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ハワイで絶対行きたい! ダイヤモンドヘッドの歩き方、徹底解説

2019年09月25日

約15万年前の火山活動で出現したダイヤモンドヘッド

ハワイの景色でまっさきに思い浮かぶのがダイヤモンドヘッドの雄姿。そして、必ず訪れてみたい場所の筆頭でもあります。ハイキング気分で気軽に登れる山ですが、季節や時間帯によって楽しみ方はいろいろ。アクセス方法から絶景スポット、おすすめの時間帯や下山後に立ち寄りたいスポットまで、とことん楽しみ尽くすダイヤモンドヘッドの歩き方をご紹介します。

ハワイの象徴、ダイヤモンドヘッドってどんな山?

その全景は、マグロが横たわっているようにも見える

ダイヤモンドヘッドの標高は232m。ハワイの象徴でありながら、意外に低いと思いませんか? しかしここにはハワイの歴史がギュッと詰まっています。約350万年前の火山活動で形成されたオアフ島では数万年前まで火山活動が続き、ダイヤモンドヘッドは約15万年前まで活動していた休火山。上空から眺めるとクレーターであることがわかり、噴火により山頂部分が吹き飛ばされて出現したものなのだとか。直径が1km近くもあるのに対し、200mあまりの高さしかないことが噴火の激しさを物語っています。

「ダイヤモンドヘッド」の名称は比較的新しく、その昔ハワイアンからは「レアヒ」(マグロの額)と呼ばれていました。海に突き出した山頂部分がマグロの額に似ているからとも、山頂から魚の群れを見つけたからともいわれ、かつては漁業の安全を祈願するヘイアウ(神殿)がクレーター内にあったのだとか。身分の高い人しか立ち入ることを許されない神聖な場所でもあったようです。

19世紀に英国の水夫たちがこの山に登り、キラキラ光る鉱物を見つけダイヤモンドと勘違いしたことから、「ダイヤモンドヒル」「ダイヤモンドヘッド」と呼ばれるようになりました。1898年にアメリカがハワイを併合した後は軍事上の要衝となり、山頂には「トーチカ」と呼ばれるコンクリートの見張り台が作られ、現在でもアメリカ軍の管轄下にあります。

ダイヤモンドヘッドへのアクセス、登り方と見どころ

ザ・バスの場合、ここで下車しクレーター内へ

ダイヤモンドヘッドがあるのはワイキキの東。ザ・バスで行く場合、クヒオ通りから「23番」に乗り、「Diamond Head State Monument」と書かれた看板があるバス停で降ります。本数が多い「2番」でも行けますが、終点がひとつ手前の「KCC(Kapiolani Community College)」となり5分くらい余計に歩くことになります。レンタカーの場合はカラカウア通りからモンサラット通り、ダイヤモンドヘッド・ロードからトンネルを抜けてクレーター内の駐車場まで車で入れます。

登山道入り口があるのはクレーターの中。入園料として1人1ドル、車の場合は1台につき5ドルをビジターセンターで払います。ここから頂上までトイレや売店はないので、飲み水を忘れず用意して行きましょう。

ビジターセンターとトイレがある建物。飲料水の調達もできる

登山道の序盤はコンクリート舗装の歩きやすい歩道。舗装が途切れたあたりからなだらかな上り坂になり、ゴツゴツとした山道がジグザグに登り始めたら眼下にホノルルの町が見えてきます。反対側に目を移せば登山道がクレーターの内側をぐるりと回っているのがわかり、15万年以上前の爆発の大きさに改めて驚かされます。

登山道の中盤になるとジグザグの山道が続く

傾斜そのものは急ではないものの、尖った岩肌がむき出しになった場所もあるので足をひねったりしないよう気をつけましょう。特に雨が降ったあとは滑りやすくなっているため注意が必要です。途中に何ヵ所かある休憩スポットのなかでも、中腹の斜面から張り出した砲台跡は景色もよく特におすすめです。

見晴らしがいい砲台跡。ここから先、少しずつ傾斜が急になる

歩き始めてから約20分、第一の関門が目の前に立ちはだかる黄色く塗られたコンクリートの階段です。ここを上りきり洞窟のようなトンネルを抜けると、さらに狭い壁に挟まれた急階段と、左側に迂回する階段の2つのルートに分かれます。視界がいいのは迂回コース。行きと帰りで別々のコースをたどるのもいいでしょう。

カハラ方面の景色を眺めながら登れる迂回コース

迂回コースがおすすめの理由は、なんといっても眺望の良さ。最後に登山道終点からコンクリートのトーチカ内をくぐり、さらに階段を20段ほど上がると360度の眺望が広がる山頂展望台。右手にはワイキキビーチと高層ホテル群、天気が良ければその先にワイアナエ山脈のなだらかな山並みが見えます。左手には大海原に横たわるクジラのようにも見えるココヘッド、さらにハナウマ湾まで見渡せることもあります。

帰りはトーチカ内のらせん階段を下りて、上りでパスした急階段を下ります。トンネルの出口が見えた瞬間に開ける視界も素晴らしいので、見落とさないでください。

山頂展望台はハワイを代表する絶景スポットのひとつ

ダイヤモンドヘッド山頂でご来光を拝むには?

