlw.go.jp/

旅のバイブル「地球の歩き方」ガイドブック

古くから文明が栄えヨーロッパ文化の故郷であるギリシアには興味深い古代遺跡が数多く、またエーゲ海の島々はリゾート地として世界中の人々を魅了します。キプロスも、アフロディテ(ヴィーナス)が生まれた島としてヨーロッパの人々には人気の観光地です。そんなギリシアとキプロスの魅力を詰め込んだガイドブックです。

※当記事は、2022年9月5日現在のものです

TEXT: 『A24 地球の歩き方 ギリシアとエーゲ海の島々&キプロス 2019~2020年度版』編集担当 井脇 直希   
PHOTO: 写真協力/マリソル

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

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