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飛騨古川駅周辺の町歩きとディープな体験(岐阜県飛騨市)

2018年04月18日

美しい白壁土蔵の町並み

岐阜県飛騨市は2004年に古川町、河合村、宮川村、神岡町の2町2村が合併して誕生した広大な面積を有する自治体です。広大な面積を誇る飛騨市ですが、飛騨古川駅周辺は観光スポットがコンパクトにまとまっていて、町歩きがしやすいのです。飛騨市の中心駅・飛騨古川駅周辺では「古川祭」が毎年4月19日・20日に繰り広げられ、期間中に多くの観光客が訪れます。また、2016年8月に公開された映画『君の名は。』の「舞台」といわれるスポットが駅周辺に点在していて、多くの映画ファンが訪れています。町の中心部の道路横に小さな用水路があって、コイが悠然と泳ぐ清らかな流れがある白壁土蔵の町並みが美しく、フォトジェニックなスポットがたくさんあります。また、日本酒の酒蔵見学や市内で採れる薬草でお茶や食品を作る教室などを体験すれば、地元の方々との交流を通じて、より深く飛騨市を知ることができることでしょう。飛騨古川駅周辺のおすすめのスポット・体験を厳選して紹介します。

大迫力の「古川祭」をバーチャル体験!

飛騨古川まつり会館は外せないスポット

飛騨古川まつり会館は例年4月19日・20日に行われ、多くの観光客が訪れる古川祭の神輿・祭屋台の展示と、祭りを迫力のサラウンドと映像で体験できる施設です。館内に入ると、絢爛豪華な古川祭の屋台3台と神輿の展示に圧倒されます。

大迫力の神輿・屋台の展示
古川祭をバーチャル体感

館内の「4Kシアターホール」は、高精細な映像と迫力のサラウンドで「起し太鼓」をはじめ古川祭の迫力を感じることができます。この映像を見て、実際の祭りに訪れたいと飛騨市への再訪を誓うのでありました。上映は、毎時20分間隔で行われます。

【関連記事】岐阜県飛騨市で400年の伝統を繋ぐ「古川祭(ふるかわまつり)」がいよいよ開幕!('18/3/23公開)も要チェック!

■飛騨古川まつり会館
・住所: 〒509-4234 岐阜県飛騨市古川町壱之町14-5
・URL: http://www.okosidaiko.com/

映画『君の名は。』の「舞台」巡り!

気多若宮神社の鳥居

映画『君の名は。』の「舞台」といわれる場所が飛騨古川駅周辺に点在しています。「古川祭」で神輿の出発・帰着点でもある「気多(けた)若宮神社」を紹介します。まずは、この画像を見れば、ファンの方ならお分かりでしょう。

あのシーンの舞台が目の前に
気多若宮神社の境内

気多若宮神社は、平安時代に創建されたという歴史ある神社です。古川祭は、この神社の例祭として執り行われるものなのです。神社は飛騨古川駅から徒歩で約15分の市街地を見下ろす高台にあります。

■気多若宮神社
・住所: 〒509-4212 岐阜県飛騨市古川町上気多1297

飛騨古川駅には3つの「舞台」が
列車の発着時刻を事前に確認したい

飛騨古川駅には3つの「舞台」があります。駅の改札口の外にあり、線路を渡る跨線橋です。

映画と同じ、2番線に特急「ワイドビューひだ」号が到着するシーンをカメラに収めることはできませんが(2番線に発着する特急列車がない)、写真撮影がしやすいように跨線橋の窓枠の間隔を大きくしたり、背が低くても大丈夫なように「お立ち台」も設置されています。さらに改札口付近やタクシー乗り場など、ファンならうれしくなる「舞台」があります。

飛騨古川駅の改札口
駅のタクシー乗り場も
駅から徒歩圏内の図書館も映画の「舞台」

酒蔵巡りで飛騨市の日本酒を楽しもう!

冬の期間、水路のコイは凍結防止のため他へ移動に

飛騨市は日本酒の醸造が盛んです。飛騨市の日本酒がおいしい理由は、清らかでおいい水と北アルプスにはぐくまれた豊潤な土壌とミネラル豊富な雪融け水で育った「ひだほまれ」という米にあるといいます。日本酒好きにはたまらない、おすすめの市内の酒蔵を2軒紹介します。

楽しくておいしい酒蔵・渡辺酒造店

歴史を感じさせる外観
お酒の試飲だけではなく、オリジナルスイーツの試食も

渡辺酒造店は1870(明治3)年に酒造りをはじめ、代表的な銘柄のひとつ「蓬莱 小町桜」が、世界的に最も権威ある品評会といわれる「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」で、最高金賞である「グレート・バリュー・アワード」を受賞するなど数々の受賞歴を誇る酒蔵です。

こだわりの製法での酒造りはもちろん、先進的で楽しい取り組みなども行っています。にごり酒(どぶろく)の名称に「一番にごり」、搾りたての純米酒を6ヵ月間ほど貯蔵庫の暗闇で熟成させた原酒を「無修正の酒」と命名するなど面白いネーミングの商品があります。ほかには「超ドS」「ガリガリ氷原酒」などの商品も。さらに、大吟醸のケーキを商品化し、好評を得ているとのこと。