山頂から望むご来光は11月~3月の冬の間だけのお楽しみ

山頂で日の出を見るのを楽しみに出かける人もいることでしょう。山頂からご来光を拝めるのは日の出時刻が6時半~7時前後になる11月~3月の冬の間だけ。公園入口のゲート開門時間が朝6時で、頂上まで約30分かかるため、日の出が早い春~秋は山頂に着く前に太陽が昇ってしまうのです。

冬の時期、ゲート前には朝5時半くらいから山頂を目指す人が集まり始め開門を待ちます。当然、あたりは真っ暗なので、懐中電灯やヘッドライトなどの灯りが必要。ザ・バスはまだ動いておらず、レンタカーやタクシーを使うことになります。または各旅行会社が催行しているオプショナルツアーを利用するのもいいでしょう。早朝の山頂付近はかなり混雑し、頂上にたどり着く前に朝日が昇ってくることもありますが、太陽が現れる瞬間の神々しい景色は途中のトレイルでも十分に楽しめます。

■月別のホノルルの日の出時刻
・URL: http://sunrise.maplogs.com/ja/honolulu_county_hi_usa.1573.html

■ホノルルの天気&服装ナビ
・URL: https://www.arukikata.co.jp/weather/9H/HNL/

登る前に知っておきたい基本情報 服装や注意点のまとめ

ビジターセンターでもらえるパンフレット。飲料水は必ず持参したい

ダイヤモンドヘッドに登るには本格的な山の装備までは必要ないものの、足元はランニングシューズ、トレッキングシューズがおすすめ。スニーカーの場合、靴底が滑りにくいものを選びます。服装はTシャツ、ショートパンツで十分。
日差しが強いので、帽子とサングラス、日焼け止めとともに飲料水も必需品です。日の出前から上り始める場合、または下山が夕刻になる場合は、懐中電灯かヘッドライトを持参します。山頂付近のトンネル内は照明がなく、昼間でも持参するほうが安心です。

クレーター内のゲート開門時間は朝6時~18時(入園は、16時30分まで)。入園料は1人1ドル、車の場合は1台につき5ドル必要です。1台に1人でも5人乗っていても、料金は変わりません。所要時間は上りが30分~45分。下りは20~30分。往復1時間~1時間半見ておけば十分です。

下山後、帰りに立ち寄りたいベスト3

土曜日の午前中に立ち寄りたいKCCファーマーズマーケット

ダイヤモンドヘッドに登るなら、涼しい早朝がおすすめ。空気も澄んでいて、山頂からの景色も午前中の方が断然、きれいに見えます。下山後はワイキキに帰る前に朝食やブランチを楽しんでみてはいかがでしょうか? 土曜日なら麓でファーマーズマーケットが開催され、ワイキキまで下るモンサラット通りには、地元の人にも人気のカフェやプレートランチ店が並んでいます。

●KCCサタデー・ファーマーズマーケット KCC Saturday Farmers’ Market
ダイヤモンドヘッド・クレーター入り口に近い、カピオラニ・コミュニティカレッジで土曜日の午前中に開かれるファーマーズマーケット。オアフ島内で最大規模を誇り、ファーマーズマーケット人気の火付け役ともいえる存在です。野菜や果物を生産者が直接販売するほか、その場で食べられるプレートランチ、飲み物、スイーツの種類も豊富。ハチミツ、ジャム、コーヒーなどのお土産も見つかります。
・URL: https://www.kapiolani.hawaii.edu/project/farmers-market/

プレートランチが人気のダイヤモンドヘッド・マーケット&グリル

●ダイヤモンドヘッド・マーケット&グリル Diamond Head Market & Grill
地元の人にも人気のプレートランチ店。ベーカリーで販売するスコーンも、お土産用に箱買いする人がいるほどの人気。店内のデリではサラダ、パスタ、中華風のお弁当を販売し、店内のレンジで温めて食べられます。
・URL: http://www.diamondheadmarket.com/

カピオラニ公園が近く、テイクアウトして食べるのがおすすめ

●ボガーツ・カフェ Bogarts Café
看板メニューのアサイボウルをはじめ、パンケーキやオムレツ、エッグベネディクト、フライドライスなど、ヘルシー系からがっつり系までメニューが豊富。テイクアウトしてカピオラニ公園のベンチで食べるのもいい。
・URL: https://bogartscafe.webs.com/

まとめ

山麓に広がるカピオラニ公園からは、その全景を眺められる

ハワイ滞在中、目にすることが多いダイヤモンドヘッド。ビーチからただ眺めているだけではもったいない。自分の足で歩いて上って、ぜひその絶景を楽しんでみてください。山頂からは冬はご来光とともに、運が良ければ沖を泳ぐクジラの姿が見えることもあります。一度、登ったことがある人も、再び訪れてみてはいかがでしょうか。


TEXT: 永田さち子(『ハワイを歩いて楽しむ本』著者)
PHOTO: 宮澤 拓

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地球の歩き方編集室
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判型/造本:A5変並製
頁数:564
ISBN:978-4-478-82330-9

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