“香港のスカイライン”を堪能できる最新おすすめスポット5選

公開日 : 2020年10月07日
最終更新 :
西九龍文化地区アートパーク
西九龍文化地区アートパーク

世界的に有名な香港のスカイライン(海や山や建物と、空との境界線)を見に、世界中から毎年何百万人もの観光客が訪れます。香港といえばビクトリア・ピークやスターフェリーが有名ですが、常に進化し来訪者の目を楽しませるのがウオーターフロント。今回は地元の人々に人気のある、香港政府観光局がおすすめするとっておきの最新スポット5ヵ所を紹介します。 いつもとは違う角度から香港を楽しみ、自分だけの思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

【はじめに】2020年10月5日現在、観光目的の海外渡航は難しい状況です。『地球の歩き方ニュース&レポート』では、昨今の世界情勢をふまえ観光地情報の発信を抑制してきました。しかし、2020年5月31日で「期間限定の電子書籍読み放題サービス」が終了したこともあり「近い将来に旅したい場所」として、世界の現地観光記事の発信を2020年6月以降、再開することにいたしました。

世界各地のまだ行ったことのない、あるいは再び訪れたい旅先の詳しい情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス禍収束後は、ぜひ旅にお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを、心より願っています。

香港芸術館(Hong Kong Museum of Art)

 香港芸術館(Hong Kong Museum of Art)
香港のアートシーンに戻ってきた 香港芸術館

チムサアチョイ(尖沙咀)のウオーターフロントでひときわ目を引く場所にある「香港芸術館(HKMoA)」。全面改修を終え、2019年の年末にリニューアルオープンしました。世界各地から集められた名品を鑑賞できるほか、窓からは270度のパノラマを見渡すことができます。

併設のカフェ「INK」
併設のカフェ「INK」

対岸には、貝聿銘(イオ・ミン・ペイ)設計の中国銀行タワー、李華武(Remo Riva)によるエクスチェンジスクエア、ノーマン・フォスター設計の香港上海銀行(HSBC)、香港本店ビル、そしてシーザー・ペリ設計の國際金融中心二期(Two International Finance Centre)などのビルが建ち並びます。世界の一流建築家による個性豊かな建築を鑑賞するにも最適のスポットです。

■香港芸術館(Hong Kong Museum of Art)
・URL: https://hk.art.museum/en_US/web/ma/home.html

西九龍文化地区アートパーク(West Kowloon Cultural District Art Park)

西九龍文化地区アートパーク(West Kowloon Cultural District Art Park)
気持ちのいい遊歩道

ビクトリア・ハーバーを望む広大な緑地に位置する「西九龍文化地区アートパーク」。風に吹かれながらピクニックを楽しんだり、海辺に沿った長い遊歩道で散策を楽しんだりすることができます。カフェやバーもあるので観光の休憩にもぴったりです。
公園の周辺には、近年新たに九龍のスカイラインに加わった最先端の高層ビルがあります。広深港高速鉄道の西九龍駅や戯曲センターのユニークな建築も見逃せません。また、現代美術館のM+ Pavilionやパフォーミングアート会場であるFREESPACEなど、芸術関連の施設の開発も進んでいます。

■西九龍文化地区アートパーク(West Kowloon Cultural District Art Park)
・URL: https://www.westkowloon.hk/en/artpark

K11 Musea

K11 Musea
クリエイティブな商業施設

“A Muse by the Sea(海辺のミューズ)”というコンセプトから命名された「K11 Musea」は、香港でショッピングとアートを同時に楽しむのに最適な場所です。建築とインテリアは、香港内外のさまざまな建築家やデザイナー、職人によるもので、堂々としていながらもエレガントなたたずまいは新時代の店舗建築を象徴しています。
写真を撮るのであれば、「オペラシアター」や球状の多機能クリエイティブ・スペース「ゴールドボール」、「ボヘミアンガーデン」などは外せません。ハーバーを眺めながらショッピングを心ゆくまで楽しんだり、眺めのいいカフェやレストラン、ルーフトップガーデンでひと休みするのもいいでしょう。

■K11 Musea
・URL: https://www.k11musea.com

サイワンホー(西湾河)からクントン(觀塘)までのフェリー

サイワンホー(西湾河)からクントン(觀塘)までのフェリー
趣のあるフェリー

チムサアチョイからのスターフェリーは観光客にもよく知られていますが、ほかにもビクトリア・ハーバーをゆっくりと渡るフェリールートがいくつかあります。
ビクトリア・ハーバーの東側にあるサイワンホー(西湾河)とクントン(觀塘)を結ぶのは、レトロな雰囲気の木造フェリー。船にゆられながら、新たなビジネスエリアとなった九龍の東側地区の変化を見ることができます。クントンの小さな町工場が次第に姿を消し、代わって巨大な高層ビルが出現。かつてのカイタック空港の滑走路として使われていた場所には現在、世界トップクラスのクルーズ施設「カイタッククルーズターミナル」の堂々たる建物が朝日を浴びてまばゆいばかりに輝いています。
晴れた日には遠くにある中心部のビジネス街までも見渡せ、まったく違う視点から香港のハーバーを眺めることができます。

■珊瑚海船務のフェリー
・URL: http://vps.coralseaferryservice.com.hk/en/home/

アベニュー・オブ・スターズ

アベニュー・オブ・スターズ
映画好きにはたまらない通り

香港のスカイラインを象徴するのは、最近改修工事を終えたばかりのチムサアチョイの「アベニュー・オブ・スターズ」からの眺めでしょう。九龍半島の海岸沿いの一角を占めるこの場所は、夜明けから夕暮れまでビクトリア・ハーバーのあらゆる風景を堪能できるベストスポットになっています。特に注目なのが、ハーバーの西側に沈む夕日の景色です。
現在は手すりに埋め込まれている映画スターたちの手形越しに、彼らのすばらしい映画作品の数々を思い浮かべることができるかもしれません。暗くなってきたら、新しく扇型にデザインされた屋根の下のベンチに座って休みながら、対岸のワンチャイ(湾仔)のビル群から放たれる光を見ましょう。きっと心を奪われるに違いありません。

■アベニュー・オブ・スターズ
・URL: https://www.avenueofstars.com.hk/en/

■香港政府観光局
・URL: https://www.discoverhongkong.com/jp/index.html

近い未来の香港旅行の計画に、スカイラインを望む新スポットを加えてみてはいかがですか。

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※当記事は、2020年10月5日現在のものです

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
2020年10月5日現在、香港への日本からの観光目的の渡航はできません。渡航についての最新情報、情報の詳細は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

筆者

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