渡辺酒造店のホームページは、見ているだけで楽しい商品やキャンペーンなどが紹介されていますので、事前に確認のうえで訪問することをおすすめします。なお、酒蔵見学(無料)は、5日前までに予約が必要とのこと。

■渡辺酒造店
・住所: 〒509-4234 岐阜県飛騨市古川町壱之町7-7
・URL: http://www.sake-hourai.co.jp/

300年の伝統を誇る酒蔵・蒲酒造場

「白真弓」が代表銘柄
さまざまな銘柄を試飲できる

蒲(かば)酒造場は1704(宝永元)年に創業したという歴史ある蔵元です。数々の品評会で、金賞などの受賞暦を誇る代表的な銘柄が「白真弓」です。地元産の米「ひだほまれ」や「山田錦」を贅沢に使い、時間をかけて仕込んでいるといいます。大吟醸や純米吟醸は、華やかな香りと体に溶け込む淡雪のような柔らかな口当たりと評判なのだとか。

また、「元気で勇ましく頼もしい」飛騨古川人の気質を表す「古川やんちゃ」を彷彿とさせるネーミングの「飛騨乃やんちゃ酒」や純米スパークリングの日本酒「Janpan」など伝統に囚われない新商品もあります。

■蒲酒造場場
・住所: 〒509-4234 岐阜県飛騨市古川町壱之町6-6
・URL: http://www.yancha.com/

飛騨市は薬草の宝庫って知ってました!?

歴史ある佇まいの料理旅館「蕪水亭」

飛騨市は昔から漢方薬や民間薬などに用いられてきた薬草が多数生息していることから薬草を活用した町づくりがはじめられています。薬草の生息数は250以上で、ほかのエリアと比較しても群を抜くレベルなのだとか。

飛騨市の薬草を使い、料理や「ハーブティー」として味わうための教室が飛騨市内の「料理旅館 蕪水亭」で行われています。宿の主人・北平嗣二さんは、NPO法人「薬草で飛騨を元気にする会」の代表でもあるといいます。

蕪水亭で今回体験したプログラムは、「葛の花を使った『丸薬』作り」と女将が主催する「ティーセレモニー」です。

蜂蜜の量を間違えると丸く固まらない

(画像左上)葛の花の粉に蜂蜜を混ぜて・・・
(画像右上)やさしく指導してくれる主人の北平嗣二さん
(画像左下)手袋をして「丸薬」風に整形
(画像右下)冷蔵庫で保存すれば、長持ち

葛は「葛粉」や漢方薬が根から作られることは広く知られていますが、今回の体験では、花を使います。花を乾燥させて粉にしたものを蜂蜜で練っていき、「丸薬」風にしていくというものです。

時代劇でもおなじみの水戸黄門(徳川光圀)は、葛の花で作った丸薬を愛用していたとか。葛の花には、肝臓の新陳代謝を促進する働きがあるなど、その効用が『救民妙薬』という光圀が水戸藩医に命じて編纂させた本にも紹介されているといいます。でき上がった「丸薬」は、やや苦味がありますが、水で錠剤のように飲み込んでしまえば、気にならないでしょう。土産物として持ち帰ることができます。

女将主催の「ティーセレモニー」

(画像左上)13種類の薬草から好みのものをチョイス
(画像右上)薬草をスプーンに1杯ずつ取り・・・
(画像左下)オリジナルのハーブティーが完成
(画像右下)主人お手製のシフォンケーキとともに

つづいて、女将主催の「ティーセレモニー」では飛騨市で採れた13種類の薬草が並べられ、オリジナルの「ハーブティー」をつくる体験ができます。参加者は、その日の体調や好みに合わせて、13種類の薬草の中から最大4種類をブレンドし、実際に味わうことができます。筆者は、以下を選びました。

・ヨモギ【腰痛、冷え性、貧血】
・イノコヅチ【関節痛、足腰の痛み】
・クロモジ【リラックス】
・スギナ【薬効を高める、膀胱炎】
※上記【 】内は、崇城大学村上光太郎元教授の著書によります。

主人特製の薬草を使ったシフォンケーキとともに、オリジナルのハーブティーで勉強しながらの優雅なティータイムとなりました。

館内も風格のある佇まい

蕪水亭では薬草を使った体験教室はもちろん、宿泊者への料理にも地元の薬草を活用しているのだとか。明治3年に創業し、作家・池波正太郎なども愛したという旅館で、飛騨市の薬草を体感してみませんか。

■料理旅館 蕪水亭
・住所: 〒509-4241 岐阜県飛騨市古川町向町3-8-1
・URL: http://www.busuitei.co.jp/

飛騨市では今回紹介した以外にもディープな体験プログラムや観光スポットがたくさんあります。事前に勉強して訪問すると、さらに楽しい滞在になるでしょう。見どころ満載の飛騨市に出かけてみませんか。

■飛騨市公式観光サイト「飛騨の旅」
・URL: https://www.hida-kankou.jp/

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